【2021年2月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!
今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です(五十音順)。
- 京都GROWLY 店長:安齋智輝
- Live House nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
LEEVE ROSELYN
去年突如現れた本物を感じる3ピースロックバンド。
漆黒という言葉がマッチする。グランジやサイケデリックサウンドの印象も与えつつ、神髄は根本にあるガレージロックの感覚。表面だけではなく楽曲の骨格レベルですべてが美しく歪んでいる。電子音やスケール感といった無駄な肉付けがなく、ジリジリとざらついたカタルシスが深みあるサウンドスケープとなる様は圧巻。まじでかっこいい。
例えるならThe Cure、The Dandy Warhols、Black Rebel Motorcycle Clubのようなダークでモノトーンなのにポップな遺伝子を引き継ぐヴェルヴェッツエフェクトな彼ら、2021年大期待バンドです。
INFORMATION
Youtubeチャンネル |
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The Slumbers出演イベント:No Fun presents ''不時奏''
日時 | 2021年3月1日(月) OPEN 17:30 / START 18:00 |
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会場 | |
出演 | No Fun / LEEVE ROSELYN |
料金 | 前売 1,500円 / 当日2,000円(+1Drink) |
詳細 | ※配信は無し |
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
京都GROWLYは2020年6月1日よりイベントが再開しています。2020年7月に入り、開催への注意事項も更新されていますので、下記をご参照ください。 最新情報は京都GROWLYのSNSやHPでご確認ください。
【ガイドライン更新】
本日9/4より一部更新致します。ご来場/ご出演予定の方はご一読お願いします。
・電話番号の聞き取りを廃止、京都市新型コロナあんしん追跡システムの導入(QRコード読み取り→メールアドレス登録)
・1〜2マン時のキャパ変更
出演希望お待ちしております!#ライブハウス再開 pic.twitter.com/aiwBs6TOEE
— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) September 4, 2020
Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト
SEVENTEEN AGAiN
関東を拠点に活動する3ピース・パンクバンド。ロマンチックな言葉遣いを広がりのあるメロディに載せ、タイトなビートとかき鳴らされるギターでもって「うた」を響かすとてもかっこいいバンド。
ここ数年毎年何かしらのタイミングでnanoには出演してもらっているが、実は10年以上前にも一度出演したことがある。その時nanoとしても所謂パンクのアティチュードを包括しきれず、そのトラッシュなステージングに冷々するだけで終わってしまった。時が経ち僕のマインドはどんどん「パンク」というものに傾倒、それを鳴らすための音的なもの含めマイナーチェンジを繰り返し、それと惹かれ合うように全国からそのアティチュードを持ったバンドが集まってくれるようになったと思う。
そのうちの一つがSEVENTEEN AGAiNだ。ミュージシャン連中にもファンは多く、関西ではナードマグネットの須田やハンブレッダーズの六室、THE FULL TEENZの伊藤とかがそう。いつかのナノボロフェスタのフロアで4人並んで両拳を突き上げてシングアロングした瞬間はいい思い出だ。
僕は「うた」と「でかい音」と「速いビート」がたまらなく好物だ。そしてそれら全てを全身全霊で鳴らしきってくれるSEVENTEEN AGAiN。パンクのアティチュードを掲げた、僕が愛してやまないバンドは様々いるが、彼らの音楽が最もツボに嵌る気がする。
熱量による多幸感。
それに塗れるフロアが再び。
17周年月間の第1話に、その数字にちなんで絶対に呼びたかったんだ。
ほとんど飛んだ16周年のリベンジを果たすための始まりのファンファーレを高らかに響かせたい。
INFORMATION
公式サイト | |
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SEVENTEEN AGAiN出演イベント:ナノ17周年月間 第1話 『スタートダッシュ!!』
日時 | 2021年2月28日(日) OPEN 16:30 / START17:00 ※状況によっては変更になる場合があります |
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出演 | SEVENTEEN AGAiN / And Summer Club / メシアと人人 |
料金 | 前売 2,500円 / 当日 3,000円(+1Drink 500円) |
土龍
こんにちは。
土龍(もぐら)です。
京都生まれの京都育ち。
受験戦争の申し子を経て、めでたく京都大学入学。
でも何を間違ったか8年間在籍。
大学生活のほぼ全ては、大学構内より焼き鳥「どん」かライブハウスで過ごす。
やってきたチャンスに上手いこと乗っかって現在は、京都市中京区は二条城の近くの「livehouse nano」(http://livehouse-nano.com/)の店長。
自身の音楽活動としてはライブハウスの経営以外にも、京都の秋のロックフェスティバル「ボロフェスタ」主催チームの1人であったり、仲間のバンドにひょこっと参加してアルトサックスをご機嫌にブロウしたり。
またライブイベントの司会を務めることも多く、京都のライブイベントで司会者といえば「土龍」だろうと勝手に思ってたり。主催している「ボロフェスタ」でももちろん名物司会者として名を馳せてたりそうでもなかったり。
派手好きの単純思考。
関西屈指のパーティピープル。
土龍のいるフロアは華やぐとかそうでもないとか。
あ、あと2人の娘の父親。
Live House nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中!
Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を!
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WRITER
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昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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