【2021年3月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ？」
「かっこいいバンドはいるの？」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載！
今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です（五十音順）。
- 京都GROWLY 店長：安齋智輝
- Live House nano 店長：土龍
京都GROWLY 店長：安齋智輝の注目アーティスト
Jose
今日紹介させてもらうバンドはJose。ホセと読みます。まだ出会ったばかりでライブも２回しか見れてませんが、とても気になるバンドです。滋賀、京都のメンバーからなる４人組で学生。
Twitterでなんとなく動画を見て、良い感じのギターリフが倍速展開する曲で、「おーこんな感じのアプローチって懐かしいなぁ歌もエレカシみたいだなぁ」と思ってたところ、偶然にも併設のスタジオを使ってくれて出演したいと言いに来てくれて。
GROWLYへの出演は去年の11月でまだライブ始めたてでしたかね、妙に礼儀正しくメンバー固まってウロウロしていたのを覚えています。
そしてライブ、すげー豹変！（笑）
その堂々たるやトムヨークのように入り込み白目を向きながら歌い上げる覇気にグッときてしまった。丁寧に作られた楽曲がパッションによって壊れまた構築されを繰り返し（アクション部分ではない）、生真面目な様からビビッドな粒子がピョンピョン出てくるのが見えました。
まだまだ小さい種ではあると思いますが、そこからくそでっかい芽が出てきそうでワクワクです。
Jose出演イベント： 【GROWLY 9th Anniversary!!】 "踵"
| 日時 | 2021年4月7日（水） OPEN / START：TBA |
|---|---|
| 会場 | |
| 出演 | Noranekoguts / pleetz / Jose / and more.. |
| 料金 | 前売 2,000円 / 当日2,500円（+1Drink） |
| 詳細 |
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
【重要なお知らせ】
GROWLYでは3/1〜14の期間、
全てのイベント/バー営業におきまして、「酒類の提供20時まで」
「21時閉店」
と致します。各イベントで時間を調整中です。
確定次第、個別のツイート・GROWLYのHPでご確認の上ご来場ください。https://t.co/IjGbRit5yD pic.twitter.com/YN54j1gkon
— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) February 27, 2021
Live House nano 店長：土龍の注目アーティスト
Amsterdamned
大阪の３ピースバンド。男くさい酔いどれ３人組。90年代のUSのグランジやオルタナティブの空気をまといつつ、フィッシュマンズのようなダブテイストのあるロマンチシズムもその武器の一つ。
出演するようになったのは2年ほど前？ASAYAKE 01の企画だったはず。多数出演者は決定していたにも関わらず「アムスが好きすぎて」と最終的に追加されたのが彼らだった。その頃から周囲のミュージシャンたちから「アムス」というワードは頻繁に聞いていた。その「アムス」のnano初出演のステージを観てこうツイートしたのを憶えている。
「Amsterdamned、聞きしに勝るな」
90年代USオルタナを彷彿とさせる広がりと圧のある歪んだギターに乗るアンニュイな歌声、それを支える太いベースと粒の揃ったドラミングによるビート、ダブワイズが良く似合うメロウなバラード、レイドバックするスネア、そしてソングライター・タキグチの夢がちでロマンチックな言葉たちに惚れてしまった。
音による説得力と人間の感情というインダストリアルな要素とオーガニックな要素が見事に合わさった音楽たちに、周囲のミュージシャンが「アムス」を口々に評価する理由を理解させられた。
その音の中ではもうダンスをするしかなくなるし、その言葉たちは一緒に唄うことで口にしたくなるし、つまりフロアを巻き込むパーティー感をステージからリリースしてくれる心強いバンド。それがAmsterdamned。
ぜひライブではお酒を片手に思うさま揺れて欲しい。
こぼれたら、まあ、床はこっちで拭くよ。
INFORMATION
Amsterdamned出演イベント：17周年第23話 『高山流水』
| 日時 | 2021年3月25日（木） OPEN 18:30 / START19:00 ※状況によっては変更になる場合があります |
|---|---|
| 出演 | Amsterdamned / No Fun |
| 料金 | 前売 2,000円 / 当日 2,500円（+１Drink 500円） |
土龍
こんにちは。
土龍（もぐら）です。
京都生まれの京都育ち。
受験戦争の申し子を経て、めでたく京都大学入学。
でも何を間違ったか8年間在籍。
大学生活のほぼ全ては、大学構内より焼き鳥「どん」かライブハウスで過ごす。
やってきたチャンスに上手いこと乗っかって現在は、京都市中京区は二条城の近くの「livehouse nano」(http://livehouse-nano.com/)の店長。
自身の音楽活動としてはライブハウスの経営以外にも、京都の秋のロックフェスティバル「ボロフェスタ」主催チームの1人であったり、仲間のバンドにひょこっと参加してアルトサックスをご機嫌にブロウしたり。
またライブイベントの司会を務めることも多く、京都のライブイベントで司会者といえば「土龍」だろうと勝手に思ってたり。主催している「ボロフェスタ」でももちろん名物司会者として名を馳せてたりそうでもなかったり。
派手好きの単純思考。
関西屈指のパーティピープル。
土龍のいるフロアは華やぐとかそうでもないとか。
あ、あと2人の娘の父親。
Live House nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中！
Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を！
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WRITER
- フォトグラファー
-
昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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