【2020年6月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!
今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です(五十音順)。
- 京都GROWLY 店長:安齋智輝
- Live House nano 店長:土龍
※今月LIVE HOUSE DEWEYのレコメンドはお休みとさせていただきます。ご了承くださいませ。
LIVE HOUSE DEWEYでは無観客配信ライブを実施中。詳細はスケジュールにてご確認ください。
※これまでご寄稿いただいていた、VOX HALLは2020年4月末での閉店が決定いたしました。これまでの感謝を申し上げるとともに、新天地での再開を待ち望みながら、この連載を続けてまいります。現在VOX HALLでは再出発を目指しグッズ販売を実施中です。こちらもぜひご覧ください。→VOX HALL WEB SHOP
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
Pines.
京都で結成。4人体制から5人体制に変貌するまさにその時にコロナ渦へ……!3月に1st E.P『blanket』をリリースしました。
https://linkco.re/T51y1Vcc
MVはまだありません。情報は少ないながらも確実に見る人を虜にするノスタルジーなインディーロックバンドです。
コビー(Vo)の澄んだ声に乗せて、羅針盤や渚にてにも通じるなんていうんですかね、エコー感?と脱力感?に突拍子なく現れる違和感も備えていて、それがブルージーではなくあくまで飄々とライトに表現される様が秀逸。いいバンドだなぁ、と見るたびに思い、なぜか懐かしさに涙腺が緩んでしまいます。
これまでドラムだった安東 (fr.the McFaddin)がシンセへの転向を遂げ、これからの変化がとても楽しみです。「いつかGROWLYに1000人入れますよ!」と言ってくれたその言葉を僕は忘れません。入らないけど!
先日のライブ映像チョイ見せします✌︎✌︎✌︎
"blanket"
Live at Kyoto Growly pic.twitter.com/V0VQbB8IaI
— Pines. (@pines_kyoto) August 15, 2019
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
京都GROWLYは2020年6月1日よりイベントが再開されます。
詳細は京都GROWLYのSNSやHPでご確認ください。
【6/1以降のイベント再開に関するお知らせ】
京都府はライブハウスも休業要請解除されました。
解除に伴い、GROWLYでは以下の対策を講じ、
集客・配信を並行しながら徐々にイベント再開していく方針です。追加/変更はその都度開示します。
出演希望・相談お待ちしております!#ライブハウス再開 pic.twitter.com/9Blhc745yA
— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) May 28, 2020
Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト
三好真弘
京都を中心に活動するシンガーソングライター。
アコースティックギターを弾きながら歌を唄う所謂シンプルな弾き語り。ギターも特別な技術を披露するわけでもなければ、声量がやばいとかの話でもなく、とにかく形としては普通の弾き語り。
でも、なんだろう。
三好のライブは忘れられない。声なのかな?いや、確かに少しハイトーン気味の声に癖がないわけではないが、そういう意味では珍しくない。メロディラインが特にキャッチーかというとそういうわけでもない。
で、気付いた。
三好はとにかく自由である。
演奏される曲は完全に三好のタイム感で演奏され、この音楽はこのタイプだななんてカテゴライズができない。ビートや間が全て三好の呼吸に従ってのものなので捉え所がない。
そしてその呼吸に沿って吐かれる息に乗って口から発せられる言葉たちがまた自由だ。言葉のチョイスはもちろん、描写する風景の切り取り方も三好でしかない。そこにまつわる感情だって予想できる「そのもの」なものよりそこから派生したこちらが思いもよらない気持ちを唄ったりする。「そこ!?」みたいな。
三好真弘という人間が、人に伝えようとしてるのかそうでないのかわからないくらい、自分の日常の延長をそのままステージにもってきたような、そんな生活の一部、それが三好真弘のライブであり、彼の音楽。
1人の人間の生活、そりゃあカテゴライズなんてできるはずがない。
土龍
こんにちは。
土龍(もぐら)です。
京都生まれの京都育ち。
受験戦争の申し子を経て、めでたく京都大学入学。
でも何を間違ったか8年間在籍。
大学生活のほぼ全ては、大学構内より焼き鳥「どん」かライブハウスで過ごす。
やってきたチャンスに上手いこと乗っかって現在は、京都市中京区は二条城の近くの「livehouse nano」(http://livehouse-nano.com/)の店長。
自身の音楽活動としてはライブハウスの経営以外にも、京都の秋のロックフェスティバル「ボロフェスタ」主催チームの1人であったり、仲間のバンドにひょこっと参加してアルトサックスをご機嫌にブロウしたり。
またライブイベントの司会を務めることも多く、京都のライブイベントで司会者といえば「土龍」だろうと勝手に思ってたり。主催している「ボロフェスタ」でももちろん名物司会者として名を馳せてたりそうでもなかったり。
派手好きの単純思考。
関西屈指のパーティピープル。
土龍のいるフロアは華やぐとかそうでもないとか。
あ、あと2人の娘の父親。
Live House nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中!
Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を!
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WRITER
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昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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