ジョナス・メカス写真展 『Frozen Film Frames』
上映機会の少ない傑作映画を発掘し、広めることを目的とした上映会『肌蹴る光線 ―あたらしい映画― 』。第4回目となる今回のイベントでは、2019年1月23日、惜しまれつつこの世を去ったジョナス・メカス監督による2作『Sleepless Nights Stories』(2011年・114分)、『幸せな人生からの拾遺集』(2012年・68分)を上映するとともに、誠光社にてジョナス・メカス写真展が開催されます。
『肌蹴る光線 ―あたらしい映画― 』はアップリンク渋谷を拠点に洋邦、制作年などを問わない柔軟な選定を目指し、季節に1回のペースで行われているイベントです。第1回にはビー・ガン監督(中国)による『凱里ブルース』を、第2回は清原惟監督(日本)による『暁の石』『ひとつのバガテル』を、第3回はテレンス・ナンス監督(アメリカ)による『あまりにも単純化しすぎた彼女の美』を、それぞれ東京と京都で上映しました。
anthology film archivesの資金集めのために制作され始めたジョナス・メカスの写真作品は、彼の映画のコマをチバクロームという現像方法で焼き付けたもので、3〜4コマのイメージが連なるようにして1つの作品となっています。過去にはアニエス・ベーが経営する画廊にて『静止した映画、祝福』という題で展示されたのち世界を回り、東京都写真美術館でも1996年から97年にかけて『ジョナス・メカス作品展/静止した映画フィルム』という展示が開催されました。
今回京都で展示する作品は、ポートレイトに焦点をあてた8点です。展示するすべての作品は購入可能となります。なお、3月9日と30日には、メカスの近作『Sleepless Nights Stories』と『幸せな人生からの拾遺集』も1回ずつ上映予定です。ぜひこの機会にジョナス・メカスの世界をご堪能ください。
日時 | 2019年3月1日(金)~15日(金) 時間:10:00-20:00(最終日・イベント開催日は18時まで)
定休日:無休
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場所 | 誠光社 京都市上京区中町通丸太町上ル俵屋町437(京阪「神宮丸太町」駅から徒歩3分) |
企画者 | 井戸沼紀美
1992年生まれ、都内在住。明治学院大学卒。これまでに手掛けたイベントに『ジョナス・メカスとその日々をみつめて』(2014年)、『ジョナス・メカス写真展+上映会』(2015年)がある。
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HP |
WRITER
- 岡安 いつ美
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昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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EDITOR
- 堤 大樹
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26歳で自我が芽生え、とうとう10歳に。「関西にこんなメディアがあればいいのに」でANTENNAをスタート。2021年からはPORTLA/OUT OF SIGHT!!!の編集長を務める。最近ようやく自分が持てる荷物の量を自覚した。自身のバンドAmia CalvaではGt/Voを担当。
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