『現代写真アート原論』出版記念トーク 大阪の巻~This is a journey into photo~
若手アーティストの発掘や長年実践的にギャラリーを運営して一線で活動する編集者・クリエイティブディレクターの後藤繁雄による書籍『現代写真アート原論』(港千尋、深川雅文共著)の発刊を記念したトークイベントが大阪で開催される。
トークテーマは『現代写真アートのRe-mixとアップデート』とし、対談相手にはアーティストの水木塁を迎え3時間のロングトークセッションを展開する。
書籍情報
現代写真アート原論
「コンテンポラリーアートとしての写真」の進化形へ
後藤繁雄、港千尋、深川雅文=編
定価:2000円+税/248ページ/四六判変形・並製
インスタグラムの時代の現代写真アートとは何か?
デジタル化以降、「真」を写す=写真という従来の概念が大きな変化を見せるいま、現代アートとしての写真の新しい「原論」を提示する。
銀板を用いた撮影法により写真が誕生してから180年──いまや誰もがスマートフォンで日常的に簡単に「撮影」でき、それを加工し、インスタグラムをはじめとするSNSで世界中に発信でき、インターネット上には無数の写真データが存在する時代となった。デジタル化し遍在化した「写真」には大きなパラダイムシフトが起こっている。
グローバル資本主義のなかで流動化するコンテンポラリーアートの世界でも、「写真アート」は存在感を増し、一点数億円で落札されるプリントからインスタレーションやプロジェクション、ポストメディウムの作家まで、新しく多様な才能が活躍している。コンピュータ・サイエンスやネット・テクノロジーの大きな変化に晒される社会で、いかに一枚の写真がアートとしての価値を生成するのか──本書は「現代写真アート」の世界をめぐる羅針盤となるだろう。
写真そのもののメディアとしての起源を問い、写真の概念の再定義を試みるとともに、現代アートとしての写真の可能性を問う、待望の一冊。
引用:http://filmart.co.jp/books/composite_art/contemporary_photo_art/
出演者プロフィール
後藤繁雄(ごとう・しげお)
編集者、クリエイティブディレクター、アートプロデューサー。京都造形芸術大学教授。1954年大阪府生まれ。坂本龍一、細野晴臣、篠山紀信、荒木経惟、蜷川実花、名和晃平らのアーティストブック、写真集を編集。展覧会のキュレイション、若手アーティストの発掘・育成・サポート、アートスタッフの育成などにも力を入れ、幅広く活躍している。
水木 塁(みずき・るい)
1983年京都府生まれ、京都在住。 2006年に京都市立芸術大学・美術学部工芸科・ 漆工専攻を卒業、2016年に京都市立芸術大学大学院・ 美術研究科博士後期課程修了、博士(美術)学位を取得。
日時 | 2019年6月29日(土)17:30~ 17:30~ 受付開始 |
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場所 | qurio(大阪市北区天満3-1-3) |
料金 | 2,000円 |
出演 | 後藤繁雄、水木塁 |
予約 |
WRITER
- 岡安 いつ美
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昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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