海獣の子供
© 2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会
漫画家・五十嵐大介氏の初長編にして、映像化が困難であると言われていたコミック『海獣の子供』が出町座にて上映される。制作は『鉄コン筋クリート』などの制作で知られるSTUDIO 4℃、監督は『宇宙兄弟#0(ナンバー・ゼロ)』を手がけた渡辺歩、音楽は久石譲が担当している。
出町座では、より深く作品の世界を楽しむための仕掛けとして『海獣の子供 原画展』や、『海獣の子供』の秘密に迫る7つのストーリーをまとめた『トゥレップ「海獣の子供」を探して』も同時上映予定。
映画『海獣の子供』原画展
制作現場で実際に生み出された生の原画を目にすることが出来る特別展を出町座館内に展開します。総作画監督の小西賢一氏の作画監督修正の他、生の原画が見られるチャンスです。お見逃しなく。
特別上映
『トゥレップ「海獣の子供」を探して』8月10日(土)〜8月16日(金)1週間限定公開決定!出町座にて2作あわせてご鑑賞ください!※『トゥレップ』上映情報はこちら
イントロダクション
あなたは<生命誕生の物語>を目の当たりにする――。
独特の線使いとその描画表現で読者を魅了し続ける漫画家・五十嵐大介。初の長編作「海獣の子供」(小学館IKKICOMIX刊)は、自然世界への畏敬を下地に“14歳の少女”と“ジュゴンに育てられた二人の兄弟”とのひと夏の出逢いを、圧倒的な画力とミステリアスなストーリー展開によってエンターテインメントへと昇華させた名作。映画本編では、原作が持つ[海の中で感じる静けさと荒々しさ]や[海の匂い]を、スクリーンから溢れだすほどの“映像”と“音楽”に詰め込み、観る者全てを呑み込んでいく。映画『鉄コン筋クリート』などのハイエッジな映像表現で世界から注目を浴びるSTUDIO4℃最新作にして、そこに集いし日本アニメーション界の至宝たちが織り成す<海洋冒険譚>。
メインキャストには、テレビドラマ「Mother」で一躍その名を世間に知らしめ、その後ハリウッド作品などにも出演し、直近では連続テレビ小説「まんぷく」の史上最年少の“語り”を任されるなど、今もなお女優としての活躍の場を広げ続けている芦田愛菜、映画『リメンバー・ミー』の主人公ミゲルの日本語吹き替えを演じ、その美声で注目を浴び続ける石橋陽彩、そしてNHK大河ドラマ「真田丸」で真田幸村の嫡男・大助を好演し、舞台でも活躍する浦上晟周、さらに映画『レディ・プレイヤー1』にてスティーヴン・スピルバーグ監督にその才能を見出され、青年トシロウ役に抜擢された森崎ウィンと、劇中キャラクターの年齢に近い等身大のキャスティングが実現。そんな彼らを支えるのは稲垣吾郎、蒼井 優、渡辺 徹、田中泯、富司純子といった個性を自由自在に共鳴させる実力派俳優陣。
音楽を担うのは、今や日本にとどまらず世界的作曲家である映画音楽界の巨匠・久石 譲。長編アニメーション映画を手掛けるのは、スタジオジブリ制作の『風立ちぬ』、『かぐや姫の物語』以来6年ぶりとなる。危うくも濃密かつ深淵な作品世界に彩りを添えた彼の“音”は映画のもう一つの顔と言える。
異才たちの才気が結晶化した“唯一無二のアニメーション映画”がここに誕生した。
上映期間 | 2019年7月27日(土)〜
7月27日(土)〜8月2日(金)18:55(〜20:50終) 8月3日(日)〜8月9日(金)9:40(〜11:35終)/20:50(〜22:45終) ※以降の上映時間は決まり次第出町座HPに掲載予定。 |
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場所 | 出町座 |
クレジット | 2019年/日本/111分 配給:東宝映像事業部
監督:渡辺歩 原作:五十嵐大介 プロデューサー:田中栄子 キャラクターデザイン・総作画監督・演出:小西賢一 美術監督:木村真二 CGI監督:秋本賢一郎 色彩設計:伊東美由樹 音響監督:笠松広司 音楽:久石譲 主題歌:米津玄師「海の幽霊」(Sony Music Entertainment) アニメーション制作:STUDIO4℃
声の出演:芦田愛菜、石橋陽彩、浦上晟周 森崎ウィン、稲垣吾郎、蒼井優、渡辺徹、田中泯、富司純子 |
料金 | |
公式HP |
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WRITER
- 岡安 いつ美
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昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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