ニットキャップシアター 第39回公演『チェーホフも鳥の名前』
今年、劇団旗揚げ20周年を迎えたニットキャップシアター。民族楽器の生演奏、歌やダンスなどさまざまな舞台手法と「言葉」を組み合わせ、イマジネーション豊かな作品の創作を続けている劇団だ。
これまでも大阪府枚方市や吹田市、伊丹市、京都府舞鶴市など、“街の記憶”をテーマに制作をしてきた彼ら。いずれも“街”と“そこに暮らす人々”を物語の中心に据えることで、人間の美しさや醜さ可愛らしさを滋味深く味わえる作品を創作し、高い評価を受けてきている。最新作『チェーホフも鳥の名前』も“街の記憶”をテーマに、日本とロシアに挟まれた島、サハリン島について舞台を作り上げる。ロシア人、日本人、朝鮮人、北方民族……この街に暮らした様々な人々が、ときに国家間の思惑によって翻弄されながらも生活する様子を、アントン・チェーホフや宮沢賢治ら、かつてこの島を訪れた作家たちの眼差しとともに辿ります。
またニットキャップシアターの舞台に欠かせない劇中音楽の生演奏を担うのは、様々な民族楽器を自在に操るパーカッショニスト、田辺響さん。またサハリン島の現在を撮り続けている写真家、後藤悠樹さんの写真もお借りして、語りや音楽や写真をも駆使したニットキャップシアター流の「演劇の力」で、サハリン島の“街の記憶”に肉薄していく意欲作となっている。
あらすじ
日本とロシアに挟まれた島、サハリン島。 この島に「チェーホフ」と名付けられた街があるのをご存知でしょうか。 ロシア人、日本人、朝鮮人、「ニヴフ」や「アイヌ」などの北方民族―― この街に暮らした様々な人々が、ときに国家間の思惑によって翻弄されながらも生活する様子を、 アントン・チェーホフや宮沢賢治ら、かつてこの島を訪れた作家達の眼差しとともに辿ります。
日程 | 2019年8月31日(土)~9月2日(月)
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時間 | 8月31日(土)13:00 / 18:00 9月1日(日)13:00 / 18:00 9月2日(月)14:00
※受付開始は開演時間の1時間前から ※開場は開演時間の30分前から |
場所 | AI・HALL(伊丹市立演劇ホール) |
料金 | 一般:3,800円(前売・当日とも) ユース・学生:2,500円(前売・当日とも / ユースは25歳以下) 高校生以下:1,000円(前売・当日とも) ペア:7,000円(前売のみ / 2 名分の料金) ※全席自由 ※未就学児童入場不可 ※入場順は事前精算のチケットの方から優先 |
予約 | 2019年6月22日(土)よりチケット発売
・ニットキャップシアターweb予約フォーム (事前精算券 / 当日精算券) ・演劇パス (事前精算券) |
クレジット | 作・演出:ごまのはえ 出演:門脇俊輔、高原綾子、澤村喜一郎、仲谷萌、池川タカキヨ(以上、ニットキャプシアター)千田訓子、西村貴治、山岡美穂、黒木夏海、尾鳥英二 パーカッション:田辺響 |
お問合せ | メール:info@knitcap.jp 電話:090-7118-3396(ニットキャップシアター/毛帽子事務所) |
特設サイト |
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WRITER
- 岡安 いつ美
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昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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