空間現代×三重野龍「ZOU」
京都に拠点を置く空間現代と三重野龍。音楽とグラフィックデザインという、ジャンルこそ異れど、それぞれのジャンルで揺るがない地位を築くこの2組の相性が悪いわけがないだろう。そんな彼らがOKAZAKI PARK STAGEで邂逅する。
編集・複製・反復・エラー的な発想で制作された楽曲を演奏し、スタジオ兼ライブハウスである〈外〉を左京区に構える空間現代と、関西のデザイン、アートワークシーンで独特な存在感を放つグラフィックデザイナー・三重野龍による初のコラボレーションが実現することとなった。
本企画はロームシアター京都の自主事業・OKAZAKI PARK STAGEの一環として10月17日(土)に開催され、なんと無料。中庭に設置された特設ステージで、空間現代の最新長編楽曲「象」に三重野のグラフィックを生成、併置、交錯させて再構成する作品を上演される。お見逃しなく。
空間現代
2006年、野口順哉(Gt,Vo)、古谷野慶輔(Ba)、山田英晶(Dr)の3人によって結成。編集・複製・反復・エラー的な発想で制作された楽曲をスリーピースバンドの形態で演奏。これによるねじれ、 負荷がもたらすユーモラスかつストイックなライブパフォーマンスを特徴とする。
2016年9月、活動の場を東京から京都へ移し、自身の制作および公演の拠点としてライブハウス「外」を左京区・錦林車庫前に開場。新たな試みとして、60分のライブ作品の制作を開始。これまでに『擦過』(2016)、『オルガン』(2017)、『象』(2020)を発表。
地点、Moe and ghosts、飴屋法水、吉増剛造、contact Gonzoなど、先鋭的なアーティスト達とのジャンルを超えた作品制作も積極的に行う。
2019年度、京都市芸術文化特別奨励者。
三重野 龍
1988年兵庫県生まれ。2011年京都精華大学グラフィックデザインコース卒業。大学卒業後、京都にてフリーのグラフィックデザイナーとして活動開始。
美術や舞台作品の広報物デザインを中心に、ロゴやグッズなど、文字を軸にしたグラフィック制作を実践。主な展示に個展<GRAPHIC WEST8: 三重野龍 大全 2011-2019 「屁理屈」>@京都dddギャラリー、2019年。
INFORMATION
日時 | 2020年10月17日(土)start 20:00 上演時間:約70分 |
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会場 |
ローム・スクエア 特設ステージ(雨天時はノースホールで開催予定)
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出演 | 空間現代 グラフィック:三重野龍
グラフィックサポート:Takuma Nakata 音響:西川文章 照明:藤原康弘 舞台監督:夏目雅也 |
料金 | 参加無料(申込不要) |
お問い合わせ | ロームシアター京都 075-771-6051 |
WRITER
- 岡安 いつ美
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昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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- 乾 和代
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奈良県出身。京都在住。この街で流れる音楽のことなどを書き留めたい。
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