1月16日アンテナ主催イベント『映画のすゝめ in VOX 』vol.5開催
京都を拠点に、カルチャーを発信するアンテナ主催の映画イベントがはじまります。その名も『映画のすゝめ in VOX 』!
アンテナWEB版にて好評連載中の“映画のすゝめ” とはアンテナ編集部のシネマジャンキー・ 川端安里人が、テーマに沿ったオススメ映画を紹介してくれる企画です。今まで自分が出会うことのなかった映画に出会う感動を、より多くの人に味わってもらいたく今回リアルなイベントとして場を設けました。
vol.5は1月16日(月)に開催が決定いたしました!当日1月16日はセレクターの川端安里人の誕生日なので、テーマは『祭り』です。盛大に祝いましょう!!
セレクターである川端安里人が選んだ5本の映画の中から、当日参加者全員でその日見る映画を決めます。どの映画が見たいか、事前にチェックしてご来場いただくと楽しさが倍増します。(当日に全作品の解説もあります!)
そしてイベント開催に伴いFacebookのイベントページも開設されました!
『映画のすゝめ in VOX 』vol.5
日時 | 1月16日(月) 20:00 START(予定) |
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料金 | 2オーダー制 |
会場 | |
ご予約 | ご予約はメールにてお願いいたします。予約したい日にち、お名前、人数を記載の上ご連絡ください。 |
今回ご紹介する映画
今回は祭り映画です!と言っても、そもそも祭り映画とはなんぞやという話なんですが、決して祭りの日が舞台の映画というわけではなくて、“お祭り騒ぎ”という意味での祭り映画です。つまり観客が一体となって多幸感を感じれる、楽しめる、そんな映画を祭り映画と称して何か観ます。
①「北国の帝王」
1973年 122分
監督:ロバート・アルドリッチ
汽車上鬼ごっこ祭。前回の暫定枠です。1930年代のアメリカを舞台に電車にタダ乗りしようとする流れ者とタダ乗りを見つけ次第排除する鬼車掌が激突します!本当にそれだけの話、でもむちゃくちゃ面白いし熱くなる!主役のおっさん二人のいかつい顔面も合間ってたまらなく無骨だけど盛り上がること間違いなしの一本です。
②「アンストッパブル」
2010年 99分
監督:トニー・スコット
電車大暴走祭。危険な化学物質を乗せた貨物列車が無人で暴走!みんなでなんとか停車させるぞ!本当にそれだけの話。凡庸な監督ならいくらでも駄作にできるような内容なのになんでしょうこの胸の熱くなるような思いは!職人監督トニー・スコットのセンスも大爆発でラストの大団円での多幸感はここ数年で間違いなく最高のもの!
③「ゴースト・オブ・マーズ」
2001年 115分
監督:ジョン・カーペンター
首刈り火星人大復活祭。そうです、そうなんです。1月16日はいつの時代もボンクラ達の心を鷲掴みにして離さないジョン・カーペンター監督の誕生日なんです!はっきり言って好き嫌いがはっきり分かれるような映画だとは思います。それでもカーペンター御大が作曲したヘビメタがガンガン流れる中ゴスい火星人とアウトローな地球人が赤い荒野で延々どつき合うこの映画、自分は大好きです。
④「駆ける少年」
1985年 91分
監督:アミール・ナデリ
サバイバル純情少年かけっこ祭りinイラン。どうやら映画が多幸感を放つ原因は躍動性にあるようです。電車が暴走、車が爆走、それもいいんですが、ただただ少年が走る!それだけでも十二分に映画は魅力を放ち、観客を幸せにします。映画好きでないとあまり触れる機会のないイラン映画の名作なんですけど、映画全然観てない人でもこの良さは伝わるはず!走れ!アミル少年!
⑤「ポンヌフの恋人」
1991年 125分
監督:レオス・カラックス
ポンヌフ冬の純愛大パリ祭。この映画のために作られた超巨大な橋と街のセットの話は今や20世紀後半の映画史において伝説とかしています。今だったらCGでできるかもしれない、でもセットだからこそ放たれるこの魅力!この瑞々しさ!大道芸人と視力を失ってゆく富豪の娘の恋愛話なんですが、なんでしょう、圧巻ですよ。映画全編多幸感に包まれること間違いなし!名作です。
いつも通り当日発表の作品もあります。(By 川端安里人)
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「映画は見たいけど、忙しくて時間が取れない・・・」「大作だけではなく、もっといろんな映画に出会いたい!」なんて思っている人にはいい機会になること間違いなし。ライブを見に行くような感覚で、映画を見に来ませんか?ご来場お待ちしております。
WRITER
- 岡安 いつ美
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昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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