京都国際ダンスワークショップ 2019
今年で24年目の開催となる『京都国際ダンスワークショップフェスティバル』。フェスティバル開催〜98年までは真夏の京都でクーラーのない環境で行われていたことから、このフェスは通称・京都の暑い夏と呼ばれている。日本でコンテンポラリーダンスの認知度が低かった時代から開催されているこのイベント目当てに、期間中全国各地から200名以上のダンサーが集う。
今年のテーマは「Interlace」。は国際的に活躍する振付家・ダンサー12名を招聘し、様々な身体技法や身体をめぐる対話の織り混ざる<場>が展開される。プログラムにはコンテンポラリーダンス初心者にも優しいビギナークラスや、親子で参加できるプログラムをはじめ、海外ワークショップへの参加権を得られるオーディションも開催。ダンスに興味がある人、ダンスを本気でやりたい人など、多くの人に門戸が開かれているので、気になっていた方にはぜひこの機会に参加してみることをオススメする。
プログラム・ディレクター 坂本公成からのコメント
このフェスティバルは、日本全国、そして世界からダンスを学びたい人々にとってのプラットフォームでありたいと考えています。今回は国際的に活躍する振付家・ダンサー12名を招聘し、様々な身体技法や身体をめぐる対話の織り混ざる<場>を展開します。
スウェーデンのヴィトリケ・センター・フォー・パフォーミングアーツとのエクスチェンジ、韓国で開催されるチョン・ヨンドゥ氏によるWSへの招聘など新しい出会いに接続していく回路を設けると同時に、よりインテンシヴに学べる機会も設けました。
また今回の講師陣は自身の出生地を離れて異文化を拠点に活躍するダンサーが多いのも特徴です。グローバリゼーションが進む中でダンサー・振付家の進む道として彼らの経験知は大いに参考になるのではないでしょうか?
身体を通して聴き取れるもの、皮膚、筋肉、骨や内臓という身体を構成しているものに対してより鋭敏になると共に、呼吸、フロー、時間、空間、情報、イメージ、物理的法則など、私達の身体を織り成す様々なものに新たに気づき、身体に対する知覚を更新させるとともに、自身にとっての新しいアプローチを学び、他者や自身を取り巻く環境に発信し、対話を織り成していく。そういう身体と思考づくりのプロセスを目指します。
日時 | 2019年4月19日 (金) 〜2019年5月6日 (月) |
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会場 | 京都芸術センター 講堂、フリースペース、大広間他 |
料金 | 【各クラス】 【こどもとおとな】 |
講師 | キャンディス・マルテル(フランス) |
予約 |
※各クラス定員に達し次第受付締切。 ※2/20(水)より通し受講のみ先行して受付を開始いたします。単発受講の受付は4/1(月)からとなります。 ※ただし、A1、B1、B2、D、Eクラスについては通し、単発とも2/20(水)よりお申し込みいただけます。 |
クレジット | 主催:京都芸術センター / 一般社団法人ダンスアンドエンヴァイロメント 共催:アンスティチュ・フランセ関西 |
問合せ | 京都芸術センター |
HP |
WRITER
- 岡安 いつ美
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昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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