akakilike主催『シスターコンプレックスシンドローム』が3/3(金)～元・立誠小学校にて開催
３月３日(金)～５日(日)にかけて元・立誠小学校 講堂にて『シスターコンプレックスシンドローム』というコンテンポラリーダンスの上演が行われます。 本公演は主催のダンスカンパニー「akakilike（アカキライク）」で主催・演出を務める倉田翠さんが2008年に発表した作品を新しいメンバーで“再現”したものです。
再演となるとダンサーたちの身体性は約10年の時を経て過去と今では変化しているはずですし、映画ではオリジナルとリメイクを見比べるというのは容易にできますが、舞台ではそうも行きません。 20代の若きダンサーたちが集められ、ワークショプを経ての公演ですが、決して安易な青春群像などではなく、舞台上において過去を再現するところから生み出されるもの、その不可能性、あるいは普遍的な身体性を追求した作品です。 演出家倉田翠のパーソナルな思いが詰まった作品ですが、非常に尖った内容の優れたダンス公演ですので、お見逃しなく。
いつでも戻れるところと、もう戻れないところがあります。
フィクションにして置いておいた、いつでも戻れるところだったのに、上手く戻れなくなってしまった。 戻れなくなると、そこを、思い出すしかありません。 悲しいことは何もないのに、「思い出す」ということ自体が、そもそも悲しいことなので、仕方がない。
大丈夫。そういうの、分かりやすくっていいよね、って言う誰かが、絶対分からないところで、本当に傷付いたらいい。
「誰にも何も求めないわ。 わたしはわたしを見つめ直すのみだ。 ずっとそうしてきたのだ。」 と、彼女は言いました。 これくらい、痛くも痒くもないでしょ。
（以下公式パンフレットより）
akakilike
akakilike(アカキライク)は、テクニカルスタッフと倉田翠のみで構成され、主に舞台作品を作ります。スタッフと出演者が常に対等であること。それぞれが確立して作品のためにやるべきことをするために集まった集団です。akakilikeはダンサー、役者は募集しておりません。作品によって、その都度出演者を決定いたします。
倉田翠 Midori Kurata
1987年生まれ。3歳よりクラシックバレエ、モダンバレエを始める。主に京都を中心に演出・振付家・ダンサーとして活動。京都造形芸術大学在学中よりダンス作品を発表、また他の演出家の作品にも出演し、自ら企画、運営なども行っている。2010年より継続的に、展示場での身体展示企画、『今あなたが「わたし」と指差した方向の行く先を探すこと』展を開催。2011年より京都府庁でのダンス公演「すごいダンスin府庁」実行委員長。akakilike主宰。
シスターコンプレックスシンドローム
| 日程 | 2017年 3月3日（金）19:00 3月4日（土）14:00／19:00 3月5日（日）13:00／17:00 受付は開演の30分前より |
|---|---|
| 会場 | 元・立誠小学校 講堂 |
| 料金 | 前売：2500円 当日：3000円 学生：2000円 ※一部、暴力的な表現が含まれます。 小学生以下のお子様とのご来場は、制作までご相談ください。 |
| クレジット | 出演：ヰトウホノカ（ドキドキぼーいず） / 上野愛実 / 川瀬亜衣 / 近藤千紘 / 田中すみれ / 中村真帆 / 藤原美加（KIKIKIKIKIKI） / 倉田翠 / 松尾恵美 / 山崎恭子（居留守） 演出・振付：倉田翠 演出助手：松尾恵美 スタッフ：akakilike 演出助手：平澤直幸 衣装：清川敦子（atm） 美術：木岡なつき 広報・宣伝美術：岡南杏奈 音楽：genseiichi 照明：魚森理恵 音響：甲田徹 舞台監督：大鹿展明 制作：豊山佳美 主催：akakilike 共催：立誠・文化のまち運営委員会 |
WRITER
- フォトグラファー
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昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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