1枚のアルバムを中心に、影響を受けてきた・もしくは与えたアルバムを周りに並べることで、そのアルバムが内包する音楽の体系的な理解を目指す企画【3×3 DISCS】。
今回中心に置いたアルバムはイハラカンタロウ『C』。本記事は本作のバックグラウンドにあたるアルバム8作品をイハラカンタロウ本人が選定・解説したレビューの一つです。
こちらのアルバムはジャズドラマーであるNorman Connorsが、ボーカル含め様々なゲスト・ミュージシャンを招き、制作したアルバムの一つです。
今回、『C』では僕が様々なパートを演奏した曲もありまして、アレンジに苦戦した時はボーカルを招くプレイヤーの気持ちになろうとこういった作品をよく聴いておりました。特に“グッド・バイ グッド・デイズ”(M-3)では全てのパートを僕が演奏しておりまして、サックスがソロを取る部分は本作に収録されている“Melancholy Fire”のリズムを参考にしてみました。
Norman Connorsは相当な実力を持つボーカルでないと起用しなかったそうですが、特にこの曲のGlenn Jones(グレン・ジョーンズ)の化け物じみたボーカルに圧倒されます。彼は当時18歳だそうです。
寄稿者:イハラカンタロウ
1992年7月9日生まれ。埼玉県川越市出身。
2016年よりアコースティックギターでの弾き語りを中心とした音楽活動をはじめる。ソロ名義の他”イハラカンタロウ楽団”名義のバンド編成でもライブを行っている。自身が多大な影響を受けた「オールディーズ・バット・グッディーズ」なポップスに倣い、これから先も、いつになっても聴ける楽曲づくりを理念としている。
Webサイト:https://cantaro-ihara.tumblr.com/
Twitter:@cantaro_ihara
【3×3 DISCS】:イハラカンタロウが語る『C』を中心とした9枚のアルバム
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