REPORT

【ボロフェスタ2015 Day2 / 1st stage】OGRE YOU ASSHOLE / フラワーカンパニーズ / くるり

■OGRE YOU ASSHOLE

暗闇の中、白色燈にだけぼんやりと照らされて登場したのはOGRE YOU ASSHOLE。妖しげで、まるっこいのに完全に攻撃的なVo./Gt.出戸の声が闇に響き渡る。幾重にも増幅していく二人のディレイギターは真っ暗闇の世界から真っ赤で刺激的な世界へと場を塗り替えていく。その後も絡まり合う二本のギター。ぞくぞくするほどのエネルギーに「おおっ……今目の前で紛うことなきオウガのライブが行われているのだな…」なんて当たり前のことを噛み締めさせられる。轟音の中”フラッグ”のギターリフが鳴らされると、もうその渦の中に巻き込まれるしかない観客たちは歓喜の声に沸く。小気味のいいドラムとギターのリズムに体を揺らしているうちに、終盤で努涛のごとく攻め込まれるカオティックな展開に息を飲む”ムダがないって素晴らしい”ではホール内の空気が観客をねっとりと舐めまわすようで、くらくらと目まいすら覚えるような濃い雰囲気で充満している。音に対して「濃厚」って表現がぴったりくるなんて…。うなりまくるリードギターの存在感はもちろんなのだが、飄々とバッキングしているかのように見える出戸のギターが同じぐらい競り合ってくるのがたまらなくかっこいい…。

 

轟音が途切れる隙もなく“素敵な時間”を演奏し終えると、その後も「ありがとう、これで最後の曲です」の一言のみで淡々とステージは進んでいく。”ロープ”もちろんlong verだ!ずっしりとしたドラムの中で飛び交う、甲高い獣の唸り声のようなギター!まるで沸点を超えたどろどろのスープみたいにねちっこい熱量を放ち続けていた。地を揺らすような大陸的なドラムとベースを聞きながら目を閉じ、なんとも言えない表情でギターを弾く出戸。Gt.馬渕の荒くれているがミッドの力強い、腹にくるギターがのっかってくるとそこからはもう全ての楽器が呼応しあい、絶頂へと向かっていく。吐きそうな程強烈な「赤色」を目の前に見動きが取れなくなる。破壊的なほどのまぶしさにフロアの客は狂喜していた。

■フラワーカンパニーズ

フロアは満員で、人がこれ以上増えても見る所ないぞ?!というくらいの人の多さ。「フラワーカンパニーズです!よろしく!」というボーカル鈴木圭介の声に拍手が起き、待ってましたとばかりに手があがった。彼らはミニアルバムのリリースツアー中であり、一曲目ではそのミニアルバム『夢のおかわり』収録曲である『消えぞこない』、RCサクセションのカバー『すべてはalright』『ロックンロール』を演奏し、鈴木はステージ上を端から端まで走り回っている。「いつだってバカみたいに10年後も20年後もロックンロールは続いていく どこにもたどり着かないで」と歌い、まっすぐロックンロールを貫き通してきた結果26周年を迎えたというのは本当にすごい話だ。

 

邦楽ロックが好きでフラワーカンパニーズの『深夜高速』を知らないという人は殆どいないだろう。かくいう私もライブを見たのは始めてなのだが、これほど重い「生きていてよかった」を知らなかった。重い曲調で暗めの歌詞だが、しっとりとしているわけではない。五臓六腑にしみわたる、という感じで、本当にからだの奥の方に響くのだ。彼らの代表曲で、ライブでも頻繁に演奏されるだけあって、この強さ、この頼もしさはなんなのだろう。拍手が長く響き、それを静止するように「どうもありがとう」と言った。

 

しんとした空間の中で「ボロフェスタは若者が多いね…普段より」とぱっと明るい顔をしてMCを挟む。グレートマエカワが「26周年にして日本武道館でワンマンをやることになって…(拍手があがる)…成功しなきゃだめで…何をもって成功しないといけないんですけど、ライブは自信もって成功になるんですけど……いま、ソールドアウトしてません。プレイガイドに任せっきりだとだめなんで…だから僕、手売りをしています」とへへっと笑いながら言った。「メンバーチェンジなし! 活動休止なし! ヒット曲なし! 4人揃ってフラワーカンパニーズ、愛され続けて26年! 」という挨拶から『チェスト』、間髪いれず「はぐれ者賛美歌」。荒々しい印象を与え力強く演奏する彼らだが節々に丁寧にライブをまとめあげていく。  

 

「ボロフェスタ踊れるかー!京都踊れるかー!」とフロアを煽って始まった『真冬の盆踊り』では40歳を超えたとは思えないくらいエネルギッシュで真正面からぶっ飛ばしにくる。まさに死角なし、このパフォーマンス性は他の追随を許さないくらい、丸く収まることはない。いつだって全身全霊でロックンロールで私達をドキドキさせてくれる。

■くるり

「京都でフェスをやっているからには絶対にヘッドライナーで呼びたかったバンドだ」と壇上に登場したMC土竜が説明する。そんなことはここにいる全員がわかっている。それでも尚、この気持ちは収まらないこともここにいる全員がわかっている!京都のボロフェスタでくるりが最終日の最後のアクトとなるその景色を、誰もが易々と想像できただろう。誰もが当たり前のように思い描いただろう。しかし、それがどれほど意味のあることか……今からまざまざと見せつけられるのかと思うともはや寂しい気持ちすら込み上げてくる。

 

静かに壇上へ登場するメンバーたち。Vo./Gt.岸田が会場をぐるっと見渡すと「……うん。」と一声発し、高らかに天まで届くような”Morning Paper”のイントロが響きだす。夢にまで見た最高の幕開け!もうじーんと来すぎて訳がわからなくなりそうなほど、どっしりとしたメロから加速していくサビへ…!もったりと絞り出すように溜め込むように焦らされた挙句に一気に快感へと連れ出してくれるこの感じ…!ニクすぎる1曲目じゃないですか。11月からのNOW AND THENツアーのメンバーまで引っ張ってきてくれて、そのメンバー構成の素晴らしさもたまらない。コーラスワークの贅沢さ、神々しさといったら!!ロックンローラーのように(ってかロックンローラーなのだが!)腕をぐるぐる回しながらギターを鳴らす岸田の姿、ありがとうボロフェスタ!ありがとう京都!

 

“ブレーメン”の涙腺をくすぐる暖かいコード進行に、フロアがほっこりとした温度に包まれているのがわかる。どの観客もキラキラとした眼差しでこどものようにステージ上をみつめている。発表当時各所で「あの変な曲」と呼ばれるほどに話題を呼んだ”Liberty&Gravity”ではもちろん観客は歓喜に沸き、例のハンドクラップや「よいしょ!」などの合いの手で応えていく。変な曲大好きだなみんな!なんかもう癖になるとか癖があるとかそういうレベルじゃなくて、唯一無二の塊みたいなステージ。見たことない得体の知れないものを顔面に次々とブチ当てられていく感じ。楽しくてかっこよくて仕方がない。MCでのメンバー紹介を挟んでからの「ワンツースリーフォー!」のかけ声から始まる”ワンダーフォーゲル”。この曲がKBSホールに溢れだす瞬間に居合わせられるなんて正直鳥肌モノである。これからも矢のように月日が過ぎたり、渡り鳥のようにいろんなものが通りすぎていくんだろうけど、それでもいい!またこんな日が来るかもしれないし来ないかもしれないけど、今日というこの日この場所に居合わせられるということの幸せさを何度だって噛み締めるよ。そんな最高にハッピーで切ない1曲……からの次の曲は”Guilty”。完全に世界を作りに来ていると思った。少なくともくるり側も「ボロフェスタでヘッドライナーをつとめる」ことの意味をセットリストに落とし込んできてくれている。Ropesなどでも活躍中のアチコの「ラララ」のコーラスに岸田の声が重なって最高の光を放つ。爆発したような音の広がりの後、燃え尽きたように静まりかえった中に岸田のつぶやきとギターのアルペジオだけがぽつりと残る。その静けさに急にひとり置いていかれてしまったような、満たされたあとのぽっかりとした空気感に恐れすら感じる。

 

余韻に身をゆだね放心状態に近い観客たちへ氷水をぶっかけるかのように”GO BACK TO CHINA”の図太いギター音が突き刺さる!アレンジがばりばりにかっこいい。すっきりとしているのに音圧はびりびりと感じられるし、音源に比べるとだいぶ削ぎ落してスマートにソリッドにされている印象。「ありがとう!」とだけさらりと述べるとドラムがヘッドホンをスタンバイ。たったそれだけでも踊れそうなタイトなバスドラとスネアのリズムにのせてギターのワーミーサウンドが刻まれる”WORLD’S END SUPERNOVA”が演奏されるとKBSホールは世界で一番センチメンタルなダンスフロアと変身した。興奮と寂寞との間をいったりきたり、終始感情が振り回されっぱなしのステージだった。心を奪われるとはまさにこのことなのね。

 

やまないアンコール。真っ青に包まれるホール。間違いなく今この瞬間、KBSホールは京都で一番いろんな人の想いが交差している場であろう。バンジョーを持って現われた岸田。「あんまりトリとかが似合うバンドじゃないんやけど、楽しい曲で終わってみんなでエンドロールみて終わりましょう。ありがとう。」そう言って奏でられたのはもちろんあの曲”リバー”。フロアもステージもまばゆく照らされて、天まであがる無数の手。その景色は幸せの具現化といっても過言ではない!神様でも作れないよ!いつまでもいつまでも終わらないアウトロ。もうどこまでもどこまでも遠くまで連れていかれたいよ。こうして、ボロフェスタはまた一つの歴史を終えたのである

 

(Text:山田和季 Photo:fujimari)

WRITER

RECENT POST

COLUMN
お歳暮企画 | ANTENNAとつくる、2023年なんでもベスト1 Part.2
COLUMN
お歳暮企画 | ANTENNAとつくる、2023年なんでもベスト1 Part.1
INTERVIEW
激しい音像で奏でる包み込むサウンドと蒼く優しい世界線 – とがるインタビュー
COLUMN
ANTENNA Writer’s Voice #6
COLUMN
お歳暮企画 | ANTENNAとつくる2022年の5曲 Part.2
COLUMN
お歳暮企画 | ANTENNAとつくる2022年の5曲 Part.1
COLUMN
ANTENNA Writer’s Voice #5
COLUMN
ANTENNA Writer’s Voice #4
COLUMN
ANTENNA Writer’s Voice #3
COLUMN
ANTENNA Writer’s Voice #2
COLUMN
ANTENNA Writer’s Voice #1
INTERVIEW
MCUはどこへ向かう?ミュージシャン・アーティストが語るフェーズ4の今とこれから
REVIEW
折坂悠太 – 心理
REVIEW
STUTS & 松たか子 with 3exes – Presence
REVIEW
中村佳穂 – アイミル
COLUMN
YMB 作品ガイド 2014~2020
REVIEW
YMB – トンネルの向こう
REVIEW
さとうもかとDENIMS – Loop with DENIMS
REVIEW
Homecomings – Herge
REVIEW
Easycome – Easycome
REVIEW
pont – ぽ
REVIEW
Curtis Mayfield – Something to Believe in
REVIEW
Bill LaBounty – Bill LaBounty
REVIEW
Norman Connors – Take It to the Limit
REVIEW
Leroy Hutson – Closer to the Source
REVIEW
Zac Apollo – Loveset
REVIEW
シュガー・ベイブ – SONGS
REVIEW
Ginger Root – Mahjong Room
REVIEW
大貫妙子 – MIGNONNE
COLUMN
【SXSW2020私ならこれを見る:下飼 凌太】THE TOMBOYS:多様な音楽を飲み込んだ四人組…
COLUMN
【SXSW2020私ならこれを見る:小川 あかね】Alice Longyu gao:セーラームーンか…
COLUMN
【SXSW2020私ならこれを見る:キドウシンペイ】Emma Jean Thackray:UKジャズ…
COLUMN
【SXSW2020私ならこれを見る:高田 和行】Shygirl:UKでも最もホットなスポットとされて…
COLUMN
【SXSW2020私ならこれを見る:今岡 陽菜】Pom Poko:ノルウェー出身、北欧のジャズ名門校…
COLUMN
【まとめ】編集部員が選ぶ2019年ベスト記事
REVIEW
jizue – Book shelf
REVIEW
Any Luck To You – ベランダ
REVIEW
中村佳穂 – リピー塔がたつ
REVIEW
DENIMS − DENIMS
REVIEW
Creepy Nuts – たりないふたり
REVIEW
Soft Laws – Easy Yoke
REVIEW
ナードマグネット – 透明になったあなたへ
REPORT
『言志の学校』第一回レポート – 作ったからには読んで欲しい!読み手に届くフリーペーパー…
REPORT
映画『明日にかける橋 1989年の想い出』舞台挨拶レポート
REVIEW
King of Gold / Amia Calva
COLUMN
「働きながら音楽活動をする」トークイベント② -小川保幸(DEEPSLAUTER)-
REPORT
「働きながら音楽活動をする」トークイベント① -上杉隆史(Endzweck)-
INTERVIEW
音楽レーベル 「セイカレコード」の活動を追う vol.1 対談レポート -京都のいち芸術大学がレーベ…
INTERVIEW
「MVは誰のもの?」インストバンドsowの企画、”1song,2videos”…
REPORT
コンクリートバー 15周年祭 @KYOTO MUSE 2016.11.11
REPORT
【稲本百合香の見たボロフェスタ2016 / Day2】生ハムと焼うどん / 愛はズボーン / man…
REPORT
【則松弘二の見たボロフェスタ2016 / Day2】ミノウラヒロキマジックショー / POLYSIC…
REPORT
【稲本百合香の見たボロフェスタ2016 / Day1】never young beach / 空きっ…
REPORT
【則松弘二の見たボロフェスタ2016 / Day1】And Summer Club / 岡崎体育 …
REPORT
【則松弘二の見たボロフェスタ2016 / 前夜祭】はちみつぱい / cero / Homecomin…
REPORT
color chord × ベランダ × Amia Calva『時計じかけのオレたち』ツアー @Ur…
REPORT
これからミュージックFESTA 2016 @ Live House nano 16.06.26
REPORT
【ボロフェスタ2015 Day2 / 1st stage】キュウソネコカミ / 清竜人25 / I …
REPORT
【ボロフェスタ2015 Day2 / 2nd stage】Amia Calva / NATURE D…
REPORT
【ボロフェスタ2015 Day2 / 2nd stage】BiSH / メシアと人人 / 夜の本気ダ…
REPORT
【ボロフェスタ2015 Day2 / Beelow stage】ボギー / 中村佳穂 / ONIGA…
REPORT
【ボロフェスタ2015 Day2 / Underground stage】eastern youth…
REPORT
【ボロフェスタ2015 Day2 / Underground stage】NOT WONK / FL…
REPORT
【ボロフェスタ2015 Day2 / Underground stage】THE FULL TEEN…
REPORT
【ボロフェスタ2015 / 夜露死苦】@ Club Metro
REPORT
【ボロフェスタ2015 Day1 / 1st stage】パスピエ / フレデリック / 在日ファン…
REPORT
【ボロフェスタ2015Day1 / 1st stage】Homecomings / Brian th…
REPORT
【ボロフェスタ2015 Day1 / 2nd stage】ミライスカート / 黒猫チェルシー / ト…
REPORT
【ボロフェスタ2015 Day1 / 2nd stage】neco眠る / Baa Baa Blac…
REPORT
【ボロフェスタ2015 / Beelow stage】DOTAMA / ミノウラヒロキマジックショー…
REPORT
【ボロフェスタ2015 Day1 / Underground stage】Pygtant!! / S…
REPORT
【ボロフェスタ2015 Day1 / Underground stage】ヤングパーソンクラブ / …
REPORT
【ボロフェスタ2015 Day1 / Underground stage】Seuss / Noise…
REPORT
【ボロフェスタ2015 / 前夜祭】Nabowa / ゆるめるモ! / 渋さ知らズオーケストラ
REPORT
【ナノボロフェスタ2015 / DAY2】後編
REPORT
【ナノボロフェスタ2015 / DAY2】前編
REPORT
【ナノボロフェスタ2015 / DAY1】花泥棒 / my letter / never young…
REPORT
【ナノボロフェスタ2015 / DAY1】渚のベートーベンズ / ナードマグネット / Seuss …
REPORT
【ナノボロフェスタ2015 / DAY1 】Baa Baa Blacksheeps / ONIGAW…
REPORT
【ナノボロフェスタ2015 / DAY1 】カトキット / Spacetime And Stream…
REPORT
ボロフェスタ2014 day2-10m stage編-
REPORT
ボロフェスタ2014 day2-9m stage編-
REPORT
ボロフェスタ2014 day2-Underground Stage,Bee-low stage編-
REPORT
ボロフェスタ2014 夜露死苦 @ CLUB METRO
REPORT
ボロフェスタ2014 day1-10m stage編-
REPORT
ボロフェスタ2014 day.1-9m stage,Center stage編- @KBSホール 2…
REPORT
ボロフェスタ2014 day1-Underground Stage,Bee-low Stage編-
REPORT
ボロフェスタ2014 大前夜祭-9m stage編- ライブレポート
REPORT
ボロフェスタ2014 大前夜祭-Underground Stage,Bee-low stage編- …
REPORT
ボロフェスタ2014 大前夜祭-10m stage編- ライブレポート
REPORT
マドナシ(キツネの嫁入り)@ 京都GROWLY
REPORT
Amia Calva @ 京都GROWLY ライブレポート
REPORT
wave of mutilation(波)@ 京都GROWLY ライブレポート

LATEST POSTS

REVIEW
aieum『sangatsu』―絶えず姿形を変え動き続ける、その音の正体は果たして

沖縄出身の4人組バンド、aieumが初となるEP『sangatsu』を2024年3月20日にリリース…

INTERVIEW
新たな名曲がベランダを繋ぎとめた。 新作『Spirit』に至る6年間の紆余曲折を辿る

京都で結成されたバンド、ベランダが3rdアルバム『Spirit』を2024年4月17日にリリースした…

COLUMN
【2024年4月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「東京のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」京都、大阪の音楽シーンを追っ…

COLUMN
【2024年4月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シー…

REVIEW
「キテレツで王様になる」SuperBack『Pwave』のキュートなダンディズムに震撼せよ

2017年に結成、京都に現れた異形の二人組ニューウェーブ・ダンスバンドSuperBack。1st ア…