COLUMN

お歳暮企画 | ANTENNAとつくる2022年の5曲 Part.2

今年もANTENNAをご覧いただきありがとうございました。年の瀬恒例記事となってきました『お歳暮企画』で2022年を締めくくりたいと思います。3回目となる今回も“2022年の5曲”をテーマとして、今年インタビューやレビューなどの制作を通してANTENNAと関わっていただいた方に参加を募りました。ミュージシャン、ライブハウス店長・ブッカー、ANTENNA編集部も含め総勢39名。協力いただいた記事のリンクも掲載していますので、2022年の本サイトのハイライトとしてご覧いただければ幸いです。

 

Part.2では50音順の「た〜わ行」の方々の5曲を紹介します。あなたの2022年はどんな年でしたか? 2023年もANTENNAをどうぞよろしくお願いします。

 

MUSIC 2022.12.30 Written By アンテナ編集部

渚のベートーベンズ

全員ソングライターでマルチプレーヤー。
2021年10月にサードアルバム『AFRICA』リリース。2022年6月にオリジナルサウンドトラック『Ready.Action』リリース。2022年5月からはメシアと人人とWレコ発全国ツアー『Natsuko Endless Summer』を開催。2023年はひたすら曲作りします。

 

Webサイト:https://www.nagisanobeethovens.com/
Twitter:https://twitter.com/Nagisa_no_Btvs

江添恵介

“栄光への5000キロ” 石原裕次郎
“セカンド・ラブ” 中森明菜
“Tonight” 佐野元春
“カクトウギのテーマ” 坂本龍一&カクトウギセッション

“ありがとう” 99Harmony

2022年は色々あった。勤めている所を辞めたり、会社を立ち上げたり、バンドでも沢山ツアーに行って遊びまくった。釣りもやりまくった。暴飲暴食が続いているがここ10年ぐらいで一番健康です。
今回の5曲は自分の音楽性の元となっているだろうものを選んでみた。

おのしほう

“きらきら星” 
“浦島太郎” 
“どんぐりころころ” 
“自作のレゲエ子守唄” 

“ホワイトノイズ” 

2022年は育児を通してたくさん音楽に触れた。

 

“きらきら星” 

わが子が初めて歌うようになった思い出深い曲。今では発音もしっかりしてるが、最初は「きらきらぴかむー」と歌っていてとても可愛かった。また、この曲のお陰で星柄の服を気に入ったので、服を着たがらないときには助けられている。

 

“浦島太郎” 

水族館で亀を見てから、3ヶ月くらい何回も歌わされた。ところでこの曲、譜割りが一筋縄ではいかないのだ。てっきり「タッカタータッカター」というように、曲を通して付点8分と16分のハネるリズムだと思っていたが、実はハネない普通の8分も随所にあるのだ。例えば「うらしまは」は「タタタッカター」なのである。そこを意識して譜面通りに歌うと、リズムの押し引きの絶妙さに驚く。

 

“どんぐりころころ” 

音の出る玩具でヘビーリピートされていたところに、演奏の仕事の依頼も舞い込んできた。そのため、9月はこの曲が常に頭でかかっていた。姫路太陽公園のCMのBGMを渚のベートーベンズが手掛けている。

 

“自作のレゲエ子守唄” 

お昼寝の前によく歌っている。英詞のため内容が頭に入ってこないのがいいのか、ストンと寝てくれる。寝付きが悪い子には英詞のレゲエをお勧めしたい。

 

“ホワイトノイズ” 

ホワイトノイズにベートーベンズの曲をうっすら重ねてみたトラックで、これまたネンネの定番BGM。睡眠時間の延長にも効果があり添い寝中ずっと流しているので、下手したら人生で一番長時間聴いた曲かもしれない。

ガルシア

“大衆” OMSB
“Kno Me” Jerry Paper
“寝言の時間” キセル
“愛の太さ” 坂本慎太郎

“The Ship” Brian Eno

相変わらず気の滅入る話題が多い年だったので、ぼんやりした不安の吐露や、慎ましく声を上げることについて歌った曲を無意識に多く選んでる気がします。防衛反応みたいなものなのかもしれません。そんな中、蒸し暑い夏の京都で開催されたBrian EnoのインスタレーションAmbient Kyotoの穏やかさと涼やかさに強く惹かれて、計4回足を運びました。暗闇で延々と鳴り響く“The Ship”が印象的だったので、今年のリリースではないけれど選びました。

高木鯔

“like” メシアと人人
“カク云ウボクモ” 森山直太朗
“cold/mess” Prateek Kuhad
“あわら One night ララバイ” ひさ乃

“Yellow Wednesday” スギーリトルバード&THE LB’s

音楽のサブスクサービスを使い始めてもう2年くらい経ちましたが、まだまだ良い付き合い方が分かっていません。何でもあるというのは何にもないような感じで、便利だけど新しい出会いには向きませんでした。そんなわけで選んでみて、最近は音楽的な好みよりも、良い出会い方をした曲が自分の中で大事になっているなと気付きました。一緒にツアーを回って各地でたくさん聴いた大好きなメシアと人人の曲、インドに住んでた先輩から教えてもらった曲、旅行先で浮かれて入ったストリップ劇場で流れていたご当地ソング、ツアー先で仲良くなったスギーさんの曲。今年の自分の日記みたいな曲たちです。森山直太朗はただ昔っから好きなだけ。毎年名曲をありがとう。

西村中毒

“Never Found a Girl” Alex Chilton
“さよならメランコリア” 佐野元春
“Giblet Gravy” George Benson
“PEROYANO” 象の背

“ニューキックス” ゆ~すほすてる

2022年はAlex Chiltonとの出会いから始まり。拾得でのライブ後にかけてくれてたBGMが最高でこれ何ですか?と聞いて知った。powerpopに足元を掬われる日々は未だ続きそうと思った。

佐野元春は選曲の中で唯一の2022年リリース。ナイアガラトライアングル時代の佐野さんが大好きなので軽い気持ちで聴いたらバリバリ現役のままで格好良くてビビりました。

George Bensonは私からは珍しくジャズからの選曲で、氏はソウルシンガーとしのキャリアの方が知られているようだが当作品はそれ以前のギタリスト時代の作品。とにかくギターの音色が格好良い。真似はできない。

象の背は最近車でリピートしまくってて滑り込みランクイン。全曲アンサンブルから歌詞まで素晴らしく、プロデュースが本日休演の岩出、ミックスは我らがリーダーの江添さんである。

ゆ~すほすてるは去年共演したときに“ニューキックス”という曲を聴いてからというもの狂ったように音源聴き続けており今年もよく聴いた。サンクラとCDで若干バージョン違うのかな?マニアは要チェック。

 

流れる日々の中で生まれる、渚のベートーベンズの音楽

南雲健太(MINAMIS)

南雲 健太(Vo)髙坂 研多(Gt)清水 省吾(Gt)はむざ(Ba)篠原 佑太(Dr)
全人類を肯定する、5人組“BRIGHT PUNK”バンド。

“人の瀬” paionia

“Better Days” Liam Gallagher

“少女漫画” 奇妙礼太郎

“10am” ELLEGARDEN

“Theme of Bright Punk” MINAMIS

 

“人の瀬” paionia
今年はpaioniaでも勇成さん個人でも対バンさせて頂きましたが、どちらも今年一番の対バン相手でした。圧倒的存在です。この曲は俺は浸るというよりかは、その力強さに勇気をもらってます。アウトロでギターが唸るセクションは「前を向けよって」背中を押してくれてる気がするんです。俺も一度でいいからステージでこの曲を鳴らしてみたい。

 

“Better Days” Liam Gallagher
何かスイッチを入れる時、決まってこの曲を聴いてました。歪んだドラムのループがリアム本人みたいに肩で風を切りながら歩かせてくれます。あと彼の口癖であるYou knowがちゃんと作品に組み込まれてるところが流石って感じです。MVの画の質感もめっちゃ良い。

 

“少女漫画” 奇妙礼太郎
奇妙さんの歌はもちろんのこと、この曲は早瀬さんのソングライティングが最高です。メロディーひとつひとつが綺麗だし、朝が来ないでとか、夢よ醒めないでといった言葉の表現にとても共感が持てます。それを奇妙さんが歌う事によって切実さが倍増する。この曲が入ってるアルバム『たまらない予感』が大好きです。俺はアナログ盤も買ってずっと聴いてます。このままだと本当に擦り切れそうです。

 

“10am” ELLEGARDEN
そもそも2022年に、彼等の未だ見た事のないタイトルをここに書ける事自体、本当に嬉しくて最高ですよね。個人的に“10am”は今までのエルレとこれからのエルレのバランスが絶妙に良くて好きです。メロディーラインが綺麗で、誰でも歌いたくなるのがELLEGARDENなんです。

 

“Theme of Bright Punk” MINAMIS
この曲はMINAMISが5人体制になる前から作ってた曲なんですが、省吾が入ったタイミングでリリースできて良かったです。この曲のピースが完全にハマった瞬間でした。俺たちが2022年にやるべき事、やりたい事が2分間に詰め込まれてます。メロディーライン、負けてないっすね。最高です。

 

照らされるんじゃない、輝くんだ – 加速する「BRIGHT PUNK」バンド MINAMIS。1stフルアルバム『FUTURES』インタビュー

野津知宏(D×Q)

20年以上大阪のライブハウスで蠢いていたのに、2022年11月に突如神戸・三宮にD×Qというライブハウスを立ち上げた者です。音楽と旅が好きです。明日が楽しみになる今日を刻んでいく。死んで生きれるか、人生とはHERE WE GOである。

“光” ハンブレッダーズ
“スロウタイム” Ring Ring Lonely Rollss
“半影” ペンギンラッシュ
“LOSER” Apes
“Love in the Past Tense” Porcupine Tree

“光” ハンブレッダーズ
前作『ギター』も傑作で、それが全く色あせずにいる1年後に文字通りヤバすぎるスピードでリリースされた新作のリードトラック。なんの虚飾もない文字通りのロックバンドが放つまばゆい光。

“スロウタイム” Ring Ring Lonely Rollss
温故知新、音楽への探究と愛、そして体温を感じるエバーグリーンすぎる名曲。優しい光と多幸感に包み込まれる人生讃歌。

“半影” ペンギンラッシュ
出会った頃から「なんだこのヤバい奴らは!」と思っていたが、その時感じた未来を軽々と超えてくる進化の結晶が詰まってる。壮大でシリアスなのにギリギリでポップミュージックから逸脱しないすごい曲。

“LOSER” Apes
真綿で首を絞めるかのごとく、じわじわと五感に染み込んでくる危ない1曲。少し靄がかったようなイメージの中で、言語化しにくい感情に包まれてとんでいく。

“Love in the Past Tense” Porcupine Tree
まさか出ると思ってなかった13年ぶりの奇跡の新譜。スペーシーでソリッドでヘヴィでメロディアスでプログレッシブなサウンド。職人が丹念に紡ぎあげたアンサンブルは知的探究心を刺激しイメージの世界へつれていってくれる。

 

経験の蓄積から生まれた理想郷 ー ASR RECORDS 野津知宏の半生と〈D×Q〉のこれから

服部健太郎

1989年12月31日生まれ。写真を撮っています。

 

Webサイト:https://hattorikentaro.com
Instagram:https://www.instagram.com/hattorihattorihattori/

“灯” paionia
“わたしたちへ” カネコアヤノ
“大衆” OMSB
“What He Wrote” Laura Marling
“予感” butaji

音楽家と楽曲への尊敬の念を、言葉で表すすべを持っておりませんが選曲しました。あらゆる面で影響を受け、あらゆる場面で頼りにしていた日々でした。来年もきっと変わらずそうだと思います。

 

生活は変われど、再び日々を鳴らし始めた路地の『KOURO』

ハナカタマサキ

https://antenna-mag.com/wp-admin/post.php?post=61711&action=edit

作詞・作曲、ほぼ全ての楽器の演奏、プログラミングから録音までを一人で行い、独自のポップミュージックをつくり出す音楽家。玩具などを使用したミニマルから、エレクトロニカ、フォーク、フルオーケストレーションまで多彩なサウンドを纏った楽曲を制作している。

“Moons” 岡田拓郎

“Fisher Island Sound” Beirut

“So Unimportant” Bon Iver & Ethan Gruska

“クロノスタシス” BUMP OF CHICKEN

“Fragments of a Distant Sky” Moshimoss & Levi Patel

“Moons” 岡田拓郎

待望の作品でした。ひたすら気持ちいい音と摩訶不思議な音が混在しています。

これをつくりあげた苦労を考えると背筋が伸びます。

 

“Fisher Island Sound” Beirut

Beirutからはいつも制作に向かう勇気をもらっています。これがリリースされた頃にザックに憧れて8弦のウクレレを買ってしまいました。

 

“So Unimportant” Bon Iver & Ethan Gruska

ボーカルに手の込んだ編集が施されていてそれがすごく魅力的で大好きです。自分でもいつかやってみたい。いい塩梅でボン・イヴェールのサウンドが混ざっていて心地いいです。

 

“クロノスタシス” BUMP OF CHICKEN

今年もバンプの曲はどれも良かったですがその中でも一番聴いた曲です。年々色っぽくなっていく声がとてもかっこいい。

 

“Fragments of a Distant Sky” Moshimoss & Levi Patel

音に対してこんな接し方をいつかしてみたいです。2022年一番こころを癒してくれた音楽かもしれません。

 

一人きりでの宅録を突き詰めた先で開いた、オーケストラの彩り – 高知在住SSW・ハナカタマサキ『Small Melodies』インタビュー

原田美桜 (猫戦)

1999年生。「猫戦(ねこせん)」のヴォーカリストとして全曲の作詞曲を務めるほか、客演でのヴォーカル・作詞曲、文筆などで活動中。2匹の愛猫がいる、日韓ミックスルーツ。

 

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Twitter:https://twitter.com/OdoroyoCAT

“Love Overgrown” Raveena

“fall in line” Fana Hues

“Somebody!” 로꼬(Loco)& 화사(Hwa Sa)

“I MA feat. dosii” Kan Sano

“Cheek To Cheek” meenoi(미노이)

“Love Overgrown” Raveena

彼女の音楽的・出自的ルーツを結んだ素晴らしいアルバムでした。コーチェラのステージはMC含めパフォーマンスすべてが最高すぎて日本時間早朝から嬉し泣きしてました。

 

“fall in line” Fana Hues

リスニングはフィジカルの割合も高めではあるのですが、私の2022 Apple Musicはこのアルバムが再生回数トップ。彼女のことはタイラー・ザ・クリエイターのアルバムで知ってからファンです。

 

“Somebody!” 로꼬(Loco)& 화사(Hwa Sa)

ふたりの内面/外面すべての魅力が溢れて溢れて歌とビデオに表れてる。かっこいい、かわいい、完全に憧れ。短い曲なのに一瞬で幸せにしてもらえる。こういうコラボに弱い…音もすごくいい。

 

“I MA feat. dosii” Kan Sano

全曲を聞いたら自分はどうなってしまうんだろう、と多幸感で逆に不安になるアルバム1曲目。dosiiの客演韓国語パートはもちろん、詞と歌がたまらないです。

 

“Cheek To Cheek” meenoi(미노이)

どこまでも浸透してくる歌唱力はもとより空気を感じるラブリーな歌い方が大好き。今年のツアー京都編のワンマンは1曲目に“Cheek To Cheek”をやったんですが、その時はこの미노이バージョンをけっこう参考にしました。ジャズ・スタンダードのcoverは自分のヴォーカルキャリアの中でいつか挑戦したい。

 

自然体と無意識が生み出した、表出する音楽 – 猫戦インタビュー

平松稜大(たけとんぼ)

東京都内を中心に活動するフォークおよびロックグループ、たけとんぼの作詞作曲、ギターボーカル。いちやなぎ、クララズ、井乃頭蓄音団、世田谷ピンポンズ、keme、清水煩悩など多数のアーティストのサポートも含めたソロ活動も積極的に行なっている。

 

Twitter:https://twitter.com/heylor_matsu
たけとんぼTwitter:https://twitter.com/Band_TakeTombo

”紙飛行機” たけとんぼ

”恋は終わってしまった” 残像のブーケ

”風のメロディ” チューリップ

”Did I?” Kate Consentino

”Steal Your Heart Away” Watkins Family Hour

”紙飛行機” たけとんぼ(2022年)
今年の大きかった出来事は、やはり自分のバンドではじめてアルバムを出せたこと。これはそのアルバムの1曲目を飾る曲で、制作期間中に何回聴いたことか。20代中盤もすぎてからの煮え切らない気持ちと苛立ち、孤独を詰め込んだ曲。「平松稜大27才のつぶやき」みたいな。

 

”恋は終わってしまった” 残像のブーケ(2022年)
「残像カフェ」という2001〜2010年に活動していたバンドのボーカル、大森元気さんのソロプロジェクト。70年代のAORやウエストコースト、和製フォークからの影響が強く、好きな音楽がとにかく合うので数年前からお世話になっていた。これは今年4月にリリースされたフルアルバムの1曲で、なかでも日本のフォークからの影響を特に感じる。今年2本のライブでサポートギターを弾く機会があり、この曲はライブ最後の曲だった。とにかく熱かった。こういうある種様式美的なフォーク・ロックの展開というものはベタに思われがちだが、じゃあ日本でこういうことができる人っていったい何人いるの?ってお話。

 

”風のメロディ” チューリップ(1976年)
秋口にさしかかるころ、初めて雑誌のインタビューというものを受けた。冬に入るころ、アルバムのレビューのお仕事をもらった。チューリップのことをこんなに考えたのは久しぶりのことだったし、こんなにたくさん聴きこんだのは小学生の頃ぶりだったかもしれない。鋭い歌謡曲的なAから流麗に展開するBメロ、姫野達也と財津和夫のスイッチボーカル。「おいしいところ全部」という感じ。

 

”Did I?” Kate Consentino(2022年)
インスタなんかたまに見ちゃったりなんかするんだけど、ストーリーの広告ってのはいいね。すごく賢くて好きな音楽のタイプとかをちゃんと分析して広告に反映してくれる。YouTubeは爪の垢を煎じて飲むべし。炭酸割りで。レモンしぼって。そんなひょんなことから知ったのがこちらのアメリカのどこか在住のこの方。とってもチャーミングでユーモアたっぷりで、ショート動画とかよくみてる。欧米のポピュラー音楽は、古い音楽へのリスペクトがあるというよりは、自然に体に馴染んでいる感じ。ケイト・コンセンティーノはアメリカンポップスと90年代後半の宇多田ヒカル的な世界観を感じるのが不思議だ。

 

”Steal Your Heart Away” Watkins Family Hour(2015年)
お世話になっている井乃頭蓄音団のヒロヒサカトーさんから今年の6、7月ごろに教えてもらった曲。久しぶりに音楽を聴いてショックをうけた。こんな感情まだ自分もてたんだというくらいの衝撃だった。美しいメロディ、せつなく、あどけない少女のような歌声、そしてシンプルながら抜群の演奏力。こんな曲が作れるように、演奏できるようになりたい。来年の目標ですね。

 

伝道と更新を目指すアコースティック・サウンド – たけとんぼインタビュー

たけとんぼ 平松稜大・きむらさとしに影響を与えたアルバム5選

50 pears

低体温でストレンジな空気感を追求する、東京のインディーロックバンド。2016年に結成し、2017年3月からライブ活動を開始。
2022年6月、1stフルアルバム『Wave Biograph』リリース。

 

Webサイト:https://linktr.ee/50_pears

“I’m Coming Home Again” Spiritualized
“In These Times” Makaya McCraven
“It’s A Passage” Daniel Rossen
“Metro Guide” Tom Zé
“Intersection” 50 pears

“I’m Coming Home Again” Spiritualized

スピリチュアライズドの新アルバムを締めくくる10分弱の長尺曲です。スピリチュアライズドは大きな展開でジワジワ来るタイプの曲が多いですが、特にこの曲は後半のなんだこれはどこだここは感が強くて好きです。ちょっとそこまでというつもりで家を出て、道に迷って草むらをかき分け進んでいたら気づいたら宇宙の果てのブラックホールの淵にいるというような曲です。

加藤(Vo / Gt)

 

“In These Times” Makaya McCraven

ドラマー兼ビートメイカーであるマカヤ・マクレイヴンの新譜です。前に前に引っ張るミニマルな躍動感とゆったりとした流れが共存しているのが魅力です。その中でも、11/16拍子ながらむしろその魅力を存分に味わえる表題曲を選出しました。特に歩きながら聴くのがとても心地良く、11月に開催されたFESTIVAL de FRUE会場までの道中をこのアルバムで過ごしました。

三浦(Dr)

 

“It’s A Passage” Daniel Rossen

大好きなグリズリー・ベアの中心メンバー、ダニエル・ロッセンのソロプロジェクトです。今年リリースされた1stアルバムの最初の一曲になります。非電子楽器による非常に複雑なオーケストレーションが、抜群の録音で鳴り続けているアルバムですが、中でもこの曲の幕開けが鮮烈に印象に残っているので選びました。

加藤(Vo / Gt)

 

“Metro Guide” Tom Zé

アルバム制作はエンジニアである中村公輔さんと話し合いながら行いました。なんだったら関係ない話をしていた時間の方が録音より長かったかもしれませんが……。その中で紹介してもらった音楽のひとつが、ブラジルはバイーアのTom Zéです。86歳という年齢を全く感じさせない瑞々しさに衝撃を受けた彼の新譜から、緩急の変化が気持ちいいこの曲を選定しました。

三浦(Dr)

 

“Intersection” 50 pears

今年リリースの私たちの1stアルバム『WAVE BIOGRAPH』から一曲選出させていただきました。シンプルなエイトビートを軸とした都会的な楽曲ですが、「波の一生」をコンセプトに据えたアルバムに調和するよう、ゆったりとした後半をあえて「蛇足的に」付け加えて、時間の流れを表現しました。長い制作期間の中で、自分達自身も聴き込んで強く心に残っている曲です。

加藤(Vo / Gt)

 

50 pears『Wave Biograph』 – バンドは、小さな波が集合して生み出す大きな波

盆丸一生 (ベルマインツ)

兵庫県三田市出身。1995年生まれ。「ベルマインツ」では歌とギターを担当。2022年10月にはミニアルバム『風を頼りに』をリリース。

 

Webサイト:https://lit.link/bellmainz

“BADモード” 宇多田ヒカル

“景色 / 欄干” adieu

“Gifted” Koffee

“Vickie” Peach Pit

“あの言葉、あの光” bonobos

 

“BADモード” 宇多田ヒカル

『BADモード』収録。楽器への厚い信頼というか、そこに流れる風も水も、人も感情も、彼女には自らの指先のよう。遠く離れた場所にいるようで、確かなシンパシーを感じている。

 

“景色 / 欄干” adieu

『adieu 3』収録。スカート澤部氏提供、Yaffle氏編曲の一曲。3分に満たない曲の中に詰まった侘しさと恍惚のドラマチックな展開が胸を打つ。充足感がないわけでもないのに腹八分目で曲が終わる。そのあと僕はまた何度目かの再生ボタンを押してしまうのだ。

 

“Gifted” Koffee

『Gifted』収録。4月、カリフォルニアの野外フェス”Coachella”の生配信で初めて知ったKoffee。レゲエを基に乗りこなす彼女の声色とリズム感の良さにビビッと。音源とライブのバンドセットのアレンジが全然異なることからも、旨味に溢れたその歌の強さに改めて気付かされる。来日待機。

 

“Vickie” Peach Pit

『From 2 to 3』収録。ひたすらギターが良い。柔らかい歌を彩る、リードギターがずっと良い。やっぱギター好きなんだなあ、と思い出す。バンドやりたくなる。憧れちゃう。

 

“あの言葉、あの光” bonobos

来春の解散を発表したボノボ。演奏する人間として大きな憧れの対象だった彼らを、今後はもう見られなくなるらしい。後悔したくないし、今年はたくさんライブを見に行った。その中で特に印象的だったのが、ONE MUSIC CAMPで見た「あの言葉、あの光」。これまで色んな角度から幾度となく魅了されてきたが、やはり僕を最も惹きつけるのは蔡さんの歌なのだと気が付いた。

 

僕には歌が全てなのだ。

 

ベルマインツ『風を頼りに』- 成長を形に変える、新しい起点としての1枚

マーガレット安井(ANTENNA)

関西インディーズの水先案内人。音楽ライターとして関西のインディーズバンドを中心にレビューやインタビュー、コラムを書いたりしてます。
toyoki123@gmail.com

“神様を信じてる” 葉山久瑠実

“花を添えて” 糞八

“はだかの世界” (夜と)SAMPO

“Radio Star” Subway Daydream

“シャララ” ムノーノ=モーゼス

関西のインディーズシーンを追っかけている人間なので、自動的に好きな5曲も関西のバンド・アーティストになるわけで。Subway Daydream、ムノーノ=モーゼスはライブでこの曲を見た時に「あ、これは名曲だわ」と感じ、(夜と)SAMPOの“はだかの世界”は「この曲を超える曲はしばらく出ないだろうな」とすごく興奮したのを今でも覚えています。でも今年一番好きだったのは糞八の“花を添えて”でした。レビューでも書いたのですが、この曲を聴いたときに「あ、これは自分の曲だ」と思ってしまったので。その時点で、今年はこの曲だったという感じです。

 

ただ「今年にリリースしたもの」という括りを外した時、一番聴き返した曲は葉山久瑠実さんの“神様を信じてる”でした。2016年の楽曲なのですが、昨今のことで自分にとってはすごくタイムリーな曲となってしまいました。最後の〈でもなんか彼女 前より幸せそう〉という歌詞は「“あちら”と“こちら”の埋まらない溝」みたいなものを的確に表しているように感じます。今年もいろいろありましたが、来年も頑張ります。

マーライオン

ひなまつり生まれ横浜育ちのシンガーソングライター。 〈NIYANIYA RECORDS〉主宰。 2009年から都内を中心に、ライブ演奏、音楽制作、文筆業、俳優業、ポッドキャストなど、ジャンルの垣根を越えながら活動中。 これまでに、曽我部恵一が主宰する〈ROSE RECORDS〉などから、計8枚のアルバム作品を発表している。

 

Webサイト:https://maaraion.niyaniyarecords.com/
Twitter:https://twitter.com/maaraion_info
Instagram:https://www.instagram.com/maaraion_niya/

“Queendom” Awitch
“My Sweet Home(Live at 中野サンプラザホール 2022.3.21)” 小泉今日子
“胸が痛い” 超右腕
“花瓶” Tele
“おばけトンネル” マーライオン

“Queendom” Awitch
ボーカル、ライム、ミックス、全部かっこいい。奮い立つ歌やラップが好きで、この曲は気合いを入れなければいけない一日の始まりに繰り返し聴いた。素晴らしい。

 

“My Sweet Home(Live at 中野サンプラザホール 2022.3.21)” 小泉今日子
今年は念願叶って小さい頃から大好きな小泉今日子さんのライブを見に行った。40周年ライブはとにかく凄かった。子供の頃から母がリビングにあるラジカセで小泉さんの曲を聴いていて、僕が一番好きなのがこの曲“My Sweet Home”だ。この曲の演奏が始まった瞬間にだんだんとライブを見に行く生活が戻ってくるような予感がしてきて、生で聞いていてすごく希望が湧いてきた。あの瞬間が2022年のハイライト。31年ぶりのホールコンサートとは思えない素敵なコンサートだった。

 

“胸が痛い” 超右腕
仕事で疲れ果てた日によく聴いた。今まで胸が痛かった出来事が走馬灯のように駆け巡る。声とメロディーが本当に素敵で魅力的だと思います。2022年の名曲。

 

“花瓶” Tele
新しいスターの誕生だと思う。声、メロディー、歌、アレンジなどなど素敵が沢山詰まった魅力的な楽曲。聴くたびに世界が広がっていく感覚になるポップソングの名曲だ。

 

“おばけトンネル” マーライオン
2020年3月頃、ギター弾き語りで作った曲がようやく音源として完成した。歌、演奏、作詞作曲、ジャケットイラスト、ミックスマスタリングと自分が全て理想とする形でリリースできた配信シングル。10年以上かかったけど、ようやく作品の作り方がわかってきたかもしれない。たくさんの方に届けたい自信作。

 

今年はアルバムを2枚同時進行で作っていたこともあり、曲を書きながら自分を鼓舞していた。ひとりの音楽ファンとして聴いた時に純粋に良い曲だなと感じたので選曲した。みなさんもよければ聴いてみてください。

 

マーライオン、変わる!-もっとみんなに喜ばれる音楽をつくるための模索と研鑽

峯大貴(ANTENNA)

1991年生まれ。ライター / ANTENNA副編集長。「大阪人兼高円寺在住」とこれまで言ってきましたが、約8年半住んだ高円寺を離れて東急世田谷線沿いに先日引っ越しました。新生活スタート。振り返っている場合ではありません。

 

Twitter:https://twitter.com/mine_cism

“Over Now” Bialystocks
“魔法は魔女に | magic belongs to witches” Laura day romance
“港に船” 大石晴子
“RESIDENTS” NEKOSOGI
“16” アフターアワーズ

ライブハウスは元の状況に戻りつつあることを噛みしめるように楽しんでいた。しかし最新リリースを追いかけまくったり、コロナ前のように現場から新たな火種を見つけることに血眼になるというより、ここ5年の間に追いかけてきたものが一気に花開いたタイミングが訪れたので、そこに責任感を持って取材したり、記事にしていくことに注力していった年だと言える気がします。それでも溢れて取り掛かれなかったことがいくつもある。申し訳ないなと思うと共に、自分は幸せなライターなのかもしれないと周りに感謝しています。蠣崎未来さんが東京に引っ越してきたり、岡林風穂さん『刺激的な昼下がり』、Eri Nagamiさん『どちらかというとそう思う(Moderately Agree)』に飛び切り魅了されたり、東海地方に魅了された年でもありました。また音楽以外の仕事をすることも出てきたので、音楽ライターの肩書きから「音楽」を取ってみた。軸足は変わらず音楽にありますが、そこから派生したところにもひょひょいと行ける「ライター」の事始め。うまいこと時代をすり抜けていきたい、フリーランス2年目でした。

宮本佳直(YMB)

大阪在住、作曲家。

2015年より4人組バンドYMBの首謀者として活動。現在YMBは活動休止中。今後も自身の生活に根ざした曲を様々な形で発表予定。

 

Twitter:https://twitter.com/ymbymbymbymbymb

“たまらない予感” 奇妙礼太郎

“AH YOU” 原田茶飯事

“HAVE A NICE DAY” TENDRE

“間の季節 feat. ayU tokiO, KONCOS” the chef cooks me

“思いがけず雨” Nagakumo

YMBの活動休止もありましたし、個人的にガラッと環境の変わった、激動の一年でした。自分の暮らしを見つめ直す中で、作曲者として音楽を聴くのではなく、純粋にリスナーとして、音楽を心の支えにするように聴いていました。

 

先の見えない生活に光の差すような、明るい予感に満ちた5曲を選ばせていただきました。2023年は明るい曲がたくさん作れる一年になりますように……(笑)

 

僕の音楽から誰かのための音楽へ – YMBが語る最新作『Tender』とバンドとしての成長

みらん

1999年生まれ、兵庫県在住。包容力のある歌声と可憐さと鋭さが共存したソングライティングが魅力。2022年3月に、監督:城定秀夫×脚本:今泉力哉、映画『愛なのに』の主題歌“低い飛行機”(プロデューサー:曽我部恵一)を含む2ndアルバム『Ducky』をリリース。9月には久米雄介(Special Favorite Music)をプロデューサーに迎え入れ“夏の僕にも”を配信リリースし注目を集める中、12月14日(水)に新曲“レモンの木”をリリースした。

 

Twitter:https://twitter.com/m11ram_5
Instagram:https://www.instagram.com/mirams11
Webサイト:https://miram-official.studio.site/

“旅行” 柴田聡子
“このドアを閉めるまで” UlulU
“I’ve Got to Say It’s True” DYGL
“悲しい用事” 坂本慎太郎
“素っ頓狂 feat. BIM” YeYe

“旅行” 柴田聡子
5月に『ぼちぼち銀河』というアルバムが出されてから、飽きることなく今もアルバム全曲通して聴いています。いつも“旅行”のいちばん最初の「うにゅぅうん」みたいな音が耳に入ると、大優勝ーーーって心の中で叫んでしまいます。ほんと、イントロが最高です。サビに入るまでの柴田さんの低音ボイスはざらつきがあって、そのざらざらに胸のかゆいところ撫でられていたら、あっという間にサビで遠くに行っちゃう声。置いてかれたーって思うほど、目まぐるしく世界旅行してる楽曲で、アルバム全曲素晴らしいです。

 

“このドアを閉めるまで” UlulU
5月に出た『UlulU』というアルバムから。夕方、歩いて家まで帰ってるときに、そういえばネギちゃん(WANG GUNG BAND)がおすすめしてたなあーと思って聴いてみたら、凄まじかった曲。それまでUlulU聴いたことなかったけど、過去の作品を遡っても、衝動的な感じがずっとあってかっこいいです。この曲は、サビのラストで「このドアを閉めるまでの人生」と歌ってて、痺れました。歌詞の中に人生というワードをいれるのは中々出来るもんじゃないなと思うし、ドアを開けるのではなく閉めるというストーリーに興奮して、早歩きになったのをおぼえてます。その後、リリースツアーに呼んでもらい対バンしてライブを見たのですが、ライブはもっとかっこよかったです。私のヒーロー。

 

“I’ve Got to Say It’s True” DYGL
この曲が入ってるアルバムは2017年に出たものですが、当時から好きすぎてずっと聴いてます。なんならその後に出た楽曲にまだ追いつけてません。「この曲聴こ〜」と思って聴いてるのではなくて、何聴いたらいいかわからない気分の時にお任せプレイリストにしていると必ず流れてきて、そして必ず「これだ〜」ってなります。単純に、音色とか楽器のバランスとかテンポがすべて、私の好みなんだと思います。体の真ん中らへんに、ずどーんって感じじゃなくて、とってもスマートにフィットして落ち着きます。今年もお世話になったし、来年もきっとお世話になる曲です。

 

“悲しい用事” 坂本慎太郎
6月に出たアルバム『物語のように』から。今年はなんだか自分の中で「折り合い」というワードがたくさんたくさん頭を巡ったのですが、この曲もそんな「折り合い」について歌ってるんじゃないかなと感じました。けど重たくなくて、とっても爽やかに仕上がってるのが心地よくってよく聴きました。楽しいことと、楽しくないこと、好きな人と、好きじゃない人、踊りたい日と、帰りたい日。さまざまな気分を抱えて、最終的には全て笑顔の君に繋がりますようにという願いみたいなものが込められててあったまります。折り合いつけるの、大好きです。

 

“素っ頓狂 feat.BIM” YeYe
9月に『はみ出て!』というアルバムが出されて、この曲は1曲目に入っているのですが、最高すぎて、それ以降の曲がまともに聴けていないという事態です。YeYeさんの抑揚とか調子が、ナチュラルにぶち上がっていて感動でした。日々、誰かを観察して苛立ったり、そんな自分に反省したりしますが、そんなことより、そんなことよりね、言葉が溢れてよかったよねって優しい笑顔を向けられているようで安心します。それからBIMさんの調子も素晴らしい馴染み方で「なんじゃこりゃー」って毎回テンション上がるのですが、ほんとにこんな作品どうやったらつくれるのでしょう。ものづくりの魂を感じとれるファイトソングで、聴くたび、ありがたい気持ちです。

 

みらん『Ducky』 – 22歳の今しか表現できないことを歌っている、理想的なデビュー作

土龍(livehouse nano)

1976年京都府生まれ。
二条城の東側にある全国でも稀に見る小ささのライブハウス、livehouse nanoの店長兼音響兼照明兼制作兼雑用。毎年秋には仲間と共にロックフェスティバル「ボロフェスタ」を主催。派手好きの単純思考のパリピの一種。

“FINAL SHiTS” BiSH

“talk” beabadoobee

“Chaises Lounge” wet leg

“farewell” kurayamisaka

“WANKAN” ロケットボーイズ

“FINAL SHiTS” BiSH

今年は年明けからこの曲に度肝抜かれました。2023に解散するというニュースの衝撃もあったけど、やっぱMVがねー、もう涙なしには観れなかったわ。もちろん演出もあるだろうけど、別れへの寂しさと同時に解散までの激動の1年のスタートへの覚悟がバシバシに感じられたメンバーそれぞれの表情、名曲“オーケストラ”モチーフの作風、そして解散後の未来を示唆する描写…。全清掃員が泣いた。

 

“talk” beabadoobee

びっくりした。これまでにもリリースはあって世界的な名前になろうとしていたのに、恥ずかしい話全然知らなくってあるDJイベントでプレイされた時にこの曲を初めて聴いて驚いた。コートニー・ラブのHoleやないか、と。僕の大好きな90sテイストのグランジ風ロックチューンがこの時代にリリースされるなんて、やっと来たかあの時代のリバイバルが、と。

 

“Chaises Lounge” wet leg

先述のbeabadoobeeの曲を聴く前に既に耳にしていた曲で、90sのインディーリバイバルを感じさせる曲に狂喜。その前に新潟のperiwinklesや東京のTheティバの存在を知ってその音楽に同様の感覚があったため乱舞。ティーン風の服装に身を包んだ女性2人のメンバーが抱き合うジャケットも懐かしいテイストで、世界に散らばるプロデューサー陣の同世代感も得たね。『ナノボロ2022』のオープニング映像にもこの曲は使用した。

 

“farewell” kurayamisaka

こちらは日本人の2022年スタートしたバンド。各メンバーは過去にそれぞれでバンド活動歴があり、彼ら彼女らが改めて集まってできたバンドらしい。ある日突然曲の1部がSNSに投稿され日本中のUSオルタナ好きが「誰だ!?」と反応。そういった音楽独特の切なさを含有し、喪失感を歌詞に綴った曲故、「あいついなくなっちゃったけど、俺らだけでバンドやらん?あいつの分も」みたいな話をメンバーが居酒屋で話す「ソラニン」的な風景を勝手に想像して勝手に泣いた。笑

 

“WANKAN” ロケットボーイズ

nano初出演の時「あの頃のフジロッ久(仮)やどついたるやねんやないか」と感嘆。ライブ直後フジ久の“はたらくおっさん”をかけるとメンバーが驚愕。この曲のテイストをバンドでやろうとそもそも集まったとか。この“WANKAN”はコロナ禍で居酒屋で飲むことができずコンビニ前で缶ビール買って飲むことしかできなかった時に、またパーティーできることを願って乾杯をする夢に溢れたパーティーアンセム。自転車乗って聴いてたらガンフィンガーを振りすぎてこけそうになった。

 

【2022年12月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

安井卓也 (寺田町Fireloop)

寺田町Fireloopブッキングマネージャー、時代を創る仕事をしています。現役バンドマンとしての活動はSNSなどからご覧下さい。

 

Twitter:https://twitter.com/Takuya_soulfood

“HIGHWAY” mabuta

“春を想う” ROVING GRANDPA

“人の瀬” paionia

“umi e umi e” Hue’s

“all my life” MELTME

最近は便利な時代になって、サブスクリプションサービスでは年間通して聴いてきた曲のランキングが出るようになりました。ほなそれでええやん!と思って見てたら打ち上げで流して踊ってた曲しか無かったんで、ちゃんと5曲ピックアップしてみようと思います。今年も全ての素晴らしい音楽と、それを愛してくれる皆様に感謝でいっぱいです!これからもよろしくお願いします!

 

“HIGHWAY” mabuta
2022年初頭にリリースした『LANDMARK』というアルバムから、埼玉秩父のロックバンド、mabutaのこの曲を。LOSTAGEやTheSpringSummerに影響を受けつつも、自分達の土台である「ライブハウス」を愛して鳴らして来た旅路があったからこそ歌える、美しいナンバーです。

 

“春を想う” ROVING GRANDPA

僕の春はこの曲と共にあったと言っても過言じゃないくらい、2022年の自分を支えてくれた大切な友達が出した『Utopia』というアルバムからこの曲を。先日ツアーファイナルをソールドアウトワンマン公演で終えたROVING GRANDPA、来年もまた沢山の挑戦と共に皆様に出会って貰える日を楽しみにしています。

 

“人の瀬” paionia

僕が働く〈寺田町Fireloop〉というライブハウス、そのスタッフ全員が静かに感涙を流したpaioniaの『Pre Normal』からリード曲でもある一曲をノミネートしました。「擦り減らすのは心じゃない その靴底と知るために」の一節に、当たり前のように疲弊していた心を救われたのは僕だけじゃないはず。日本語ロックバンドの宝です。

 

“umi e umi e” Hue’s
友達縛りのノミネートになってきました、でも結局普段聴く音楽とアルバムが出たことを喜んで聴く音楽って違うと思うし、やっぱりロックバンドは夢があって素晴らしいと思うので。『Hz-Adopt』というアルバムをリリースして、先日ワンマンライブを以てツアーを終えたHue’sから、何より思い入れの深いこの曲を。雨を虹に変えるんすよ。

 

“all my life” MELTME
最後の一曲は僕がサポートベーシストとしても参加しているMELTMEから、この時代を生き抜いて来た全ての人へ贈る一曲です。音楽はサブスクリプションに、愛とヘイトはSNSに、時代がどんどんバーチャルに進化してしまって、「僕達には言葉と歌さえあれば良い」と思っていた頃にはもう戻れなくなってしまったけれど。それでも確かに認められたかった人や、愛した場所や景色があって、感情をごった煮に放つ場所、浴びる場所のひとつにライブハウスがまだあるなら、僕達の2020’sは必ず時代の一つになると思います。夢見て笑って行きましょう!

 

【2022年12月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

安延沙希子(ヨットヘヴン、THE FOWLS)

ヨットヘヴン、THE FOWLSにてボーカルギター/作詞作曲を担当。
楽曲提供や、さっちゃんオールスターズとして周りのミュージシャンを巻き込み制作したアルバム『シャツを着て』をリリースするなど自由な音楽活動をしているミュージシャン。

 

Twitter:https://twitter.com/yasunobu_gaga
Instagram:https://instagram.com/sacchan_0624/

“Everybody’s Gotta Beating Heart” Eric Hutchinson
“あの日” 小林健太郎
“Hard Work” Desmond and the Tutus
“恋は直流電源装置” きむらさとし
“推薦入学” 茶封筒

“Everybody’s Gotta Beating Heart” Eric Hutchinson
こんな全員歌えるバンドをやりたいとぼんやり考えてたら、もうやられちゃったじゃーんってなりました(笑)。でも最高なのでよく聴いていた曲です。一発録りみたいですねスゴすぎ〜。YouTubeにある録音風景の動画も楽しいです。

 

“あの日” 小林健太郎
去年の終わりに出た小林くんのアルバムをこの一年本当によく聴きました。全曲好きで、1曲選ぶのが難しかった。生活のテンポと馴染むというか、このアルバムかけてる時間はちょこっと暮らしが楽しくなるというか。来年もたくさん聴きます。

 

“Hard Work” Desmond and the Tutus
今年は夏に転職したんですが、転職前によく夜中に爆音でかけて “ Hard Work !! ”って歌いながら仕事してました(笑)。歌詞の皮肉感も好きなポイントですが、なによりバンド隊がシンプルで格好いいです。ライブ観たいな!

 

“恋は直流電源装置” きむらさとし
さとしくんに書いた可愛いポップスです。ちょっとうわずる声がめちゃカワですよね〜Recもサクサク歌録りしてて、スキルもあるんですよ。ドラマーとしても素晴らしいのに嫌ですね(笑)。でもかわいいからまた曲書きたいな。制作工程も全部楽しかった!

 

“推薦入学” 茶封筒
今年リリースした茶封筒の曲の中でお気に入りの一曲です。バンド格好いい〜!サビのアレンジ構成すっごいタイプでハードリピートしてます。歌詞がファニーなんですけど、バンドの格好よさが勝ってて歌詞もすべて格好よく聞こえてくるので感動してます!

 

ヨットヘヴン『健康快樂』 – 今を楽しく生きようとする生活者の歌

山根裕紀子(RISIKO)

エディター、ライター/『RISIKO』編集長。ベルリンを拠点に、ファッションやカルチャー誌などの企画、取材、執筆をしている。2021年、ドイツのアンダーグラウンドな音楽シーンの”今”を紹介するマガジン『RISIKO(リジコ)』を創刊。2022年にはハンブルクを特集した第3号目をリリースした。

 

Instagram:https://www.instagram.com/risikomagazine/
Twitter:https://twitter.com/risikomagazine

“Klage einer Sünderin” Isolation Berlin

“Always Together With You” Spiritualized

“Rocker” Swutscher

“Troglodyte” Viagra Boys

“Yellow spring” Pyrolator

“Klage einer Sünderin” Isolation Berlin
昨秋に3rdアルバム『Geheimnis』発表から1年、ようやく今年リリースツアーを迎えたんだけど、ライブパフォーマンスがめちゃくちゃよくなっててびっくりした。特にこの曲はIsolation Berlinっぽい家で1人で聴くような曲なんだけど、後半にかけての盛り上がりがいい。で、ライブだと音の層がすばらしくて、とにかく惹き込まれる!ポストパンクってイメージが強いと思うけど、これは今までになかった感じ。次回彼らが来日した時はぜひ会場で体感してほしい!そんな1曲。

 

“Always Together With You” Spiritualized
ここ数年は世界的にもいろいろ大変な時期だったけど、そんな中希望を感じさせてくれた1曲。っていうとチープに聞こえるんだけど、それくらいよかったなぁ。去年この曲が先行リリースされてから、アルバムとベルリンでのライブ(会場は教会!)を楽しみにしてたけど、残念ながらライブはキャンセルに。ずっとライブ映像でしか観れてないから、いつか生の演奏を聴きたい!できれば来年、ヨーロッパツアーを!

 

“Rocker” Swutscher
RISIKO Issue 3 “HAMBURG”のイメージソングってことでよく聴いた1曲。誌面でも紹介してるハンブルク映画『Rocker (1972)』とは関係ないみたいだけど、この映画も同じくおすすめ!

 

“Troglodyte” Viagra Boys
今年はハンブルクと同じくらいスウェーデン、特にストックホルムにも縁のある1年で、そのせいかViagra Boysをよく聴いてた。新しいことをしようとしてるし、音がおもしろいよね。12月に初めてライブを観たけど、パワフル&エンタメ感満載でめっちゃ楽しかった!ライブ当日のお昼、たまたまマーク・リーダーからフォトグラファーのMartyn Goodacreを紹介されて、一緒にライブへ行って撮影したのもいい思い出。

 

“Yellow spring” Pyrolator
RISIKO Issue 3 “HAMBURG”にも参加してもらった、ピロレーターことクルト・ダールケ。今夏にリリースした新作アルバム『Niemandsland』は、“Yukatán”から“Yellow spring”の流れがすご〜く心地いい。マガジン名の由来でもあるバー〈Risiko〉跡地近くにあるレコ屋〈POP〉であったリリースライブ、ぜひチェックを!(“Yellow spring”は16:37から!)

 

今のドイツを国外や他の世代に。『RISIKO』が描くカルチャーの肌触り

やまのは(KiQ)

1994年生まれ、東京・阿佐ヶ谷育ち。ロックバンドKiQでGt / Voを担当する傍ら、CMや映画音楽への楽曲提供、また自らのレーベルmimikaki DISKを運営。フリーのエンジニアとしても活動し、録音やミックス、マスタリングを自ら行う。並行してDJやイベントブッキング、PAなど様々な現場で活発に活動中。

 

Twitter:https://twitter.com/Ioo_YamAnoHa

“No Credit For This” Charles Stepney
“Heroin” Lou Reed
“Da Smo Se Ranije Sreli” Branko Mataja
“Pista(Fresh Start)” Los Bitchos
“Thank you Darkness” KiQ

2022年は再発や秘蔵音源のリリースが粒揃いだった様に感じます。新譜も最先端の技術をふんだんに使ったデジタル的な作品より、温もりあるビンテージ志向の音源が多く発表された印象です。コロナの影響か、世界中の人達が一人で優しく踊れる音楽を求めるようになってきたのかもしれません。

 

チャールズ・ステップニーの没後46年目にして初めて発表されたアルバムをよく聴きました。4トラックのテープでこの表現が出来るのも、50年以上前に一人で家で作ってそのまま発表されなかった事実も正直信じられません。最高です。

 

ルー・リードのベルベッツを組む以前のデモテープは、ディランの影響と彼元来の光るポップセンスを当時の空気感で聴くことが出来ます。この時点でヘロインが段々早くなるアレンジなのが笑えました。

 

ブランコ・マタジョの幻の世界から聴こえてくる教会音楽のようなギターも素晴らしかったです。ヌメログループいい仕事しすぎ。

 

ロス・ビッチョスはビザール感とクルアンビン以降のインストサウンドの融合センスを感じました。

 

手前味噌で恐縮ですがKiQも選曲させて下さい。この1stアルバムを出したことによって、自分達が何をしたいのかを客観的に知ることが出来たような気がします。時代の空気感を意識して今後も作品を発表したいなと思います。

 

KiQ『FuU』ー多彩な仲間と共に漂着した、退屈な日々を彩るフォーク・ロック

吉野エクスプロージョン((夜と)SAMPO)

ハンブレッダーズ、加速するラブズ、フィッシュライフ……と関西で話題を集めていたバンドの元メンバーを中心に、「また歌いたい」という一心で令和元年(2019年)、結成。J-popからプログレッシブロックやフュージョンまで、メンバーそれぞれが幅広い音楽ルーツを持ち、音楽性や高い演奏力・パフォーマンスにも反映されている。2020年8月に初ライブ(ワンマン)を実施。そこからわずか半年後の2021年2月、『eoMusicTry 20/21』でグランプリを受賞。メンバー全員が会社員ながら、日々感じる喜びも悲しみも音楽で表現すべく活動中。

 

Twitter:https://twitter.com/yorutosampo

Instagram:https://www.instagram.com/yorutosampo/

“Spinning World” Perfume

“煙たがられて feat.細野晴臣” 冨田ラボ

“dead inside shuffle” Louis Cole

“このドアを閉めるまで” UlulU

“Afterglow” Superfriends

“Spinning World” Perfume

ひと聴きして、ビビりました。かっこよすぎる。「初めの音消える演出なんやコレ…やべえ…」と、食い入るようにMVを見てしまいました。僕が触れるまでもなくサウンドがイカしてることで有名なPerfumeですが、これまでとはまた違った色合いなのに、そのアーティスト“らしさ”を損なわない、進化した曲を出せるのは最高にアーティストだと思う。気づいたら大阪城ホールのライブチケットを買ってました。この曲は一般ウケしないのかそこまで盛り上がってなかったけど、僕は興奮してずっと貧乏揺すり…もといグルーブを感じて踊ってました(着席しながら)。奇妙な人間がいると思われたことでしょう。面目ない。

 

“煙たがられて feat.細野晴臣” 冨田ラボ

ダンディズム、現代に降臨。いや、意味わからんキャッチコピーをつけるなよ、と叱られそうですが、このワードが似合う。ダンディズムってもはや古い概念ですが、現代のサウンドとアカデミックなビックバンド風のアレンジによって融合されている。この作品が収録された“7+”は、今年一番Apple Musicで再生回数が多いアルバム。レミオロメンのVo.藤巻さんのボーカルをスローにしてリバースかけたというイカれたセルフリミックス曲もありましたが、聞きなれると絶対このバージョンの方がいい!!となるのは不思議。

 

“dead inside shuffle” Louis Cole
Louis Cole カッコイイ。それは世の理。

 

“このドアを閉めるまで” UlulU

ANTENNAさんもライブレポとか書かれていた『ナノボロ』で初めて共演したバンド。以前よりお噂はかねがねお聞きしていたのですが、ライブを見て心つかまれた。歌がよすぎる。歌詞がぶっ聞こえる。歌詞が聞こえる、じゃないねん。歌詞が、「ぶっ聞こえる」やねん。言葉が立体視されて、質量を伴ってぶつかってくるライブでした。翌日にはこの曲を28回くらいリピート再生してました。家で弾き語りもして、コピー出来た~とか一人で喜んでました。よかったらまた共演してください、この場を借りて勝手にラブコール。

 

“Afterglow” Superfriends

「どんな音楽好きなん?」とそんなに仲良くない人に質問されるほど、辛いことはない。即答できることなんてなかなかないほど、僕たちはたくさんの音楽のことが好きだし、答えたところで「おぉ…へーそうなんや。また聞いとくわ」とか言われて終わるのがオチである。

 

でも、「あなたの人生を最も彩ったアーティストは?」という問いに対して、自信をもって「Superfriends」と答えられる。私事ながら、自身の結婚式でも2曲流した。それくらい愛するアーティストであり、人生を彩ってくれたバンドである。最新作はオルタナティブであった。特にこの曲は毛色が違うのだが、ライブで聴いたときに完全にキマってしまった。あと毎年かどうかはわからないがほぼ毎年、年末に京都でライブをしてくれる。自分にとっての大みそかは、大好きなライブハウスで大好きなSuperfriendsのライブをサッポロビール片手に観ること。これがあるから来年も頑張ろうって前を向ける。

 

今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。

 

(夜と)SAMPOの生き様。理想と挫折から生まれた『はだかの世界』

YOTTU(Gift)

オーガナイザー/DJ。とにかくパーティーが好きという気持ちでDJも気づけば20年。自身のパーティー『Gift』は10周年。心の隙間にそっと入りこむような選曲を得意とする鴨川のハイジ。

“暮らし” YeYe
“あなただってそうでしょ” asuka ando
“Drive My Car” 石橋英子
“たまらない予感” 奇妙礼太郎
Olivia Dean 曲全体的に本当にたくさん

“暮らし”は、健やかなる時も病める時もほんと支えてもらった曲。その時その時にそっと寄り添ってくれるってすごくない?YeYeすごい!っていろんな感情が渦巻く尊敬の曲です。

 

“あなただってそうでしょ”は毎DJ絶対かけてる!くらい大好きな曲。GiftDUB ver,もプレゼント頂いたりこの曲を浴びてきらきらするフロアのみなさまが大好き。わたしの人生を支えてくれる大事な曲。

 

“Drive My Car”はほんとこの1年サウンドトラックずっと聴きました。心が広がっていく素晴らしいアルバム。1日聴いても飽きない。美しさとはなんだと沢山考えさせてもらいました。

 

“たまらない予感”は一瞬よくわからないけど(笑)なんだかうんうんとうなづいちゃうこの歌詞。フロアでかけてみんながふぁ~っとダンスする瞬間好きです。イントロからもうぐっとくるんです……

 

最後はOlivia Dean。洋楽に疎いわたしもこれぞサブスク様様というか こんな素敵なアーティストが!と出会わせてもらったシンガーです。新曲がでるたびにチェック、音源買ったりいつか来日しないかな~と心待ちに。しっとりもハッピーにも本当に今年一年沢山聴きました。選びきれないのでアルバム通して聴いてみてほしい~

 

【もっと身近なクラブカルチャー】vol.6 Gift

路地

多摩田園都市を拠点に活動する音楽グループ。メインストリートから一つ角を曲がったその先で、自由気ままなポップスを紡ぐ。2022年10月に3rdアルバム『KOURO』をリリース。

 

Webサイト:https://lit.link/rojiband
Twitter:https://twitter.com/rojiband
Instagram:https://www.instagram.com/roji_band/

“Candis” Sukekiyo
“Bad Habit” Stave Lacy
“Is That True?” YONLAPA
“歌の生まれる場所” 寺尾紗穂
“蟻とリンゴスター” 路地

“Candis” Sukekiyo
久々のビビビ。Wink、中森明菜風レトロ歌謡にYMOやゴス、アニメ要素を散りばめた昭和感が素敵です。MVも中毒性あって良いですね。
久保田敦(Gt)

 

“Bad Habit” Stave Lacy
曲単位でも好きですがアルバム通してトラックのかっこよさとソングとしての強さが共存(中々ない)した名盤で何回も聴きました。どんなテンションでも聞ける上質な食パンのようなアルバム。
久保田敦(Gt)

 

“Is That True?” YONLAPA
シティポップとサイケデリックが融合したような雰囲気に加えて、飾り気のない涼しい歌声が素敵なタイのバンドです。静かに淡々と低体温なイントロから徐々に熱を帯び、気付くとシューゲイズのような音の渦に浸っている。まるで、タイのあの蒸し暑くて雑多した街中で飲むビールの喉ごしのような楽曲。
鈴木雄三(Gt)

 

“歌の生まれる場所” 寺尾紗穂
寺尾さん独特の儚い歌声の中にも、力強さを感じる一曲。楽曲のリズムや展開も聴きごたえがあります。この曲に限らず、アルバム全体的に肯定的で、背中を支えてくれるような歌詞が散りばめられている気がします。自分が存在できる場所「余白」を残してくれているような、そんな感覚。
鈴木雄三(Gt)

 

“蟻とリンゴスター” 路地
手前味噌ではありますが、私たち「路地」が2022年にリリースした3rdアルバム『KOURO』の中から一曲選ばせて頂きました。この楽曲“蟻とリンゴスター”は、自分たちのルーツであるオルタナティブに振り切った一曲に仕上がりました。歪んだギターサウンドと梢さんの楚々とした歌声の融合、自分たちが今やりたいことを表現できたのではないかと思っています。
鈴木雄三(Gt)

 

生活は変われど、再び日々を鳴らし始めた路地の『KOURO』


Part.1(あ~さ行)はこちらからご覧ください。

保護中: お歳暮企画 | ANTENNAとつくる2022年の5曲 Part.1

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マドナシ(キツネの嫁入り)@ 京都GROWLY
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Amia Calva @ 京都GROWLY ライブレポート
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wave of mutilation(波)@ 京都GROWLY ライブレポート

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年鑑 石指拓朗 2022-世田谷ほっつき歩き編

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ANTENNA Writer’s Voice #6

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