【2018年6月】今、ライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!
2018年もがんがん追っかけていこうと思います。
おなじみの4つのライブハウスに注目アーティストを紹介していただいています。
紹介者は以下の方々です(五十音順)。
・京都GROWLY 店長:安齋智輝
・VOX hall ブッカー:小野満
・LIVE HOUSE DEWEY 店長:牧野大志
・Live House nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
Mond(モンド)
またまた京都外から失礼します。
愛媛は松山の4ピースフルバンドMond。
とても人懐っこいサウンドとキャラクターで、初見ですぐにノスタルジーに引きずり込まれました。
奇をてらわず、大地の恵みと純粋に音出したい願望がみごとにマッチして、全時代的なロックの実がなっている。
彼らはというか(Gtの石川くん)はいつもこちらに来る際は道中の日記をメールで送ってくるのです。
そんなバンドおったやろうか(笑)
産み出すものと出会うもの、両方を楽しみ大切にしてるからこそ愛される。
そのロックの実はとても甘く酸っぱい。
もう愛媛といえばミカンかモンドです。
これからじゅくじゅくに熟すまで、たくさんの人に出会って欲しいバンド。
あ、MVにはかわいい女の子が出てくるタイプのやつ。
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
VOX hall ブッカー:小野満の注目アーティスト
知らないひと
2017年、突如、動き出した、実現したい事が山ほどある多感な京都のオルタネイティブバンド。
my letterやAmiaCalvaを輩出した立命館軽音に属する、その現在の系譜をを引き継ぐ彼ら。ちょうど活動を始めて一年ほど、なかなかメンバーが固定しない経緯もあるが、なかなかくせ者で、興味深いフロントマン「ひかり」の歌世界には空間に浸透する透明感とビジョンが浮かぶ。ソロ活動も並行している彼の歌世界がバンドでの轟音サウンドとよりマッチしていく、今後のより光っていくイメージの浮かぶ注目のバンド。地に足つけて、進んでいきましょう!事故なく、怪我なく!!!
小野満
京都VOXhall勤務7年目くらい、ブッキングマネージャー小野です。
通称:おのまん(小野満という本名です)。京都に来て8年ほど、その前は東京生活でした。
東京時代によく出入りしていたハコが2005〜2010年くらいの新宿モーション、新宿JAM、下北沢ベースメントバー、下北沢スリー、渋谷ネストなど。その時代の東京インディー界隈に縁が深いです。
LIVE HOUSE DEWEY 店長:牧野大志の注目アーティスト
閑話休題
2012年5月 京都で結成。
当初は4人組バンドであったのだが2016年1月に活動休止。
2017年12月にうたとガットギターとベースというアコースティックデュオとして復活。
界隈的には非常に京都的な立ち位置ながらどこか懐かしさを感じさせる程にストレートな楽曲、コーラスのアンサンブルが特異な存在感を醸し出している。
牧野大志
DEWEYの代表。
ブッキング、PAを一人でこなすようになりもうすぐ2年。
年中スタッフ募集中。
Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト
星の王子さまたち
2009年結成、今年で10年目を迎える京都を中心に活動するロックンロールバンド。
いい意味での雑味のある演奏をバックに、それとは裏腹に、唄われるメロディと言葉はソー・センシティヴ、ソー・ロマンティック、ソー・スウィート。
首謀者でギター・ヴォーカルのアントニオ・ポグチ・コグチ・ケイイチは、ブルーハーツ直撃世代だからなのか、甲本ヒロトのようなイノセントさ、真島昌利のような心象風景を見事に描く。が、それは決して真似事なんかじゃなくて、アントニオ本人の心から真っすぐに飛んでくる「ど」ストレートな愛の言葉。
愛を求めて、自由を求めて、今宵もライブハウスにやって来てドカドカうるさいロックンロールをかき鳴らす。
時代が時代だったら、きっとセックスピストルズのような英雄に成れただろうに。
土龍
こんにちは。
土龍(もぐら)です。
京都生まれの京都育ち。
受験戦争の申し子を経て、めでたく京都大学入学。
でも何を間違ったか8年間在籍。
大学生活のほぼ全ては、大学構内より焼き鳥「どん」かライブハウスで過ごす。
やってきたチャンスに上手いこと乗っかって現在は、京都市中京区は二条城の近くの「livehouse nano」(http://livehouse-nano.com/)の店長。
自身の音楽活動としてはライブハウスの経営以外にも、京都の秋のロックフェスティバル「ボロフェスタ」主催チームの1人であったり、仲間のバンドにひょこっと参加してアルトサックスをご機嫌にブロウしたり。
またライブイベントの司会を務めることも多く、京都のライブイベントで司会者といえば「土龍」だろうと勝手に思ってたり。主催している「ボロフェスタ」でももちろん名物司会者として名を馳せてたりそうでもなかったり。
派手好きの単純思考。
関西屈指のパーティピープル。
土龍のいるフロアは華やぐとかそうでもないとか。
あ、あと2人の娘の父親。
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WRITER
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26歳で自我が芽生え、とうとう10歳に。「関西にこんなメディアがあればいいのに」でANTENNAをスタート。2021年からはPORTLA/OUT OF SIGHT!!!の編集長を務める。最近ようやく自分が持てる荷物の量を自覚した。自身のバンドAmia CalvaではGt/Voを担当。
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