HOLIDAY! RECORDS / 植野秀章が選ぶ、2017年ベストディスク10
今年、あなたのおすすめアルバム10枚はなんですか?
今関西だけでなく、日本中のインディーバンドをいち早くキャッチしているHOLIDAY! RECORDS。そんな多くの音源を聴いたであろう主催の植野秀章さんに、「売上とか無視でいいので、今年のベストディスク10枚教えてください」とお願いしてみました。
これを見れば今年のベストディスクに滑り込む、あなたのお気に入りの1枚が増えるかも?
Any Luck to You - ベランダ
万人に届く力をもった歌声とメロディーセンス。
それでいて京都バンドらしい、ニヤニヤしながらギリギリを付くような演奏の面白さ。
何度聞いても(見ても)飽きそうで飽きないなあ。
ひかれあい - カネコアヤノ
EP ONE & TWO - Eupholks
ポップパンクバンドMUGWUMPSのフロントマン小池くんの新バンド。
ルーツへの愛情とクリエイティビティを同時に感じさせるインディーロックサウンドは極上。
あくまでもハンカチがメインだというフォーマットも最高。
http://holiday2014.thebase.in/items/5991029
A COMPILATION OF RAD YOUTH - REVOLUTION FOR HER SMILE
岡山産エモーショナル・メロディックバンド初のフルアルバム!
エモ、インディーロック成分を極端に短い曲タイムとスリーピースの風通し良いシンプルなサウンドに
ぎゅっと凝縮した潔くも深みのあるメロディックパンク!
HEART RUNOVER - SAINT ROMANCE
サウンドのみならず、ジャケットやライブの空気感も最高に愛らしいインディーポップバンド。
荒井由実がインディーポップバンドを従えたような日本語曲が最高に好きです。
http://holiday2014.thebase.in/items/6565141
Laughing e.p. - by the end of summer
京都発のエモバンド。
ボーカルの脱退、新ボーカル加入やメンバーの就職による遠距離バンド化を乗り越えてリリースされた復活作。
そしてそれがめちゃくちゃ良かったという、そこにも感動する傑作!
お天気でした - Easycome
なつやすみ - バレーボウイズ
2017年、怒涛の快進撃を見せた京都のバンド。
ついに出た!という感じの音源だったので思い入れもある。
個人的に好きな「アサヤケ」収録。メンバーのハンドメイドによる特殊ジャケットも最高ですね。
chill ep - sayonarablue
週末を待ちくたびれて - SUNNY CAR WASH
サニカーは歌詞が素晴らしくて、特にこの「それだけ」という曲の
「髪の毛の色が変わったあの子を見るのがなんとなく少しいやだったそれだけ」
という歌詞が、「自分の中の大切な思い出のあの子」を、上書きしたくないそんな甘酸っぱい気持ちを感じさせてとても好きです。
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WRITER
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26歳で自我が芽生え、とうとう10歳に。「関西にこんなメディアがあればいいのに」でANTENNAをスタート。2021年からはPORTLA/OUT OF SIGHT!!!の編集長を務める。最近ようやく自分が持てる荷物の量を自覚した。自身のバンドAmia CalvaではGt/Voを担当。
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