Blue Birds／Blue Ceramics
陶芸家・桝本佳子の個展『Blue Birds／Blue Ceramics』が、6月25日まで〈ワコールスタディホール京都 ギャラリー〉にて開催されている。
信楽で制作活動を行なっている彼女は、小学校３年生の時に始めた茶道をきっかけに陶芸の世界に興味を持った。京都市立芸術大学の陶磁器専攻に進学し、自身の作風を模索する中、多くの現代アート作品に触れることで、固定概念が解放されていったという。「器であって器でないもの」という一貫したテーマのもと、伝統的な陶芸の技法を応用しつつも、絵皿や壺から鳥や植物が飛び出していたりするなど、実用とはかけ離れたユーモアと、親しみやすさのある魅力的な作品が特徴だ。美術・工芸・器・装飾といった枠組みを超えた作品は、見るものを明るく、解放的な気持ちにしてくれる。
本展は新作約75点を展示する、桝本にとってもこれまでで一番大掛かりな作品展示となる。10余年前にヨーロッパを旅した際に、ずらりとコレクションされた東洋陶磁器のド派手さにショックを受けて、着想を得られた本展。青い染付けのイメージから、海鳥をモチーフとした美しい作品を楽しむことができるだろう。
INFORMATION
| 日時 | 2021年5月6日（木）〜2021年6月25日（金）10:00〜20:00 |
|---|---|
| 会場 | ワコールスタディホール京都 ギャラリー |
| 料金 | 無料 |
| 出展作家 | |
| 主催 | ワコールスタディホール京都 |
| イベントページ | |
| お問い合わせ |
You May Also Like
WRITER
-
地域に根ざした世界中のインディペンデントな「人・もの・こと・場所」をおもしろがり、文化が持つ可能性を模索するためのメディアANTENNAです。
OTHER POSTS
RECENT POST
EDITOR
- フォトグラファー
-
昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
OTHER POSTS
