『トラッシュ・ハンパーズ』特別上映
ハーモニー・コリン史上最も問題作といわれる『トラッシュ・ハンパーズ』が、7月17日(土)に〈京都みなみ会館〉にて特別上映される。上映後のトークイベントでは、映画評論家の廣瀬純と文筆家の五所純子、作家でありミュージシャンの中原昌也が参加予定だ。
「ゴミとヤる人々」という意味の『トラッシュ・ハンパーズ』は、不快なタイトルが示す通り悪夢のような映画だ。老人のマスクを被った3人組が、街の植物に腰を振り、人形をイジメ、奇妙な歌を歌う……。ハンドカメラで撮影されたという荒い画質がVHSテープのような質感をかもし、万人受けとは言い難い強烈な空気を生み出している。ちなみに3人のうち、1人は監督本人、もう1人は妻であるレイチェル・コリンが演じているそうだ。
なお、京都みなみ会館では現在A24のリレー上映が行われており、ハーモニー・コリン監督作品である『スプリング・ブレイカーズ』を本作の同週に、出町座では『ビーチ・バム』を7月9日(金)から上映される。早熟の鬼才といわれるコリン監督作品を、ぜひ劇場で堪能してほしい。
トラッシュ・ハンパーズ
監督:ハーモニー・コリン
老人のマスクを被った3人組「トラッシュ・ハンパーズ=ゴミとヤる人々」の、アナーキーで下品な狂騒曲。街の植物に腰を振り、人形をイジメ、奇妙な歌を歌う…
3人のうち、1人は監督本人、もう1人は妻であるレイチェル・コリンが演じている。
VHSテープのざらついた質感で、地元ナッシュビルの路地や駐車場といったアメリカ的な風景を映し出す。
(アメリカ / 2009 / 78分 / ヨーロピアンビスタ)
INFORMATION
日時 | 2021年7月17日(土) 16:30〜 |
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会場 | 京都みなみ会館 |
料金 | ¥1,800均一 |
チケット販売 | 7月1日19:00〜開始 |
上映後トークゲスト | 廣瀬純(映画批評家、龍谷大学教授) 五所純子(文筆家) 中原昌也(ミュージシャン、作家) |
イベントページ |
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