Fractal Synergy
現代陶芸家によるグループ展『Fractal Synergy』が、6月26日(土)まで大阪西天満の〈YOD Gallery〉にて開催されている。
本展の目的は、かたちの柔らかさ、炎の強さといった「陶芸」のイメージを覆す作品を取り上げること。幾何学的で複雑な構造やコンピューター技術を用いた作品は、私たちが日常で使う陶芸とは全く異なり、一見3Dプリンターでつくられたように見えるほどだ。
竹内紘三、武村和紀、田中雅文、奈良祐希という4人の作家は、基本的な形と構成をそれぞれで設定し、その制約のなかでいかに表現できるかを探ってきた。「Fractal」とは自己相似図形を、「Synergy」は相乗効果を意味する。各々の作品ひとつのなかでも「Fractal Synergy」は成立しているが、同じ空間に白という色の作品に限定して展示することにより、新しい発見も生み出す空間になっている。
古からのテクノロジーとも言える陶芸を通して、現代の表現に挑む4人の作家とそれぞれの作品同士が語り合う本展にぜひ足を運んでほしい。なお緊急事態宣言が発令されている期間は、事前予約制での開催となるので、事前にギャラリーに問い合わせを。
INFORMATION
日時 | 2021年4月17日(土)〜6月26日(土)13:00〜19:00 休館日:日曜日 ※緊急事態宣言時は、事前予約制での開催となります。観覧をご希望の方は、来廊の前日までに、電話かメールにてYOD Galleryにお問い合わせください。 |
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会場 |
大阪市北区西天満4-9-15 第一神明ビル |
出展作家 | |
イベントページ | |
お問い合わせ | YOD Gallery |
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地域に根ざした世界中のインディペンデントな「人・もの・こと・場所」をおもしろがり、文化が持つ可能性を模索するためのメディアANTENNAです。
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