【2017年10月】今、ライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?
かっこいいバンドはいるの?
そんな京都の今のシーンを追うため、今月よりニュースとしてライブハウスの店長・ブッカーに現在注目しているアーティストを毎月一組紹介していただくことになりました。
紹介したいただくのは以下ライブハウスの方々(あいうえお順)。
京都GROWLY 店長:安齋智輝
VOX hall ブッカー:小野満
LIVE HOUSE DEWEY 店長:牧野大志
Live House nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
See Stadts(シーシュタッツ)
滋賀・京都で活動する5人組。
懐かしい歌謡曲×軽快なサーフロック。
周りのバンドとは一線を画す”トレンディドラマ感”が幾つやねん!と突っ込みたくなるほどの年輪を感じさせる「若手」です。
ヨギーやネバヤンの系譜を継ぐのだろうけど、なにかが違う圧倒的泥臭さといなたさ。
正直これはなかった。癖になります。
Twitter:@see_stadts
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
VOX hall ブッカー:小野満の注目アーティスト
ガラクタカンパニー
今年の始めに音源を持参してくれた、非常に京都というバックグランドを感じさせる学生バンド。
ライブ経験値こそ、まだ少ない中であるが、上半期の活動を通して演奏力もメキメキと上昇。
本人たちの聞いてきた音楽背景に、オールドなバンドサウンドが非常に魅力的に享受出来る。
9月のりんご音楽祭にも見事オーディション枠からの出演を果たし、当人たちの外への目の向き方がなおいっそう強まっている伸び盛りの時期のバンド。今後が非常に楽しみな存在です。
Twitter:@galactic_Co_
小野満
京都VOXhall勤務7年目くらい、ブッキングマネージャー小野です。
通称:おのまん(小野満という本名です)。京都に来て8年ほど、その前は東京生活でした。
東京時代によく出入りしていたハコが2005〜2010年くらいの新宿モーション、新宿JAM、下北沢ベースメントバー、下北沢スリー、渋谷ネストなど。その時代の東京インディー界隈に縁が深いです。
LIVE HOUSE DEWE 店長:牧野大志の注目アーティスト
THE BROWN BUCKS
90年代後半に青春を過ごし、ロキオンクロスビートなどを毎月購入し、大学の講義中に熟読していたような人(筆者含む)の琴線に触れまくり。
その実力に伴わず、全く誰にも知られないまま結成6年。
まず、メンバー全員 見事に華が無い。
華が無い事を逆に売りに出来るようなプロデュース能力もない。
使い古された言葉だが、ライブを見ないとわからない。
わからせてくれない。
京都随一のツチノコバンド。
牧野大志
DEWEYの代表。
ブッキング、PAを一人でこなすようになりもうすぐ2年。
年中スタッフ募集中。
Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト
SIRMO STAD
美しいのよ、とにかく。
キャリアがあるし、フィジカルは信頼のおける、それ。メンバー3人ともが自分の意思通りにイメージした音出せてるし。アンサンブルもいい。イコール音圧もある。
でも、そこじゃないんよなぁ。冷たいってか、青い炎ってか、わかりやすく燃えてるものなんかよりめっちゃ熱いんよ。
「あ、おれら、エモい音楽やってますから」なんて若い奴が軽々しく対バンすると、一瞬でケシズミよ。「綺麗な声で唄うのね。癒されるわ」なんて上っ面で惚れちゃうと、一刀両断よ。
でかい音だしながら静かに唄ってさ、笑うのよ。ガハハじゃなくってさ、笑うってかニヤけるやつ。悦に入ってるやつ。
こわっ。でも美しい。うん、美しい。
ちなみに、僕の頭の中のアベフミヒコ(G.Vo.)は、毎日、縁側に座って日本刀の手入れをしています。僕の頭の中の話やけど。
土龍
こんにちは。
土龍(もぐら)です。
京都生まれの京都育ち。
受験戦争の申し子を経て、めでたく京都大学入学。
でも何を間違ったか8年間在籍。
大学生活のほぼ全ては、大学構内より焼き鳥「どん」かライブハウスで過ごす。
やってきたチャンスに上手いこと乗っかって現在は、京都市中京区は二条城の近くの「livehouse nano」(http://livehouse-nano.com/)の店長。
自身の音楽活動としてはライブハウスの経営以外にも、京都の秋のロックフェスティバル「ボロフェスタ」主催チームの1人であったり、仲間のバンドにひょこっと参加してアルトサックスをご機嫌にブロウしたり。
またライブイベントの司会を務めることも多く、京都のライブイベントで司会者といえば「土龍」だろうと勝手に思ってたり。主催している「ボロフェスタ」でももちろん名物司会者として名を馳せてたりそうでもなかったり。
派手好きの単純思考。
関西屈指のパーティピープル。
土龍のいるフロアは華やぐとかそうでもないとか。
あ、あと2人の娘の父親。
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WRITER
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26歳で自我が芽生え、とうとう10歳に。「関西にこんなメディアがあればいいのに」でANTENNAをスタート。2021年からはPORTLA/OUT OF SIGHT!!!の編集長を務める。最近ようやく自分が持てる荷物の量を自覚した。自身のバンドAmia CalvaではGt/Voを担当。
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