【2018年4月】今、ライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!
2018年もがんがん追っかけていこうと思います。
おなじみの4つのライブハウスに注目アーティストを紹介していただいています。
紹介者は以下の方々です(五十音順)。
・京都GROWLY 店長:安齋智輝
・VOX hall ブッカー:小野満
・LIVE HOUSE DEWEY 店長:牧野大志
・Live House nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
Hitotonari(ヒトトナリ)
個人的に今一番エキセントリックで目が離せないバンドです。
活動はとてもマイペース、楽曲はとてもハイスペック。
浮遊感とタイトさが見事にマッチして映画のような様。
形容がとっても難しいので引き合いに出すと
Radiohead、Cornelius、Yasei Collective、phoenix、Yo La Tengo、YOMOYA、Sigur
Rós、MARK GUILIANA JAZZ QUARTET
の要素を丼ぶりにぶち込んだ日本の美味しいご飯という感じです。
ぜひご賞味あれ。
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
VOX hall ブッカー:小野満の注目アーティスト
楽団モーケロン
学生の街『京都』から生み出た、煙を巻いたような楽曲集団。変幻自在と高いクオリティの楽曲群には、新作の度に興味を惹かれるばかり、本人たちがスタンダードな水準でこの楽曲群を操っていることが期待値でしかありません。
まだまだ、活動意識として若いバンドであり、今後に対しての悩める時期ではありますが、良き刺激を吸収して、さらなる活動意欲に繋げたい。この彼らのヘンテコなキャッチーサウンドはより世に聴かれるべきです。可能性と神秘性を秘めた京都の大学生。
小野満
京都VOXhall勤務7年目くらい、ブッキングマネージャー小野です。
通称:おのまん(小野満という本名です)。京都に来て8年ほど、その前は東京生活でした。
東京時代によく出入りしていたハコが2005〜2010年くらいの新宿モーション、新宿JAM、下北沢ベースメントバー、下北沢スリー、渋谷ネストなど。その時代の東京インディー界隈に縁が深いです。
LIVE HOUSE DEWEY 店長:牧野大志の注目アーティスト
IKIMONO
THE BLUE HEARTSのパンク・ロックという曲をご存知か?
僕 パンク・ロックが好きだ
中途ハンパな気持ちじゃなくて
ああ やさしいから好きなんだ
僕 パンク・ロックが好きだ
IKIMONOを聴くとこの曲を思い出す。
歌の中に散りばめられたトゲがチクチク刺さる感覚。
IKIMONOは優しい。
京都在住
女性ギターボーカル
男性ドラムコーラスの二人組
ジャンルはパンク・ロック。
牧野大志
DEWEYの代表。
ブッキング、PAを一人でこなすようになりもうすぐ2年。
年中スタッフ募集中。
Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト
TRIP MEN
突如活動を再開させた、エレクトリック・ロック・チームTRIP MEN!
ヴォーカル&ビートメイカーのKOZO PUNISHERとギター&ヴォーカルのSHOGO STARTERの2人組。
ブレイクビーツ、ダブステップを始めとした多種多様のビート・メイキングの上に、刻み付けるディストーション・ギター!
まるでハリウッド・アクションムーヴィーのようにたたみ掛ける曲展開は、ショウが行われている空間のパーティー・メイキングを完遂する!
2010年代初頭に京都メトロ「感染ライブ」界隈中心に「京都にThe Prodigyが現れた」と話題を集め、京都の秋のフェスティバル「ボロフェスタ」にて、2013年には全日程出演するという異例の過去を持つ。その年の「ボロフェスタ」のプレイベント「ナノボロフェスタ」では、そのステージを目の当たりにした「水曜日のカンパネラ」コムアイに、ライブ中のMCで『あたしの曲も作ってください』と告げられたことも印象的だ。
1度体験すると、すぐにでもまた味わいたくなる、ド級のアトラクティヴ・ショウ・タイムは、USJやTDLにあってもおかしくない!(おかしい)
約3年にわたる沈黙期間を経て、この春、京都にTRIP MENがついにカムバックする!
KOZOが過去に、ターミネーターよろしくフロアに告げた「I’ll be back」の言葉、そこには嘘がなかったのだ!
土龍
こんにちは。
土龍(もぐら)です。
京都生まれの京都育ち。
受験戦争の申し子を経て、めでたく京都大学入学。
でも何を間違ったか8年間在籍。
大学生活のほぼ全ては、大学構内より焼き鳥「どん」かライブハウスで過ごす。
やってきたチャンスに上手いこと乗っかって現在は、京都市中京区は二条城の近くの「livehouse nano」(http://livehouse-nano.com/)の店長。
自身の音楽活動としてはライブハウスの経営以外にも、京都の秋のロックフェスティバル「ボロフェスタ」主催チームの1人であったり、仲間のバンドにひょこっと参加してアルトサックスをご機嫌にブロウしたり。
またライブイベントの司会を務めることも多く、京都のライブイベントで司会者といえば「土龍」だろうと勝手に思ってたり。主催している「ボロフェスタ」でももちろん名物司会者として名を馳せてたりそうでもなかったり。
派手好きの単純思考。
関西屈指のパーティピープル。
土龍のいるフロアは華やぐとかそうでもないとか。
あ、あと2人の娘の父親。
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WRITER
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26歳で自我が芽生え、とうとう10歳に。「関西にこんなメディアがあればいいのに」でANTENNAをスタート。2021年からはPORTLA/OUT OF SIGHT!!!の編集長を務める。最近ようやく自分が持てる荷物の量を自覚した。自身のバンドAmia CalvaではGt/Voを担当。
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