【2019年03月】今、ライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!
今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です(五十音順)。
・京都GROWLY 店長:安齋智輝
・VOX hall ブッカー:小野満
・LIVE HOUSE DEWEY 店長:牧野大志
・Live House nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
kailios
それぞれのキャリアを経て京都で結成されたトリプルギター、男女ツインボーカルのインディーロックバンド。初見からもうこれは京都のBroken Social Sceneやん!!と鼻息荒く絡んだのを覚えています。
ドライブで聞きたい音楽のコンセプト通り、さわやかで落ち着いたトーンで、とても耳ざわりの良い心地良い浮遊感が特徴。肩の力は抜けてるとはいえ、RIDEのようなメランコリーなシューゲイズ片、SONIC YOUTHのようなエクスペリメンタルなノイジー片、Yuckのようなざらついたローファイ片が明確に存在。インディーキッズの心をくずぶる様々な片を、メンバーそれぞれが自由に紡いで不思議なパズルが浮き上がってる。とてもモノクロでカラフルなすばらしいバンドだと思います。
ただ、一つだけ言いたいことは、誰もサングラスが似合ってない!(笑)
日時 | 2019年03月20日(水) OPEN 17:30 / START 18:00 |
---|---|
会場 | 京都二条 GROWLY |
料金 | 前売り ¥2,000 / 当日 ¥2,500(+1drink) |
出演 | ARSKN / Bearwear / SUPER SHANGHAI BAND / メシアと人人 / Lil Soft Tennis / kailios |
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
VOX hall ブッカー:小野満の注目アーティスト
Black petrol
本当に、直近に知り合った、突然発生的年若きグルービィ集団!
各メンバーの育まれた環境はまったく違えど、京都に集い、この地を土壌に、独自の解釈で自分たちのルーツを「今」に体現する、若き精鋭たちには大注目したい!
3月12日の京都MUSEでの主催イベントでの音源ドロップ!まで、その存在感とヤバい音をダイレクトに伝えられないのが、歯がゆいが、Black petrolの紡ぐ、新たなカルチャー音楽には、本当に期待して欲しい!楽しみにしてほしい。
河原町でのstreet gigも、ひたすらに上がるそのステージスタンス。最近、新たな発見にときめきを感じる、音楽的精鋭たち。そして、マジで面白い、酒飲むヤツら!
出会ってから、毎週、いつも明け方!!!
日時 | 2019年04月01日(月) OPEN 18:30 / START 19:00 |
---|---|
会場 | 京都 VOXhall |
料金 | 前売り ¥2,400 / 当日 ¥2,900(+1drink) |
出演 | MONSTER大陸 / THE Hillandon / Black petrol |
小野満
京都VOXhall勤務7年目くらい、ブッキングマネージャー小野です。
通称:おのまん(小野満という本名です)。京都に来て8年ほど、その前は東京生活でした。
東京時代によく出入りしていたハコが2005〜2010年くらいの新宿モーション、新宿JAM、下北沢ベースメントバー、下北沢スリー、渋谷ネストなど。その時代の東京インディー界隈に縁が深いです。
LIVE HOUSE DEWEY 店長:牧野大志の注目アーティスト
雰囲気
四日市のライブバー「ドレミファといろは」の店主、橋本ゴウのソロプロジェクト。ゲーム、マンガにも造詣が深く、その音楽も、正に雑食。
ライブ会場でしか購入出来ない音源が本当に秀逸。録音場所は ドレミファといろは。演奏もミックスも全て本人の手によるポップセンス溢れる素晴らしい作品。当店でも何年間もヘビーローテーションしているので、耳にした方も多い筈。
本人曰く「個室で一人で聴くような物凄く個人的な物を作った」「意外な評価だ」と。雑多なエッセンスを大衆性のある中毒性のあるポップミュージックへと昇華させる独自のセンスが魅力。
本人は言われると嫌がるが間違いなく天才。一番好きな言葉は「乾杯」。
日時 | 2019年03月14日(木) OPEN 18:30 / START 19:00 |
---|---|
会場 | LIVE HOUSE DEWEY |
料金 | 前売り ¥2,000(+1drink) |
出演 | 高橋惠(東京)/ 森伸吾(雨面ナラカシ)/ 藤山拓 / 雰囲気(四日市)/ 西島衛(ザ・シックスブリッツ) |
牧野大志
DEWEYの代表。
ブッキング、PAを一人でこなすようになりもうすぐ2年。
年中スタッフ募集中。
Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト
ザ・シックスブリッツ
京都のシンガーソングライター、西島衛が首謀するバンド。3ピースから4ピースを経て、現在は固定サポートメンバーを従える一人親方バンド。毎年5月に京都の街中でサーキット・フェス「いつまでも世界は…」を主宰。
マモちゃん(西島衛の愛称)は、音楽の力を信じてる。音楽は人に希望を与え、音楽は人を感動させ、音楽は人を笑顔にし、音楽は自分の進むべき道を示してくれる。
マモちゃんは、同時に音楽の力を信じてない。音楽じゃ人の命は救えない、音楽じゃ戦争はなくならない、音楽じゃ離れ離れになった人との距離は縮まらない。
何かができて、何もできないからこそ、音楽(歌)を唄う。頼りないからこそ、せめて自分の望むものを人に聞いてほしいと歌という形を作る。ロックンロールは古の魔法だし、聖者になんてなれない。だけど胸を張って生きてる方がいい。
自分の思想を啓蒙したいわけじゃない。でもそれを分かち合える仲間は欲しい。それを探して彼は「歌」という剣を携えて冒険を続ける。とてもファンタジックで、希望に満ちた歌を、でもフワフワしてるわけじゃなくて地に足を付けて自分の声で唄うバンド、それがザ・シックスブリッツ。
強い、と思う。
日時 | 2019年03月31日(日) OPEN 11:30 / START 12:00 |
---|---|
会場 | Live House nano |
料金 | ¥2,500 (No drink) |
出演 | Lainy J Groove / and Young… / ドクロズ / Bacon / ザ・シックスブリッツ / Bagus! / IKIMONO / cocolo-NO / 中西彦助 / nishikeke / シゼンカイノオキテ / 私の思い出 / はいからはくち |
土龍
こんにちは。
土龍(もぐら)です。
京都生まれの京都育ち。
受験戦争の申し子を経て、めでたく京都大学入学。
でも何を間違ったか8年間在籍。
大学生活のほぼ全ては、大学構内より焼き鳥「どん」かライブハウスで過ごす。
やってきたチャンスに上手いこと乗っかって現在は、京都市中京区は二条城の近くの「livehouse nano」(http://livehouse-nano.com/)の店長。
自身の音楽活動としてはライブハウスの経営以外にも、京都の秋のロックフェスティバル「ボロフェスタ」主催チームの1人であったり、仲間のバンドにひょこっと参加してアルトサックスをご機嫌にブロウしたり。
またライブイベントの司会を務めることも多く、京都のライブイベントで司会者といえば「土龍」だろうと勝手に思ってたり。主催している「ボロフェスタ」でももちろん名物司会者として名を馳せてたりそうでもなかったり。
派手好きの単純思考。
関西屈指のパーティピープル。
土龍のいるフロアは華やぐとかそうでもないとか。
あ、あと2人の娘の父親。
You May Also Like
WRITER
-
26歳で自我が芽生え、とうとう10歳に。「関西にこんなメディアがあればいいのに」でANTENNAをスタート。2021年からはPORTLA/OUT OF SIGHT!!!の編集長を務める。最近ようやく自分が持てる荷物の量を自覚した。自身のバンドAmia CalvaではGt/Voを担当。
OTHER POSTS