ねじ梅タッシと思い出ナンセンス、新メンバー迎え新曲リリース
京都のロックバンド、ねじ梅タッシと思い出ナンセンスがシングル『広がれ未来 / ニックネーム』を配信リリースした。
由緒正しき祇園の料亭で板前として働く、ねじ梅タッシ(Vo / Gt)を中心に「包丁とギターの調和」をテーマとして2006年に結成した彼ら。ストレートな歌詞と親しみやすいメロディにあふれた楽曲は、板前という仕事も含めた、ねじ梅タッシにとっての日常を等身大で表現している。聴く人の日常にもすっとなじむのは、飾らない彼らの姿勢にあるのだろう。
今回両A面でリリースされた2曲は、新メンバーにカマタ(Ba)を迎えての初音源だ。台風クラブのメンバーでもある山本啓太(株式会社RECIPRO)が監督した『広がれ未来』のMVも公開されているのでチェックしたい。
ゆっくりと、しかし一歩ずつ前に踏み出し続ける彼らの新曲に、少し背中を押してもらえる気がする。
広がれ未来 / ニックネーム
アーティスト:ねじ梅タッシと思い出ナンセンス
フォーマット:Digital
録音 : 宮一敬(musicstudio hanamauii)
ミックス / マスタリング : 江添恵介(渚のベートーベンズ)
ジャケットデザイン : 阪田歩
収録曲
1. 広がれ未来
2. ニックネーム
メンバーコメント
コロナ禍の1年を振り返ると、悔しいことや歯がゆいことが沢山ありました。その一方でこんなことがなかったら出会えなかった人や場所にめぐり会えた1年でした。
正直コロナさえなかったらなーって以前の暮らしを思いだすこともあるけれど、今は思い出より未来を歌いたい。
このシングルは、そんな今ある暮らしのなかでどうすれば良いか、ひとつひとつ考えては一歩ずつ前に踏み出してきた俺たちの表れです。よろしくお願いします。
ねじ梅タッシ
ねじ梅タッシと思い出ナンセンス
2006年結成。本職、板前さん率いるロックバンド、ねじ梅タッシと思い出ナンセンス。
“ねじ梅タッシ”という名前は、包丁技術のひとつである人参の“ねじ梅”から由来。「ごつごつした人参が職人の腕ひとつで花を咲かせられるという意味から、なにものでもない無骨で人参みたいな自分も腕を磨いて花を咲かせたい」という思いからネーミングされた。
普段の板前修行のままの割烹着姿でステージに上がるというのが一つの特徴。さらにライブの冒頭では大根桂剥きや魚さばき、ときには寿司を握る。流石は本職板前!といえる包丁パフォーマンスもさることながら、その歌と音には、“板前がバンドを組んで、歌にしてまで言いたかった事”が込められる。
2013年に1stアルバム『包丁とギターの調和』2017年には2ndアルバム『二度とない日々』を十代暴動社よりリリース。2020年にはミニアルバム『もう少し綺麗に海が見えるところで』を発表。その他にもオムニバスやシングル、世界一斉開催されるレコードの祭典RECORD STORE DAYに出品するなど精力的に制作を続けている。
新メンバー「カマタ」が加入し迎えた2021年、さらなる飛躍の年になることが期待される。
公式サイト:http://www.nejiume.com/
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地域に根ざした世界中のインディペンデントな「人・もの・こと・場所」をおもしろがり、文化が持つ可能性を模索するためのメディアANTENNAです。
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