碧衣スイミングとミノルタナカ『オーバーオーバー』デジタル配信開始
碧衣スイミングとミノルタナカのデュエット初アルバム『オーバーオーバー』のデジタル配信が開始された。
札幌のフィメール・デュオ、角煮の一員として活躍し、シュールな世界観と特殊なメロディセンスをもつ碧衣スイミングと、鳥取のアングラポップ・シーンを牽引してきたトリレーベル(現ミノーン・ソフト)の主宰者ミノルタナカ。金沢で録音されたという本作は、ヒップホップ、シティポップ、歌謡曲、エレポップ、ダブ、ラテン、EDM、インディーポップ……、既出の音楽ジャンルに当てはまりそうで当てはまらない、なんとも人懐こいオリジナリティを醸しだしている。
今後はジャケットの愛らしいイラストを手がけたてんしんくんによるミュージックビデオの公開、さらに碧衣スイミングとミノルタナカがお届けするYouTube番組『碧衣スイミングとミノルタナカのオーバーオーバーTV』の放送なども予定されており、何やら楽しそうな企画も目白押しの2人。まずは今回配信された超濃厚DIYダンス・ポップ・アルバムを聴いてみて、癖になる世界観に足を踏み込んでみてはいかがだろうか。
オーバーオーバー
アーティスト:碧衣スイミング&ミノルタナカ(Aoi Swimming & Minoru Tanaka)
収録曲数:10曲
フォーマット:CD / デジタル
Bandcamp:https://sweetdreamspress.bandcamp.com/album/over-over
Minna Kikeru:https://minnakikeru.com/item/al:9ihqySONtO
作品概要ページ:http://www.sweetdreamspress.com/2021/04/blog-post.html
曲目
1. パインカット
2. カタギ温泉
3. 餃子
4. ローリン
5. あの海
6. 文字
7. ポタージュ
8. 入道雲
9. 砂丘
10. ペーパードライバー
碧衣スイミング&ミノルタナカ
現在はコルネリとして知られる尾崎由美とのデュオ、角煮で札幌シーンをかき回し、その後はソロで唯我独尊のパフォーマンスを開始。俵谷哲典(2UP)とのノイズ・ロック・バンド、半額のメンバーでもあり、その活動の広がりは日本国内に収まらない碧衣スイミング。そして、90年代より地元鳥取でトリレーベルを主宰して山陰の隠れたポップ・アンダーグラウンドを紹介しつつ、自身も訥々とした弾き語りやスナック・スタイルのカラオケで大いに沸かせるタナカ。なお、タナカはミノル・タナカとして2014年にスウィート・ドリームス・プレスよりカセット『涙くんのいるところ』をリリース。また、両者とも過去に円盤より作品をリリースする他、碧衣スイミングは自主制作で、タナカは自身のレーベル、ミノーンソフト(minoon soft)より活発に作品を発表し続けている。
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地域に根ざした世界中のインディペンデントな「人・もの・こと・場所」をおもしろがり、文化が持つ可能性を模索するためのメディアANTENNAです。
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