ニューミューテーション #4 小嶋晶・小林椋
デザイン:平野拓也(平野拓也デザイン事務所)
小嶋晶と小林椋による展覧会『ニューミューテーション#4』が、6月26日(土)から8月末まで〈京都芸術センター 〉にて開催される。本展は、アーティストとしての活動を始めて5年未満の若手作家を紹介する企画の第4弾だ。
小嶋晶は、看護師として手術室や集中治療室で働いた後、大阪芸大通信教育学部で学び、京都芸大大学院に進んだという異色の経歴を持つアーティストだ。「アニマ(ラテン語で生、魂の意)」に関心を持ち、「生」について多角的な視点から映像や立体物、ドローイングなど様々なメディアで表現を試みている。現在は、常識的に考えられてきた枠組みが覆されニューノーマルに置き換わる状況の中で、日常で再構成するためのシーケンスとして「食卓」シリーズを展開している。
一方の小林椋は、木製のオブジェや、ヴィデオカメラやディスプレイといった映像機器などを用いて、キネティックな装置・機構を制作するアーティストだ。どこかぎこちない規則的な反復運動を繰り返す作品は、見るものを惑わしてくる。時⾥充とのユニット「正直」では、モーターと養生テープなどを使用したライブパフォーマンスも行っている。
生と機械を対象に思索を試みる2人の作品を通じて、既存の構造から未知の仕組みを生み出す過程に注目し、彼ら独自の「ありえたかもしれない」組み合わせの想像と観察の視点を探りたい。
INFORMATION
日時 | 2021年6月26日 (土) 〜 2021年8月22日 (日) |
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会場 | 京都芸術センター ギャラリー北・南、他 |
料金 | 無料 |
出展作家 | 小嶋晶 |
イベントページ | |
主催 | 京都芸術センター |
協力 | 一般社団法人HAPS |
お問い合わせ | 京都芸術センター |
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地域に根ざした世界中のインディペンデントな「人・もの・こと・場所」をおもしろがり、文化が持つ可能性を模索するためのメディアANTENNAです。
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