アンドロイドは毒をも喰らう
京都を中心に活動する劇団三毛猫座の第六回本公演『アンドロイドは毒をも喰らう』が、8月20日(金)〜22日(日)まで、〈THEATRE E9 KYOTO〉にて上演される。2018年に初演し好評を博した代表作を、新たなキャストを迎え再演する。
舞台となるのは、どこかの名もない教室。クラス全員がアンドロイドという“設定”で、プログラムされた通りの休み時間を繰り返し続けている、女子高生たちの多視点群像劇だ。”聞く舞台を作り上げる”と掲げ、演劇作品だけでなく、朗読劇や、詩的テキストを用いたパフォーマンスも発表する三毛猫座だからこそ、多量の言葉やセリフが、鑑賞者を引き込ませていくだろう。昨年Twitter上で公開されていた本作の「休校編」も合わせて鑑賞すると、それぞれの発言がより深みをもち、存分に楽しむことができるのではないだろうか。
イントロダクション
「僕たち、そしてわたしたちは
アンドロイドであったこと、アンドロイドでなかったこと、忘れる事はないでしょう
さようなら!さようなら、さようなら、さようなら…」
名もない教室、並んだ8台のアンドロイド。
今日も、休み時間は繰り返される。
この時間は、この空間は、一体いつまでつづくのだろう。
9台だったはずのアンドロイドが1台、クラスから逃げ出した。
『女王』役のディアマンテの頬を殴って。
そこへ、まるでその穴を埋めるようにやってくる転校生・クラリカ。
彼女は言う、『私は、人間です』と。
逃げたルースはどんな台詞を語り、なぜ女王に謀反を起こしたのか。
8台のアンドロイドは次第に人間という『バグ』によって狂わされてゆく…。
クラス全員がアンドロイドという“設定”で、プログラムされた通りの休み時間を繰り返し続けている、女子高校生たちの多視点群像劇。
2018年の初演時に好評を博した劇団の代表作が再演。
劇団三毛猫座
主宰necoを中心に、京都市立芸術大学の学生で旗揚げ。2015年に活動を開始。現在の劇団員は全員女性。世の人の胸の内を露わにし、葛藤・苦悩を見つめる。 演劇作品だけでなく、朗読劇や、詩的テキストを用いたパフォーマンス作品も制作。
また、「招猫企画」と銘打ち、舞台芸術以外のアーティストとのコラボレーションも積極的に行い、言語表現と他ジャンルとの融合による、舞台芸術の可能性を探る。
京都を中心に活動中。
INFORMATION
日時 | 2021年8月20日(金)19:00 |
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会場 | |
料金 | [自由席 / 日時指定 / 税込] |
キャスト | ディアマンテ…宮本結妃 |
スタッフ | 演出|neco 主催・企画製作| 劇団三毛猫座 |
イベントページ | |
お問い合わせ | 劇団三毛猫座 |
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地域に根ざした世界中のインディペンデントな「人・もの・こと・場所」をおもしろがり、文化が持つ可能性を模索するためのメディアANTENNAです。
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