グランマ・モーゼス展―素敵な100年人生
70代で本格的に絵筆を取り、101歳まで作品を残し続けたアンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス。グランマ・モーゼス(モーゼスおばあちゃん)の愛称で親しまれ、アメリカ人を代表する国民的画家の生誕160年を記念した展覧会が〈静岡市美術館〉にて、9月14日(火)から開催される。
偶然村を訪れたコレクターに作品を発見され、たちまち人気作家になってからも、素朴な筆致の作品を1,600点以上描き続けたグランマ・モーゼス。農婦として暮らし、恵みをもたらしてくれる自然の美しさ、その中で暮らす人々のたくましさを暖かな目で描いた作品は現代の私たちにも生きる喜びを感じさせてくれる。
最初期の油彩画から100歳で描いた絶筆、愛用品や関連資料など、日本初公開を含む約130点を紹介する本展では、作品だけでなく彼女の暮らし、価値観の源を知ることができるだろう。
静岡会場の後は、東京、広島と来年春までじっくりと時間をかけて巡回予定。厳しい自然の中でも喜びを見つけ、生命力満ち溢れるグランマの作品に勇気をもらいたい。
INFORMATION
日時 | 2021年9月14日(火)〜2021年11月7日(日)
休館日:毎週月曜 |
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会場 | 静岡市美術館 |
出展作家 | アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス |
イベントページ | https://shizubi.jp/exhibition/20210914_grandma/210914_01.php |
クレジット | 主催:静岡市、静岡市美術館 指定管理者(公財)静岡市文化振興財団、静岡新聞社・静岡放送 後援:アメリカ大使館、静岡市教育委員会、静岡県教育委員会 協力:ギャラリー・セント・エティエンヌ、ニューヨーク、日本航空 協賛:損保ジャパン、NISSHA 特別協賛:清水銀行 企画協力:東映 |
お問い合わせ | 静岡市美術館 tel.054-273-1515(代表) |
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