KYOTOGRAPHIE 2021
©Ngadi Smart
日本でも数少ない国際的な写真祭『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭』が、今年も開催される。京都市内の趣ある歴史的建造物や、モダンな近現代建築空間で、国内外の作家の貴重な写真作品やコレクションを鑑賞できる一大イベントだ。昨年までに約100万人が来場した大人気の本祭を、毎年楽しみにしている人も多いだろう。
KYOTOGRAPHIE2021のテーマ『ECHO』
第９回目となる今年のテーマは「ECHO（エコー）」。2021年は新型コロナウイルス感染症が世界を分断して２年目であり、2011年の東日本大震災から10年目にあたる。２つの未曾有の大惨事は私たちに多くの影響を与え、これまで耳を傾けてこなかった地球の悲鳴に気づかせる機会にもなった。過去の歴史を切り取る「写真」という媒体によって、現在にECHO（呼応）した数々の問題を見つめていく。
©Thomas Dhellemmes
©︎ Erwin Olaf
©️ Kazuma Obara
会期は9月18日（土）〜10月17日（日）までとなっており、14のメインプログラムが京都市内の十数会場で展示される予定だ。その他関連プログラムとして、アニエスべーの写真展『LES DRÔLESSES by agnès b.』や、公募型アートフェスティバル『KG+』も同時期に開催される。
京都市内の複数の場所で、写真そしてアートを楽しむ機会を与えてくれるKYOTOGRAPHIEだが、コロナ禍の影響で運営の継続が厳しい現状でもある。昨年に引き続きクラウドファンディングによる支援も募集中なので、興味がある人はサイトを覗いてみてほしい。
INFORMATION
| 日時 | 2021年9月18日（土）〜2021年10月17日（日） |
|---|---|
| 会場 | |
| プログラム | 詳細はオフィシャルウェブサイトをご覧ください。
●《アーウィン・ オラフ》
●《榮榮&映里「即非京都」》
●《MIROIRS展 – Manga meets CHANEL / Collaboration with 白井カイウ&出水ぽすか》
●《デイヴィッド・シュリグリー》
●《インフェイ・リャン（KG+ Select 2020 Award 受賞）》
●《Women Artists from the MEP Studio: New perspectives in film and photography from France》
●《ンガディ・スマート「Manifold」》
●《トーマ・デレーム》《八木夕菜》 ●《ダミアン・ジャレ&JR》《片桐功敦》《小原一真》《四代田辺竹雲斎》 |
| 特設サイト | |
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地域に根ざした世界中のインディペンデントな「人・もの・こと・場所」をおもしろがり、文化が持つ可能性を模索するためのメディアANTENNAです。
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昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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