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宮岡 俊夫 個展『天皇-精神の焼跡-』
宮岡俊夫の個展『天皇-精神の焼跡-』が、9月26日(日)まで京都東山の〈KUNST ARZT〉にて開催されている。京都での個展は、2018年に同会場で開催された『何処か 私に 似ている』から3年ぶりの開催となる。
前回の個展では、遠い記憶を滲み出させるような風景画が印象的だった。既視感のある、しかしどこで見たのかは思い出せない景色は、雑誌やインターネットから選んだ匿名性の高い風景画像小さく切り取りコラージュしたものを反転させて描かれたものだ。宮岡自身が「無名の風景」と呼ぶ作品は、鑑賞者自身の過去を映し出すように感じた。
今回展示する作品では、これまで風景画で見せてきた「匿名性」とは、ある意味逆のベクトルへ向かい「ある特定の人物画像」シリーズを発表する。「日本の近代化を支えてきた“日本人の精神”を徹底的に批判し解体する」という作家自身の強い意思のもと、顔を塗りつぶされた人物像は、私たちに何を問いかけるのだろうか。
アーティストステートメント
僕は日本の近代化を支えてきた“日本人の精神”を徹底的に
批判し解体するためにこのシリーズを描いた。
INFORMATION
日時 | 2021年9月21日(火)〜2021年9月26日(日) |
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会場 | KUNST ARZT(クンスト・アルツト) |
出展作家 | 宮岡俊夫 |
イベントページ | |
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地域に根ざした世界中のインディペンデントな「人・もの・こと・場所」をおもしろがり、文化が持つ可能性を模索するためのメディアANTENNAです。
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