HomecomingsやベランダのMVを手がける篠田知典監督の映画、『下鴨ボーイズドントクライ』制作における俳優のオーディションが募集開始。音楽制作はバレーボウイズが担当。
Weekend in the Kyoto名義で、Homecomingsやベランダなど、数多くの京都のバンドのMVを数多く手掛ける映像クリエイター・篠田知典が、この夏に製作予定の映画『下鴨ボーイズドントクライ』の俳優オーディションを開始した。
今回の映画は、バンドをやっていて、留年が確定している大学生のせいいちと同棲をしている彼女、七瀬の物語で、音楽サークルに所属していたり、ライブハウスに出入りした経験のある人は誰しもが「ウッ……」となるストーリー。なんと今作の企画は、自身の失恋がきっかけということにも驚きだが、大学生活の四年間を京都で過ごし、数多くのミュージシャンと身近で見てきた篠田監督らしい着眼点だとも思える。
またこの作品は2012年から始まった新進気鋭の映画監督とアーティストの掛け合わせによる映画制作企画を具現化する音楽×映画プロジェクト『MOOSIC LAB 2018 』の正式上映映画にも決定しており、11月には新宿K’s cinemaで放映される。
興味のある方は、映画の中にモラトリアムの続きを探してみてはいかがだろうか?
あらすじ
バンドをやっていて、留年が確定しているせいいちは同棲をしている彼女七瀬が浮気をしていることに気がついている。しかしせいいちはそのことを七瀬に言いだせない。
七瀬が就職のために東京へ行くところから物語は始まる。別れの言葉も言えず、なんとなく離れたせいいち。七瀬を見送ったあと、タイムリープの力を手に入れたせいいちは、七瀬の浮気をなかったことにするために大学生活をやり直していくのだが…。京都の大学生活4年間を30分で駆け抜ける激エモショートムービー。
企画意図
私は先日、6年間付き合った彼女と別れました。原因は彼女が東京で会社の上司と浮気をしたからです。遠距離恋愛になって1年半の出来事でした。私が東京に行き、彼女と結婚をしていればこの結末はなかったのかもしれません。しかし私はそうはしませんでした。
彼女と遠距離になって、時々会えるだけでも十分自分たちはやっていけていると私は思っていた、と言えば聞こえはいいのですが、私は京都の今のぬるま湯のような生活を捨てるのも、一方で恐れていました。もっとわかりやすく言えば、京都でモラトリアムの延長のような暮らしを私はずっとしていたかったのです。しかし、青春はいつか必ず終わります。この映画を、なんとなくの生活、なんとなくの感度で生きている全国の僕のような、カメラロールで元カノを見続けてしまうような、人間に捧げます。
監督略歴
Weekend in the Kyoto名義でHomecomings、seuss、she said、asayake no ato、ベランダ、浪漫革命等多くのバンドのMVを手掛ける。MOOSIC LAB2017にて左京区の女の子の暮らしと別れを描いた短編『左京区ガールズブラボー』を監督。homecomingsが音楽を担当したことでも話題となり、ミュージシャン賞を受賞。同映画は京都メトロにて映画と音楽をテーマとした複合型イベントを開催。
主な作品
募集内容
募集する俳優 | 【せいいち】 主人公。男。大学4回生。22歳。京都生まれ、京都育ち。すでに来年留年することが決定している。大学生活で唯一続けてたバンドも解散する予定。東京の音楽やカルチャーが苦手で京都のインディーロックバンドが好き。思ったことが中々口に出せず抱え込みやすい性格。自分よりも他人のことを優先してしまう。七瀬のことがめっちゃ好き。卒業しても京都に残って音楽を続けたいと考えている。
※特にギターの演奏が多少できる方、必須ではありません
【七瀬】 ヒロイン。せいいちの彼女。大学4回生。東京出身。22歳。大学で京都にやってきて、来年からは東京で就職することが決定している。お洒落なことが好き。元々は音楽に限らず、メディアアートやファッションも好きでなんとなく京都にやってきたが、せいいちと出会ってその影響で京都のインディーロックにハマった。流されやすく断りきれない性格。人を信じやすい。しかし卒業後は東京に戻って東京のコンテンツの第一線で働きたいという強い意志がある。実は浮気をしている。
【タカシ】 せいいちの高校からの友人。京都出身。大学4回生。22歳。音楽に詳しい。レコ屋でバイト中。だらしない性格でノリがよく面白い。
【マサヤ】 せいいちの友人。一緒にバンドをやっている。京都出身。22歳。お坊ちゃんっぽい。卒業後は家業を継ぐことが決まっている。
【金城先輩】 25歳、長身。会社員。軽音サークルの先輩。現在は東京の代理店で働いている。相談に乗ってくれたり、頼れる存在、だったのだが七瀬と浮気をしている。 |
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撮影期間 | 2018年8月中旬〜9月中旬のうち10日程度 |
ロケ地 | 京都市内を予定。せいいち・七瀬のみ、一部東京のシーンあり |
出演費 | 些少ではございますがご用意させていただきます。 |
応募 | 書類選考の上オーディションを行います。 必要事項をご記入の上下記のメールアドレスまでご連絡ください。質問、相談だけのメールも承ります。
必要事項
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メール | |
応募〆切 | 2018年7月19日(木) |
詳細 |
オーディション
日時 |
※ご希望に沿えない場合もありますのでできるだけ可能な“時間帯“(00時~00時)でご指定ください ※お越しいただく日時は返信時にお知らせします |
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会場 | 京都府京都市左京区出町柳駅周辺 ※会場詳細は応募いただいた方にメールでお知らせします。メールの返信を以て書類審査通過といたします。
【注意事項】オーディションに係る交通費等は自己負担となります。 |
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WRITER
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26歳で自我が芽生え、とうとう10歳に。「関西にこんなメディアがあればいいのに」でANTENNAをスタート。2021年からはPORTLA/OUT OF SIGHT!!!の編集長を務める。最近ようやく自分が持てる荷物の量を自覚した。自身のバンドAmia CalvaではGt/Voを担当。
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