観察のためのワークショップ『見ること』
「見る」という行為に着眼し、まなざしの多様性について考察する連続講座が、10月17日(日)と11月14日(日)に〈京都学・歴彩館〉にて開催される。八木夕菜を講師に迎え、秋の2日間を使った濃厚なワークショップとなる予定だ。
京都を拠点に活動するビジュアルコンポジット アーティストの八木夕菜。コンポジット、つまり「合成」を肩書きにもつ彼女は、写真をアクリルブロックに閉じ込めた立体作品や、写真にアルゴリズムを施し画像を歪ませた作品など、写真の特性を活かした視覚と現象を使った作品制作、インスタレーションを国内外で発表している。「見る」という行為の体験を通して物事の真理を追求する姿勢が、今回の講師にまさにふさわしい存在といえるだろう。
前編では、先入観や思い込みのない眼差しで物事を観察する方法を講義とグループワークによって学ぶ。約1ヶ月後の後編では、前編で培われた観察眼が、どのような変化をもらたしたかを各自が記録し、講師と共に考察する流れとなる。前後編で時間を空けることによって、自身の学びを観察し、より深く会得することができるのだ。
また10月17日(日)まで開催されている『KYOTOGRAPHIE2021』では、建仁寺山内の両足院にて八木夕菜の展示も開催されている。在来種・固定種の種を守る「種取り農家」の岩崎政利氏の活動に着目した、野菜の生命力と、種を守るという営み、雲仙の自然の豊饒さを捉えた作品が展示される予定なので、こちらもあわせてチェックしたい。
INFORMATION
日時 | 2021年10月17日(日)前編 |
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会場 | 京都府立京都学・歴彩館 1階小ホール |
料金 | 各回 ¥500 |
対象 | 高校生以上 |
定員 | 50名 |
申込締切 | 2021年10月16日17:00まで |
申込方法 | 公式ページ
①~④の内容をご入力ください。 |
講師 | |
イベントページ | |
主催 | 京都府立京都学・歴彩館 指定管理者「コングレ・日本管財・丸善雄松堂共同事業体」 |
お問い合わせ |
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