COLUMN

【2022年3月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

MUSIC 2022.03.14 Written By 乾 和代

「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」

「かっこいいバンドはいるの?」

 

「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。

 

紹介者は以下の方々です(五十音順)。

  • 京都GROWLY 店長:安齋智輝
  • Live House nano 店長:土龍

京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト

G'ndL (ゴンドラ)

G'ndL "放蕩"

数年前、ネットでタイムラインに流れてきてつい手を止めて聴いたバンド。スタジオの様子を録画した短い映像だったが、とてもとても気になり調べてみるも活動してるのかが謎な感じで、その時はバンド名は「ゴンドラ」。ケーブルカーしか出ず探すの大変よ。

 

なんやかんやで出演してもらった時に思いました。めちゃくちゃかっけー。2010年頃に大ブレイクしたThe DrumsやBeach Fossilsといったネオ・サーフロックやローファイシティポップ直系のサウンドを感じつつも、爆発力とストレートながら実験性に満ちたギターサウンドを併せ持っていてとにかく次の曲どんなんやろとくぎ付けなライブでした。

 

未だに活動に謎は多いですが、定期的に見せてくれるライブは毎回あっぱれの一言。ここ数年でさらに進化し、日本語詞にも挑戦した意欲作がようやくお茶の間へ。新音源『Crocodiles』をサブスクでリリースしました。

 

例えるならミツメのような、インディポップモンスタースタンダードの片鱗が見え隠れするのはおれだけか。気になる方はいろんな謎解きをぜひごいっしょに。

Twitter

https://twitter.com/gongondragon_ja

G'ndL (ゴンドラ)出演イベント:京都GROWLY GROWLY 10th Anniversary!! "Super April 3" meets suisei『浪漫飛行ツアー』

日時

2022年4月3日 (日)

OPEN 17:30 / START 18:00

会場

京都GROWLY

出演

suisei(名古屋)/ゆ~すほすてる/ G’ndL / The Slumbers /パラメヒコ

料金

前売¥2,000円 / 当日¥2,500円(共に+1drink¥500)

※GROWLYのLINE自動予約でも予約可能です!

安齋智輝

京都GROWLYの店長です。

元和菓子職人です。

お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。

Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト

カッパマイナス

カッパマイナス“BAD TUNE”

大阪の3ピースロックバンド。ロックンロール?オルタナティブ?パンク?いや、全てを飲み込んでカッパマイナス。

 

キャリアはとても長い。20年くらい?もっと?関西で音のでかいバンドといえば?と聞かれるとライブハウスシーンに精通してる人の半分以上はカッパマイナスの名前を挙げるんじゃないかなーってくらい音がでかい。ライブ見たことのない若いミュージシャンですら「音でかいんすよね」って言ってたことがある。

 

爆音を鳴らしたいバンドってのはたくさんいて、そりゃーアンプのボリューム上げりゃ気持ちいいもんね。でも上げりゃいいっていうのもなんか違うって気付いて音量って下がっていくことが多いよね。特にメロディや言葉を大事にするバンドなら尚更そうかも。

 

だが、驚くことにカッパマイナスの音はずっとでかい。うちでいうと漏れ音で曲完全に把握できるくらいでかい。が、今の彼らときたら、さすがのキャリアもあってか、その圧もビートの走り方も歌も全部いい。粗さが売りといやそうかもしれないけど、その中に細やかなギミックがしっかりあってその曲の持つ美しさまでステージの上で表現できる確実な手練れ。とにかくカッコいい。なんだこりゃレベル。大阪の底力を感じる。

 

後輩ミュージシャンたちの間では「カッパマイナスが移動中の機材車で鳴らすBGMはクリック」という都市伝説もあるって(笑)そんな話がでてくるくらいのバンドだ、間違いなく関西が誇る宝物の一つ。

Webサイト

https://kappaminus.net/

カッパマイナス出演イベント:ナノ18周年月間第28話 『春の嵐』

日時

2022年3月26日(土)

OPEN 18:00 / START 18:30

会場

Live House nano

出演

カッパマイナス/さよならポエジー/e;in

料金

前売¥2,500 / 当日¥3,000(共に+1drink¥500)

 

※現状チケットは残り僅か。追加販売・当日券発行がある場合は、アナウンスをお待ちください。

土龍

こんにちは。

土龍(もぐら)です。

 

京都生まれの京都育ち。

受験戦争の申し子を経て、めでたく京都大学入学。

でも何を間違ったか8年間在籍。

大学生活のほぼ全ては、大学構内より焼き鳥「どん」かライブハウスで過ごす。

 

やってきたチャンスに上手いこと乗っかって現在は、京都市中京区は二条城の近くの「livehouse nano」(http://livehouse-nano.com/)の店長。

 

自身の音楽活動としてはライブハウスの経営以外にも、京都の秋のロックフェスティバル「ボロフェスタ」主催チームの1人であったり、仲間のバンドにひょこっと参加してアルトサックスをご機嫌にブロウしたり。

 

またライブイベントの司会を務めることも多く、京都のライブイベントで司会者といえば「土龍」だろうと勝手に思ってたり。主催している「ボロフェスタ」でももちろん名物司会者として名を馳せてたりそうでもなかったり。

 

派手好きの単純思考。

関西屈指のパーティピープル。

土龍のいるフロアは華やぐとかそうでもないとか。

 

あ、あと2人の娘の父親。

Live House nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中!

https://livehouse.thebase.in/

Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を!

https://www.youtube.com/channel/UCV904VJscUg3jr9guSXf_-w

WRITER

RECENT POST

COLUMN
【2024年3月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
Homecomingsのターニングポイントで実現した、くるりとの特別な一日
COLUMN
【2024年2月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年1月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
Summer Whales “Burden” – 新しい兆しを感じる、スローバラード
COLUMN
【2023年12月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
HOT UP MUSIC 2023 ニューカマーPICK UP
REPORT
2日目の『京都音博』に感じた“らしさ”の理由 -『京都音楽博覧会2023』ライブレポートDay2
REPORT
邂逅の先に芽吹いた、 新しい景色-『京都音楽博覧会2023』ライブレポートDay1
REPORT
ボロフェスタ2023 Day3(11/5)- 違う景色を“DO IT YOURSELF”で描く。それ…
COLUMN
【2023年11月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年10月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
この先もCHAINSとしてバンドを続ける決意の1枚 ー『decades on』インタビュー&全曲解説
COLUMN
【2023年9月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
ナノボロ2023 Day1(8/26)‐ 4年振りに体感した熱量、これが『ナノボロ』
INTERVIEW
“捨てる”は、あの場所にかえる動機になる? 集う人と『森、道、市場』をつなぐ…
COLUMN
【2023年8月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
ターニングポイントは『るろうに剣心』。映画のまち京都で、時代劇のつくり手と奮闘する映画祭のはなし
COLUMN
【2023年7月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
自由な即興と枠組みの楽曲。三者三様の即興アーティストが矛盾を昇華させるバンドkottをはじめた理由と…
COLUMN
【2023年6月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年5月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年4月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
くるりの原点に戻れる場所〈拾得〉でみせたバンドとしての最新型
COLUMN
【2023年3月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年2月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
3年越し、初の磔磔のワンマンでCuBerryが開いた未来への扉
COLUMN
【2023年1月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年12月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年11月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
ボロフェスタ2022 Day1(11/3)-帰ってきた、ライブハウスと地続きの“日常”
REPORT
京都音楽博覧会2022 in 梅小路公園 ライブレポート
COLUMN
【2022年10月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
人と人をつなぎ価値を創る。『京都音楽博覧会』を起点に拡がる、足立毅が目指すまちづくりとは
COLUMN
【2022年9月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
乾和代の見たナノボロ2022 day1
COLUMN
【2022年8月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年7月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年6月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年5月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年4月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
「くるりの25回転」のライブ感を配信でも届けたい!~エンジニア谷川充博の音づくりの舞台裏~
COLUMN
【2022年2月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
カタチを変えて巡り合う、CuBerryと音楽のルーツたち
INTERVIEW
よそ者がつなげた京都のシーン ‐ 折坂悠太と重奏 –
REPORT
乾和代が見たボロフェスタ2021 Day5– 2021.11.6
REPORT
京都音楽博覧会2021 at 立命館大学 オンラインライブレポート
REVIEW
くるり – 天才の愛
INTERVIEW
街並みを守っているのは誰?今知りたい、景観のはなし
INTERVIEW
Vol.2 民族楽器 ねじれが生んだ、今“ポップ”なサムピアノとは
REPORT
京都音楽博覧会 2020 in 拾得 オンライン ‟配心”ライブレポート
REVIEW
くるり – thaw
INTERVIEW
『?』から『Hotokeno』へ。オオルタイチ20周年の軌跡
REPORT
京都音楽博覧会 2019 in 梅小路公園 ライブレポート
INTERVIEW
【実は知らないお仕事図鑑 P6:『ギア -GEAR-』プロデューサー】小原啓渡
ART
REPORT
くるり『列島ウォ~リャ~Z』ツアーファイナル @磔磔 ライブレポート
INTERVIEW
私たちがアンテナをやる理由。【副編集長・フォトグラファー岡安編】
INTERVIEW
【実は知らないお仕事図鑑 P5:音響ケーブル職人】タケウチコウボウ / 竹内良太
INTERVIEW
『下鴨ボーイズドントクライ』篠田知典監督インタビュー 彼の作品に映し出される”リアル”を形づくるもの…
REPORT
『音楽ライター講座』特別トーク・イベントレポート レコーディング・エンジニア谷川充博が教えてくれた、…
COLUMN
【くるりメジャーデビュー20周年 特別企画】君は12枚を選べるか?くるりファン3人による くるりアル…
REPORT
京都音楽博覧会2018 in 梅小路公園 ライヴレポート
REVIEW
Laura Gibson – Empire Builder
REVIEW
The Velvet Rope – Janet Jackson

LATEST POSTS

REVIEW
「キテレツで王様になる」SuperBack『Pwave』のキュートなダンディズムに震撼せよ

2017年に結成、京都に現れた異形の二人組ニューウェーブ・ダンスバンドSuperBack。1st ア…

REPORT
台湾インディーバンド3組に聞く、オリジナリティの育み方『浮現祭 Emerge Fest 2024』レポート(後編)

2019年から台湾・台中市で開催され、今年5回目を迎えた『浮現祭 Emerge Fest』。本稿では…

REPORT
観音廟の真向かいで最先端のジャズを。音楽と台中の生活が肩を寄せ合う『浮現祭 Emerge Fest 2024』レポート(前編)

2019年から台湾・台中市で開催され、今年5回目を迎えた『浮現祭 Emerge Fest』。イベント…

INTERVIEW
2024年台湾音楽シーンを揺らす、ローカルフェスとその原動力―『浮現祭 Emerge Fest』主催者・老諾さんインタビュー

2024年2月24,25日の土日に、台中〈清水鰲峰山運動公園〉で音楽フェス『浮現祭 Emerge F…

COLUMN
【2024年3月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「大阪のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シーンを追…