INTERVIEW

人と人をつなぎ価値を創る。『京都音楽博覧会』を起点に拡がる、足立毅が目指すまちづくりとは

OTHER 2022.10.05 Written By 乾 和代

2012年にオープンした〈京都水族館〉を皮切りに、急速に再整備が進んだ梅小路公園。拡張していく梅小路エリアと共存しながら、2007年からこの公園で音楽イベントを行ってきたのがくるり主催の『京都音楽博覧会』(以下、音博)だ。コロナの影響でここ2年はオンライン配信となったが、今年は3年振りに梅小路公園で開催される。この音博が掲げるテーマは“環境・文化・音楽”。2018年からはクラウドファンディングを活用し支援金を梅小路公園の芝生の養生などに充てるなど、回を重ねるごとに環境保全の活動が促進されてきた。

 

そんな音博が新たな環境への取り組みとしてはじめたのが「資源が“くるり”プロジェクト」。その取り組みの一つがフードエリアから出る廃棄される食材や食べ残しを堆肥に変え、公園内の樹木や花壇の肥料にするためのコンポストを設置するというもの。梅小路公園の管理をしている京都市都市緑化協会をはじめ地域の方々とも連携し、音博をきっかけに、今後の環境について考える観光コンテンツにもなる「コンポスト・ステーション」への発展も目指しているという。

 

この取り組みに共同で挑んでいるのが、2020年に設立したという株式会社梅小路まちづくりラボである。なぜ、音楽イベントとまちづくりがつながったのか。今、このプロジェクト推進の要として奔走している、株式会社梅小路まちづくりラボ 取締役 足立毅さんに話を伺うと、見えてきたのは偶発的な出会いを火種に、人と人をつなぐことがまちに新しい価値を生み出す原動力となっていることだった。

足立 毅(ADACHI, Takeshi)

大阪出身、京都在住。1991年に大阪ガス株式会社に入社。2017年より京都リサーチパーク株式会社(以下、KRP)にてブランディングと地域開発事業に携わる。その事業の一環として、梅小路エリアを中心としたまちづくりを推進することになり、2020年に14の事業者が出資し株式会社梅小路まちづくりラボを設立。現在もKRPで職務を行いながら、メンバーとともにアート、テック、食文化を軸としたクリエイティブタウン構築を目指し、梅小路エリアのまちづくりのために活動を行っている。

 

京都リサーチパーク株式会社 https://www.krp.co.jp/

株式会社梅小路まちづくりラボ https://www.umekoji-labo.com/

「なぜ、若者が市場に惹かれるのか?」問いから始まったまちづくり

再整備を経て、今や一大観光地となった梅小路公園。その周辺には、公園以外にもいろいろなスポットが点在している。90年の歴史がある〈京都市中央卸売市場 第一市場〉のような市場があれば、2017年にものづくりに携わる人たちの拠点としてオープンした〈Kyoto Makers Garage〉や、2019年に京都中央市場にある野菜卸の女子寮兼倉庫をリノベーションして誕生した若手現代アーティストの住むコミュニティ型ホテル〈KAGANHOTEL〉など、この地域に魅力を感じて府外から来た人たちが新しいスペースをつくるような動きもある。

市場とも縁のある倉庫兼社員寮をリノベーションして生まれた〈KAGANHOTEL〉

そんなこの梅小路公園周辺エリアで、新規事業の起業や研究開発をサポートする場としてハードとソフトの両面からサポートしているのが京都リサーチパーク(以下、KRP)だ。そしてKRPで2017年からブランディングや地域開発に携わっているという足立さんが、今回の「資源が“くるり”プロジェクト」の立役者だという。株式会社梅小路まちづくりラボ(以下、梅ラボ)のメンバーとしてまちづくりをライフワークにしているそうだが、話を聞くと最初からまちづくりをしようと思ったわけではなかった。

 

「梅ラボのコアメンバーでもある株式会社めいの扇沢くんが、京都市中央卸売市場の場外にあった元乾物屋のビルをリノベーションして〈REDIY(リディ)〉という鉄工や木工ができる工房併設型のシェアオフィス・シェアハウスをつくったんです。当時、扇沢くんは20代後半。話をすると、彼以外にも市場場外が面白いという若者がいるというんです。なぜ、この場所を事務所や工房に選んだのか知りたいと思って、2018年頃にランチミーティングをしたのがきっかけでした」

 

扇沢さんは〈REDIY〉を立ち上げる前に実際に倉庫で寝泊りをしたそうで「早朝、市場が活性化してくるので、午前中も人がワイワイしている。この場所は京都市内でも音に寛容なので、住みながら創作活動をするのに向いている」と足立さんに教えてくれたという。

 

扇沢さんのように場所があれば住んで働く場所にしたいという需要はあるが、空いている場所があっても市場の同業他社に貸したりするケースが大半。なかなか物件の情報が出ず、苦労していることがわかった。ほかにも、空き物件があったとしても、リノベーションの工事費用など資金が必要になってくる。ミーティングを重ね、実際に建物オーナーに物件の交渉を進めるうちに協力者が増え、梅小路を起点としたまちづくりをしようという動きに徐々に発展。足立さんの小さな問いが人と人をつなぎ、集まった14の出資者により2020年の暮れにまちづくり会社が誕生したのだ。

“まちづくり”という縁がつながり生まれた「資源が“くるり”プロジェクト」

そんな足立さんがくるりの岸田さんに出会うきっかけとなったのが2021年4月にオープンしたKRPの10号館内の1階に併設された、イベント・交流スペース〈GOCONC(ゴコンク)〉だ。室内には駅舎を思わせる大きな時計があり、駅のコンコースをコンセプトに設計されたという。このコンセプトに触発されて、ここで音楽イベントができないかと思い立ち、くるりの岸田繁さんに打診したのだ。

 

その時、印象的だったのが岸田さんが「僕、まちづくりとか都市開発とか好きなんですよ」と話をしていたこと。足立さん自身も〈GOCONC〉を起点にして街を周遊できる企画や音楽イベントができたらと考えていたこともあり、アイデアベースでいろいろな構想を話すうちに意気投合。交流がはじまったそうだ。

〈GOCONC〉では、音楽をテーマにしたイベントも行われている。スペースの一角には、時報をつくった岸田さん直筆のサインも

一方、この出会いとは別の軸で出会ったのが、「資源が“くるり”プロジェクト」でコンポストプロジェクトを進めているメンバーの一人、サーキュラーエコノミー※研究家の安居昭博さんだ。まちづくりを推進しているとエシカルやサーキュラーエコノミーの事業をしている人と出会うことが増え、足立さんもこの分野に興味を持っていた。そんな時、安居さんの著書『サーキュラーエコノミー実践』と出会ったのだ。

 

たまたま彼が京都に住んでいることを知り、すぐにコンタクトを取ったという。まちづくりをしていることがきっかけで梅小路公園を案内したところ、安居さんから「この公園で生ゴミを集めてコンポストつくれますね」という話が出たそうだ。そして、安居さんが実践しているサーキュラーエコノミー政策の一つ、「公共コンポストプロジェクト」のパートナーである鴨志田農園の鴨志田さんも公園を訪れて、実際に実現が可能か話をしていたというのだ。

 

鴨志田さんは東京三鷹市に農園を持ちながら、コンポスト・アドバイザーとして各地でこのようなプロジェクトをサポートしている。2021年に立命館大学衣笠キャンパスにて学生団体「Uni-Com」と食堂から廃棄された野菜くずや生ごみを発酵させて有機肥料を地域に還元するという取り組みを実施していて、鴨志田さんが京都とも縁があったこともトントン拍子で出会いがつながった要因といえるだろう。

※サーキュラーエコノミー:廃棄物も資源と考え循環させるという新しい経済システムのこと

資源が“くるり”プロジェクトの様子。鴨志田さんの指導の下、京都の方々の協力で集まったという籾殻、米ぬか、土壁と落ち葉を混ぜ合わせる。これが完熟堆肥をつくるための”床材”になる

当時は何気なく話をしていたコンポストの話が、つながったのが2022年のこと。岸田さんから今年は梅小路公園で音博をするという知らせとともに、クラウドファンディングの新しいアイデアがないかという相談を受けたのだ。音博のコンセプトである“環境・文化・音楽”に寄り添うプロジェクトができないかと、足立さんがいくつか提案をしたところ三つの取り組みを実施することが決まった。一つ目は、クラウドファンディングの返礼品に京都中央卸売市場の水産品を取り入れること。二つ目は、音博のフードエリアで廃棄される食材や食べ残しを使って完熟堆肥をつくり公園の樹木の肥料として還元するプロジェクト。そして、三つ目は京都府域から継続的に廃棄される食材(今回は「酒かす」と「小豆の皮」)を使ってアイスクリームをつくり音博で販売すること。ちなみに、その名は“しげくるアイス”!このアイスクリームづくりと販売には、寺町の〈mumokuteki cafe〉が協力してくれているそうだ。

 

「音博は、京都市内の超優良コンテンツだと思うんです。京都音博を続ける、岸田さんの想いも深い。その会場の近くに市場があるんですが、梅小路公園を含めてもっと訪問しやすいエリアにしていけるように、仕掛けも発信していきたいですね。いつかは、音博と併せて周遊事業ができたら……」と、今回のコンポストの取り組みをきっかけに、梅小路のまちづくりにもつなげていきたいと足立さんは語ってくれた。

コンポスト・ステーションのデザインを担当したのは、京都北山の木村松本建築設計事務所

成熟したまちに必要なのは、地域の価値を発酵させる“中間支援組織”

梅ラボの一例として話題に上がった「資源が“くるり”プロジェクト」も岸田さんとの意気投合がきっかけだと足立さんは話してくれた。そんな彼に、人と人との関係性をつなぐ時に大切にしていることを尋ねた時、返ってきた答えはこうだ。

 

「相手が何を大事にしているかを聞く。あとは、初回から自分の持っている情報をいっぱい話します。そうすると、確実に意気投合するポイントがありますね」

 

対話を重ねることで情報を引き出し、これまで培ったリソースを惜しみなく活用することで、新しいプロジェクトの種が芽吹いたのだろう。そして、プロジェクトを実現するために、細やかに京都府や京都市、梅小路公園を管理する公益財団法人京都市都市緑化協会との調整を行ってきた。一見、偶発的な出会いを結び付けたように思うかもしれないが、その出会いをプロジェクトとして動かすためには、関係性を調整する人の手が必要なのだ。

本業をしながら、まちづくりにも携わる足立さんの原動力はどこにあるのだろう。そんな疑問が頭をよぎり、最後になぜ、まちづくりをライフワークにしているのかと尋ねた。

 

「KRPが一部、自由に活動ができる環境を与えてくれているのが大きい。あと、自分より若い人たちが興味を持つポイントが感覚的にわからないと思ったら、聞いてみて、自分が持つクリエイティビティと照合して理解することが、面白いなって。価値観が違う世代間のコミュニケーションが楽しいのかもしれません」

 

これまで、まちづくりといえば、行政が掲げるビジョンのボトムダウンであったり、景観を守ることが目的だったりするケースが多かったように思う。

“コンポストプロジェクトは、様々な方が関わり、互いに頼り合わなければできない取り組みだ。これまで関わり合いのなかった人々がコンポストを通じて有機的に結びつく。まさに人間関係の発酵が起きていると感じる。”

これは、安居さんの著書『サーキュラーエコノミー実践』に書かれている一節だ。まちづくりにも同じような人と人の有機的な結びつきが必要なのではないだろうか。そして、再開発が進み、成熟したまちに必要なのはそこに住まう人という資源をつなげてくれるぬか床のような存在。それが、今回でいう梅ラボなのだ。このような“中間支援組織”と、ぬか床をかき混ぜてくれる手といっても過言ではない足立さんのような存在が地域の価値を発酵させ、ハコモノを作るだけでは成しえない、新たなまちの魅力を生み出してくれるのだ。

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