COLUMN

【2022年9月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」

「かっこいいバンドはいるの?」

 

「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。

 

紹介者は以下の方々です。(五十音順)

  • 京都GROWLY 店長:安齋智輝
  • Live House nano 店長:土龍

京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト

PROCYON (プロシオン)

神戸で結成の3ピースバンド。2010年頃よりTame Impalaを筆頭に台頭してきたネオ・サイケ/インディーエレクトロを継承するオルタナティブロックを展開。歪んだ空間と小気味良いビートの掛け合いがとにかく心地よく、そのライブは極彩色 to モノクロが共存する不思議な世界へと没入させられる。

 

しかし、どこかライトでローファイな生暖かい音像に何よりインディーズ魂をグラグラに揺さぶられ個人的にドツボ。

 

ブラックミュージックやビートミュージックの影響も見受けられ、一言でサイケデリックに留まらない楽曲はUnknown Mortal Orchestra、はたまたSly and the Family Stoneまで彷彿とさせる全時代の確かなポップネスに溢れている。凝りまくった制作の結果であろう、すこぶるインテリジェンス。

 

んー、すごくいい、、

 

何度触れてもこう思うかっこいいバンドです。サイケデリックなのに踊れるバンド、気になった方はぜひ。

PROCYON 「Number」

Twitter

https://twitter.com/Procyon_Band?s=20&t=Ou9U9xxWcFMt92jY_bf09A

Web

https://procyonband.tumblr.com/

PROCYON 出演イベント:Jatayu Japan Tour in Kyoto

日時

2022年9月24日(土)

OPEN 17:30 / START 18:00

会場

京都GROWLY

出演

Jatayu(india)/ BEETHOVEN FRIEZE / PROCYON / Sammy Adjei / Jagg Keen

料金

前売¥2,200円 / 当日¥2,700円(共に+1drink¥500)

※GROWLYのLINE自動予約でも予約可能です!

安齋智輝

京都GROWLYの店長です。

元和菓子職人です。

お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。

Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト

ティッシュティッシュボーイ

大阪中心に活動する2022年に始動した4人組パンクバンド。節』でしかないポップな歌い回しとそれを煽る歪(いびつ)でざらついた演奏がたまらなく愛おしい。

 

ドラムボーカルを務める森田ハルロヲとギターを弾く中本工事は元manchester school≡(通称マンチェ)のメンバー。昨年惜しまれながらその解散が発表された後、バンドをまたやりたいと燻るハルロヲ君の背中を中本君が押す形でスタートしたとか。

 

僕はそもそもマンチェの音楽とライブが大好きでここ3年くらいはnanoの大切なイベントに出てもらうことが多かった。2019年末の昼からパンクバンドばかりが出演したパーティーでは圧巻のラストアクト、あの時のモッシュピットの映像はコロナ禍において僕の道標だった。

 

そんなマンチェの解散発表後しばらくしてハルロヲ君から「春の報告をさせてください」とメール。そこには新バンドティッシュティッシュボーイ始動について触れられてた。僕はとにかく嬉しくってすぐにオファーしたよね。音もろくに聴いてないのに笑 それくらい信用している。ハルロヲくんの音楽への愛とパンクスでいようとする姿勢と熱を。そこには何の不安要素もなかったんだよね。

 

ハルロヲくんが、元メンバーの中本くんと新メンバー2人とバンドを始めた、それだけでうおおかっこええ!ってなる存在ってなかなかいないよ。今のティッシュは正直まだ見切り発車中かもしれない。音的にまとまってない部分も多いだろ。熱だけで押してるっちゃあそうだ。でもそんなこと関係ないんだ。バンドは生き物だしここから変わってくもんだし、ハルロヲくんのキャッチーな歌と存在感は健在だし、バンドメンバーもそれを生かそうと演奏するし…えーと、とにかく観た方がはやい!笑

 

あ、セックスピストルズよりはきっと上手だよ笑

ティッシュティッシュボーイ「微弱振動」

Twitter

https://twitter.com/tissuetissueboy?s=20&t=rna5M8gsNR7uI_dkfSYpyg

Web

https://ameblo.jp/tissue-tissue-boy/

ティッシュティッシュボーイ 出演イベント:B玉presents B玉レコ発『ピース』

日時

2022年9月19日(月・祝)

OPEN 16:30 / START 17:00

会場

Live House nano

出演

B玉 / ゆ~すほすてる / OOPS / ティッシュティッシュボーイ / 超右腕

料金

前売¥2,000 / 当日¥2,500(共に+1drink¥500)

土龍

1976年京都府生まれ。
二条城の東側にある全国でも稀に見る小ささのライブハウス、livehouse nanoの店長兼音響兼照明兼制作兼雑用。毎年秋には仲間と共にロックフェスティバル「ボロフェスタ」を主催。派手好きの単純思考のパリピの一種。

Live House nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中!

https://livehouse.thebase.in/

Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を!

https://www.youtube.com/channel/UCV904VJscUg3jr9guSXf_-w

WRITER

RECENT POST

INTERVIEW
偶発的な出会いを火種に。人と人をつなぎ、価値を創るまちづくりとは
REPORT
乾和代の見たナノボロ2022 day1
COLUMN
【2022年8月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年7月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年6月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年5月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年4月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年3月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
「くるりの25回転」のライブ感を配信でも届けたい!~エンジニア谷川充博の音づくりの舞台裏~
COLUMN
【2022年2月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
カタチを変えて巡り合う、CuBerryと音楽のルーツたち
INTERVIEW
よそ者がつなげた京都のシーン ‐ 折坂悠太と重奏 –
REPORT
乾和代が見たボロフェスタ2021 Day5– 2021.11.6
REPORT
京都音楽博覧会2021 at 立命館大学 オンラインライブレポート
REVIEW
くるり – 天才の愛
INTERVIEW
街並みを守っているのは誰?今知りたい、景観のはなし
INTERVIEW
Vol.2 民族楽器 ねじれが生んだ、今“ポップ”なサムピアノとは
REPORT
京都音楽博覧会 2020 in 拾得 オンライン ‟配心”ライブレポート
REVIEW
くるり – thaw
INTERVIEW
『?』から『Hotokeno』へ。オオルタイチ20周年の軌跡
REPORT
京都音楽博覧会 2019 in 梅小路公園 ライブレポート
INTERVIEW
【実は知らないお仕事図鑑 P6:『ギア -GEAR-』プロデューサー】小原啓渡
ART
REPORT
くるり『列島ウォ~リャ~Z』ツアーファイナル @磔磔 ライブレポート
INTERVIEW
私たちがアンテナをやる理由。【副編集長・フォトグラファー岡安編】
INTERVIEW
【実は知らないお仕事図鑑 P5:音響ケーブル職人】タケウチコウボウ / 竹内良太
INTERVIEW
『下鴨ボーイズドントクライ』篠田知典監督インタビュー 彼の作品に映し出される”リアル”を形づくるもの…
REPORT
『音楽ライター講座』特別トーク・イベントレポート レコーディング・エンジニア谷川充博が教えてくれた、…
COLUMN
【くるりメジャーデビュー20周年 特別企画】君は12枚を選べるか?くるりファン3人による くるりアル…
REPORT
京都音楽博覧会2018 in 梅小路公園 ライヴレポート
REVIEW
Laura Gibson – Empire Builder
REVIEW
The Velvet Rope – Janet Jackson

LATEST POSTS

INTERVIEW
偶発的な出会いを火種に。人と人をつなぎ、価値を創るまちづくりとは

2012年にオープンした〈京都水族館〉を皮切りに、急速に再整備が進んだ梅小路公園。拡張していく梅小路…

COLUMN
【2022年9月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「大阪のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シーンを追…

REVIEW
ズカイ『ちゃちな夢中をくぐるのさ』 – ネガティブなあまのじゃくが歌う「今日を生きて」

まず16曲入りという点がいい。キレイにまとめるよりも、言いたいことをすべて言うその姿勢は、ズカイの集…

REVIEW
帝国喫茶『帝国喫茶』 – 三者三様の作家性が融合した、帝国喫茶の青春

三者三様の作家性が融合した、帝国喫茶の青春 三者…

REVIEW
ヨットヘヴン『健康快樂』 – 今を楽しく生きようとする生活者の歌

安延沙希子(以下、さっちゃん)の歌は彼女にしか出せない味わいがある。声色はほんのりマット。メロディに…