COLUMN

【2022年6月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

MUSIC 2022.06.15 Written By 乾 和代

「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」

「かっこいいバンドはいるの?」

 

「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。

 

紹介者は以下の方々です。(五十音順)

  • 京都GROWLY 店長:安齋智輝
  • Live House nano 店長:土龍

京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト

the elks

SIRMO STADは京都インディーズシーンにおいて不動の表現者として多方面からリスペクトされるロックバンドであった。活動休止、メンバーチェンジを経てこの度なんと復活に至る。長年背負ってきた名前を変えるということにとてつもない意思を感じています。

 

プロフィールにもあるように、正と負、明と暗、野性と理性、日常と非常。 両極どちらにも目を向け描出し体現するサウンドは、スピリチュアルに満ち、爆発直前の種火のように我々の心の奥にある「忘れ物」に引火する。

 

大地や空や大海原といった視線を上げて向かう陽、煩悩や生活や不満といった目を塞ぎたくなる内に内包する陰。どちらも普通に生きる人間にとっては必要なもので、その陰と陽を往来する切符をくれる不思議なバンド。

 

再始動後の初ステージ、混在の中からどんなエレクトリックな画があぶり出されるかとても楽しみです。

 

カルマは満ちた!

 

あなたの秘めた陰陽を、どこよりも優しいthe elksのサウンドに委ねに来てみてください。

Twitter

https://twitter.com/the_elks_jp?s=20&t=qhva8imRkxha3rdmrh9J-A

the elks 出演イベント:YAGURA 2022 PRE-SEASON MATCH in KYOTO

日時

2022年6月26日(日)

OPEN 12:30 / START 13:00

会場

京都GROWLY

出演

KINEMAS / e;in / MILKBAR / TOMO凸garigari(DJ) / アシタカアヤコ / いとまとあやこ / 今村モータース / ボ・カミオン / メシアと人人 / 余類 / No Fun / the elks / Junny

 

food: 拉麺BAR凸deko / cafe 1980kyoto / SPACE210

料金

前売¥3,000円 / 当日¥3,500円(共に+1drink¥500)

※GROWLYのLINE自動予約でも予約可能です!

安齋智輝

京都GROWLYの店長です。

元和菓子職人です。

お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。

Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト

and Young…

梅田のライブハウス、ハードレインの店長である加納良英氏がギターボーカルとして率いる大阪の3ピースバンド。ベースレスでありながらドラムも含めて楽器の倍音が下にも広がり、低音までしっかり広いレンジで鳴るのが素晴らしい。

 

決して「売れてるバンド」ではないが、そのライブには確実な定評が常あり、関西で音楽に携わる者なら老若男女問わず指示を集める大阪が生んだ「無冠の帝王」。

 

キャリアも長いからこそスキルも高く、ステージ上での演奏には一つ一つの粒の揃った音が散りばめられ、本当に「音の宝箱」と言える。音数の少ないアレンジメントだからこそそれらの重みがフィーチャーされ、半端ない説得力の塊しか感じない。(酔ってライブを見ている時にステージのすぐ前で正座してしまったことがある 笑)

 

その演奏の上で、加納氏が紡ぐメロディは彼独特の気だるそうな声で唄われ、それもまた癖になる。その詩にも、これもまた加納節満載の美しい風景の描写や芯の強い信条が綴られている。かつ彼の声のアンニュイさ故その言葉たちが聴き手の脳内では漢字を使わない「ひらがな」でイメージされる。正真正銘のロックバンドでありながら、どこか無邪気な雰囲気を纏うのはそのせいだろう。

 

あめにぬれた
あじさいは
かぜにゆれた

 

名曲「PLAY BOY」のこの一節があるから、この季節はこのバンドを紹介したかった。and Young…のライブは、未体験の若い音楽ファンは絶対に観るべき逸品。

Twitter

https://twitter.com/and_young_?s=20&t=YbfPdGhZFABuA4i7LLS49g

MYSPACE

https://myspace.com/andyoung

Web

http://andyoung.info/

and Young… 出演イベント:『Rainy Town Song』*投げ銭制配信あり

日時

2022年6月25日(土)

OPEN 17:30 / START 18:00

会場

Live House nano

出演

and Young… / ハンパ天国 / オクヤマカナコ(sea’s line) / the PARTYS / OA:モラトリアム

料金

前売¥2,000 / 当日¥2,500(共に+1drink¥500)

投げ銭制配信

配信URL
https://www.youtube.com/c/livehousenanosince2004

投げ銭リンク

土龍

1976年京都府生まれ。
二条城の東側にある全国でも稀に見る小ささのライブハウス、livehouse nanoの店長兼音響兼照明兼制作兼雑用。毎年秋には仲間と共にロックフェスティバル「ボロフェスタ」を主催。派手好きの単純思考のパリピの一種。

Live House nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中!

https://livehouse.thebase.in/

Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を!

https://www.youtube.com/channel/UCV904VJscUg3jr9guSXf_-w

WRITER

RECENT POST

COLUMN
【2024年3月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
Homecomingsのターニングポイントで実現した、くるりとの特別な一日
COLUMN
【2024年2月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年1月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
Summer Whales “Burden” – 新しい兆しを感じる、スローバラード
COLUMN
【2023年12月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
HOT UP MUSIC 2023 ニューカマーPICK UP
REPORT
2日目の『京都音博』に感じた“らしさ”の理由 -『京都音楽博覧会2023』ライブレポートDay2
REPORT
邂逅の先に芽吹いた、 新しい景色-『京都音楽博覧会2023』ライブレポートDay1
REPORT
ボロフェスタ2023 Day3(11/5)- 違う景色を“DO IT YOURSELF”で描く。それ…
COLUMN
【2023年11月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年10月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
この先もCHAINSとしてバンドを続ける決意の1枚 ー『decades on』インタビュー&全曲解説
COLUMN
【2023年9月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
ナノボロ2023 Day1(8/26)‐ 4年振りに体感した熱量、これが『ナノボロ』
INTERVIEW
“捨てる”は、あの場所にかえる動機になる? 集う人と『森、道、市場』をつなぐ…
COLUMN
【2023年8月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
ターニングポイントは『るろうに剣心』。映画のまち京都で、時代劇のつくり手と奮闘する映画祭のはなし
COLUMN
【2023年7月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
自由な即興と枠組みの楽曲。三者三様の即興アーティストが矛盾を昇華させるバンドkottをはじめた理由と…
COLUMN
【2023年6月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年5月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年4月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
くるりの原点に戻れる場所〈拾得〉でみせたバンドとしての最新型
COLUMN
【2023年3月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年2月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
3年越し、初の磔磔のワンマンでCuBerryが開いた未来への扉
COLUMN
【2023年1月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年12月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年11月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
ボロフェスタ2022 Day1(11/3)-帰ってきた、ライブハウスと地続きの“日常”
REPORT
京都音楽博覧会2022 in 梅小路公園 ライブレポート
COLUMN
【2022年10月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
人と人をつなぎ価値を創る。『京都音楽博覧会』を起点に拡がる、足立毅が目指すまちづくりとは
COLUMN
【2022年9月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
乾和代の見たナノボロ2022 day1
COLUMN
【2022年8月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年7月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年5月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年4月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年3月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
「くるりの25回転」のライブ感を配信でも届けたい!~エンジニア谷川充博の音づくりの舞台裏~
COLUMN
【2022年2月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
カタチを変えて巡り合う、CuBerryと音楽のルーツたち
INTERVIEW
よそ者がつなげた京都のシーン ‐ 折坂悠太と重奏 –
REPORT
乾和代が見たボロフェスタ2021 Day5– 2021.11.6
REPORT
京都音楽博覧会2021 at 立命館大学 オンラインライブレポート
REVIEW
くるり – 天才の愛
INTERVIEW
街並みを守っているのは誰?今知りたい、景観のはなし
INTERVIEW
Vol.2 民族楽器 ねじれが生んだ、今“ポップ”なサムピアノとは
REPORT
京都音楽博覧会 2020 in 拾得 オンライン ‟配心”ライブレポート
REVIEW
くるり – thaw
INTERVIEW
『?』から『Hotokeno』へ。オオルタイチ20周年の軌跡
REPORT
京都音楽博覧会 2019 in 梅小路公園 ライブレポート
INTERVIEW
【実は知らないお仕事図鑑 P6:『ギア -GEAR-』プロデューサー】小原啓渡
ART
REPORT
くるり『列島ウォ~リャ~Z』ツアーファイナル @磔磔 ライブレポート
INTERVIEW
私たちがアンテナをやる理由。【副編集長・フォトグラファー岡安編】
INTERVIEW
【実は知らないお仕事図鑑 P5:音響ケーブル職人】タケウチコウボウ / 竹内良太
INTERVIEW
『下鴨ボーイズドントクライ』篠田知典監督インタビュー 彼の作品に映し出される”リアル”を形づくるもの…
REPORT
『音楽ライター講座』特別トーク・イベントレポート レコーディング・エンジニア谷川充博が教えてくれた、…
COLUMN
【くるりメジャーデビュー20周年 特別企画】君は12枚を選べるか?くるりファン3人による くるりアル…
REPORT
京都音楽博覧会2018 in 梅小路公園 ライヴレポート
REVIEW
Laura Gibson – Empire Builder
REVIEW
The Velvet Rope – Janet Jackson

LATEST POSTS

REVIEW
「キテレツで王様になる」SuperBack『Pwave』のキュートなダンディズムに震撼せよ

2017年に結成、京都に現れた異形の二人組ニューウェーブ・ダンスバンドSuperBack。1st ア…

REPORT
台湾インディーバンド3組に聞く、オリジナリティの育み方『浮現祭 Emerge Fest 2024』レポート(後編)

2019年から台湾・台中市で開催され、今年5回目を迎えた『浮現祭 Emerge Fest』。本稿では…

REPORT
観音廟の真向かいで最先端のジャズを。音楽と台中の生活が肩を寄せ合う『浮現祭 Emerge Fest 2024』レポート(前編)

2019年から台湾・台中市で開催され、今年5回目を迎えた『浮現祭 Emerge Fest』。イベント…

INTERVIEW
2024年台湾音楽シーンを揺らす、ローカルフェスとその原動力―『浮現祭 Emerge Fest』主催者・老諾さんインタビュー

2024年2月24,25日の土日に、台中〈清水鰲峰山運動公園〉で音楽フェス『浮現祭 Emerge F…

COLUMN
【2024年3月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「大阪のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シーンを追…