【2023年11月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「東京のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」
京都、大阪の音楽シーンを追ってきた連載に、ついに東京編が追加されました!今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
今月の紹介者は以下の方々です。
渋谷La.mama:本莉音(もとりのん)
下北沢BASEMENTBAR:片山翔太
下北沢THREE:ならほのか
渋谷La.mama:本莉音の注目アーティスト
HALLEY(ハレー)
東京を拠点に活動している早稲田大学のサークルをきっかけに結成されたバンド。
音楽性としてはR&B / ソウル、ジャズの色が強く、ブラックミュージックの要素を感じつつも現代風に昇華し独自の音楽を生み出しているなと感じます。
彼らのライブパフォーマンスも魅力的で、曲中や繋ぎ、一瞬一瞬に繊細なアレンジが加えられていて、遊び心がかっこよくてたまらないです。どの楽曲も音源とは一味違う雰囲気で展開されていく様子に心奪われます。
テヒョンさん(Vo)の自由でソウルフルな歌声と楽器隊・登山晴さん(Gt)、西山心さん(Key)、高橋継さん(Ba)、清水 直人さん(Dr)の一体感・安定感が抜群で、個々のクオリティーの高さに圧倒されます。さらに音楽に対して愛をもって楽しんでいるのが伝わってくるので、聴く度に胸が高鳴ります。音が鳴った瞬間、自然と身を任せて踊り出せる、そんな音楽です。
要するにHALLEYってめちゃくちゃ最高って話です。
私のボキャブラリーでは魅力を伝えきれないので、いち早くライブを見に行ってほしいです。きっと終わってしまうことが惜しくなるはずです。もうすぐ自主企画もあるみたいなので、ぜひ一緒にHALLEYの音楽に揺られましょう〜!
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本莉音(もとりのん)
11月22日生まれ。B型。今は大学に通いつつ、渋谷La.mamaで『periwinkle』を企画しています。食べることが好きです。
下北沢BASEMENTBAR:片山翔太の注目アーティスト
theトラウツ
湘南の5人組・theトラウツ。ライブをみたのがきっかけで好きになったバンドです。
なにせ曲がめちゃくちゃいい!今年3月にリリースされたEP『Twist And Trouts!』をさらーっと聴いていただけたら伝わるかなと思うのですが、往年のロックやポップスからの影響を色濃く感じさせながらも嫌味なくキャッチーに落とし込んでおり、このバランス感覚は天才的だなと。
誰もが懐かしさや親しみやすさを感じるような、気づいたら口ずさんでしまうような、そんな楽曲がずらりと並んでいます。そのうえ歌詞までいい。大好きです。
ライブもどんどんパワーアップしてますので、ぜひ注目してもらいたいです!
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片山翔太
下北沢BASEMENTBARブッキング。群馬県の野外フェスMACHIFES.、exPoP!!!!!制作、FRIENDSHIP.キュレーター、DJとしても活動してます。ボードゲームが趣味です。
下北沢THREE:ならほのかの注目アーティスト
NALUCK(ナーラック)
名古屋発3ピースガールズバンド、NALUCK(ナーラック)。
KAWAII Cultureを掲げ名古屋からインディロックを掻き鳴らしています。
2023年4月に発売した2nd demo『Sweet Dreams』はアートワークからもドリーミーさがひしひしと伝わってきます。収録曲の”Sweet Dreams”はイントロのアルペジオから続くコード進行が曲の艶を引き出しているように感じます。シンプルなサウンドの中にある艶やかさとにしお あやか(Vo)の繊細かつ儚げな歌声、ローファイなサウンドから温かさやどこか懐かしさを感じられ、情景が映し出される。聴き手に感情を伝えつつ、優しく包み込むような彼女たちの音楽は日常に寄り添ってくれる、他にない魅力です。
ライブではそんな彼女たちの世界観に包まれながら、ダイレクトに魅力を感じることができます!一度ライブ会場で体感してみてはどうでしょうか。
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ならほのか
秋田県秋田市出身
普段は看護師として働きながら下北沢THREEで企画制作をしています。
学生の頃からよく来ていた下北沢THREE、とても大切な場所です。
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WRITER
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97年生まれ、みずがめ座。中央線・西荻窪→小田急線・成城学園前。ANTENNAのほかMusicmanなどで執筆。窓のないところによくいます。
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