REPORT

10年間変化し続けてきた、場所と音の特別な関係 – 街なか音楽祭『結いのおと-TEN-』Day2-

フェスでの出会いが、日常を豊かにする。街なか音楽祭『結いのおと-TEN-』は何が用意されても楽しむ姿勢が出演者、出店者とお客さん、そしてスタッフまでに浸透しているフェスだということは、初日のレポートでも触れた通りだ。2日目はホールがメインだった初日とは打って変わって、舞台を結城駅の北側に移し、「街型サーキットイベント」形式で開催された。街なか音楽祭として10年、人と人との縁を音楽で結んできたこのフェスが築いてきた、街と音楽がお互いを生かし合う形がそこにはあった。

MUSIC 2023.05.16 Written By 柴田 真希

〈孝顕寺〉と共鳴する、さらさのテーマ「ブルージーに生きろ」

フェス会場である街なかを歩くと、昨晩最高の演奏を見せてくれたThe Duxiesのメンバーと遭遇。『結いのおと』はアーティストも延泊してお客さんの立場で楽しみたくなるという噂は、本当なのだと実感する。

 

さて、1ステージ目には注目度が鰻登りのさらさ。『結いのおと』にソロで初出演する彼女は、曹洞宗の〈孝顕寺〉にギターと打ち込み機材を持ち込む。後ろの煌びやかな仏像に合わせたような黄色の衣装には、朝の光も相まって眩しさを感じた。2022年にリリースされたアルバム『Inner Ocean』から“踊り”と、『ネイルの島』EPから“温度”をギターの弾き語りで歌うと、すぐさま伸びやかな歌声が朝の本堂に響きわたる。観客は、畳の上で体育座りをしていたり、正座をしたり、それぞれの体勢でくつろぎ始めた。そこから空気が一変して、デビューシングルの“ネイルの島”で打ち込みの音が大音量で鳴り始めると、建物が反応し、さらさの後ろに構えている金色の花の装飾が蓄音機にも見えてきた。まるでそこから音が流れているかのようだ。考えてみれば、木で出来たギターは素材という点で仏像や本堂と近い。木造の建物の中で、ギターと建物、演奏しているさらさ、床に直接座っている観客が一体化しているような感覚に陥った。

「ネガティブなことがあっても、そのままでいいと思って欲しいという思いで曲を書いています」と彼女は自己紹介として、高校生の時から掲げている「ブルージーに生きろ」というテーマについて、話してくれた。そういえば、曹洞宗の宗旨には“行住坐臥に安住し、安らかに生活することに価値を見出す”とある。それに通じるところを感じ「だからさらさはこのステージだったのか!」と腑に落ちた。そして“アンバー”、“午後の光”が続く。優しい歌が沁みわたり、特有の匂いがするお寺の雰囲気も相まって、演奏が終わる頃には穏やかな気持ちとなっていた。最後、後ろの仏像にお辞儀をしてから立ち去った彼女を見て、さらさの歌は、まるで住職に近い役割なのではないか、とこれまで音源を聴くだけでは感じたことがなかった視点で彼女の曲を感じることができた。

結城の歴史とセッションした、WONKとdawgss

2日目のライブ会場は、全部で5カ所ある。初っ端のさらさでこれだけ特異な音楽体験をしてしまうと、つい全会場を体験したいという気持ちが高まってくる。そこで次は〈結城酒造〉の屋外に設置された大ステージで開催されるWONKを見に行くことにした。実はこの結城酒造、初年度から『結いのおと』に協力してきた繋がりの深い会場である。そんなこのフェスにとって大切な場所ともいえるこの酒蔵が、昨年の開催直後に火事で全焼してしまったという。今年はその復興支援の意味も込め、一番大きいステージがここに設置された。

「戻ってきたよ」と言ってゆったりと始まったWONKは、演奏中に何度も青空を指さす様子が印象的で、観客もつられて空を眺めていた。“Orange Mug”が始まると同時に、真横のフードエリアにいた人たちが、ビールを片手に続々と入ってくる。晴天に合わせてセットリスト最後の曲を“Umbrella”から“savior”に変えるなど臨場感も十分。二人で話をしながらビール片手に踊る後方のカップル、結城紬を着て揺れるステージ右側の女性など、のびのびと音楽を聴ける環境が印象に残った。長塚健斗(Vo)が言っていた通り、「めっちゃいいね!何この緩さ!」という情景だ。

 

WONKの音楽はステージを超えて、会場の外まで風に乗って運ばれて、結城の街に鳴り響いていた。そんな音を聴きながら移動した結城紬の老舗産地問屋〈奥順〉の新座敷ステージは、芝生でゆっくりしながら見ることができるステージ。ここで昨年の活動開始から既に話題が絶えないバンド・dawgss(ドーグス)を観ることにした。今年4月にアルバム『INORI』をリリースして初のワンマンライブがソールドアウトした中、この日の観客の期待値は高いだろうと思われた。

森光奏太(Ba / Vo)は客席側に昇る鯉のぼりと呼応するように、江戸時代の武士の裃(かみしも)を彷彿とさせる衣装を纏いステージに登場。江戸時代以降に結城紬の生産で栄えたこの場所にぴったりの出で立ちには、この日のステージへの思いが感じられる。“あいこ”で演奏が始まると、森光の強い視線、音の響きを確認するような慎重な演奏で、確実に観客の注目を集めていく。曲終盤に向けてさりげなく差し込まれる上原の手数の多いフィルインは、眩しい昼間でも目を見張るのに十分な緊張感を持っている。

 

MAJIC”でdawgssのステージに既に欠かせなくなっているサポートメンバー、和久井沙良(Key)のソロが炸裂するとそれに呼応するように森光と上原、イシイトモキ(Gt)の音も繊細に絡み合う。数多くのステージをサポートしてきたからこその、セッションに強いdawgssの本領が発揮され始めた。そしてこの日一番映えていたのは、和風のメロディラインを持つ“Aurora”だ。dawgssのリズムとフレーズに工夫を凝らした楽曲とはまた画を逸した歌もので、90年代のJ-popを想起するような懐かしさが会場の空気を味方につける。ライブでアレンジ映えする後半は、そのまま立て続けに“祈り”“FINALE”、そしてトランペットに松井秀太郎とトロンボーンに屋嘉一志というホーン隊を迎えて“ORANGE”、“enemy”と更なる盛り上がりを見せる。木の建物内、そして草木も生い茂っているからか、高音が緩和されて柔らかくなった音が耳に届き、風も少なく天気もよいので心地よい。dawgssが野外映えするというのは意外な発見だった。

結城で感じたことを吸収し音として表現した、リュックと添い寝ごはん

そしてすぐ隣、〈奥順 つむぎの館〉で始まったのが、リュックと添い寝ごはん。この会場はステージの右に〈陳列館〉、左に〈織場館〉がある野外ステージで、今や『サザエさん』の中でしか観る機会がないような縁側で、座ってライブを観ることができる。

home”で始まり、2曲目はアルバム『neo neo』(2020年)から“渚とサンダルと”を演奏。「少し遠い海を眺めたい」と歌う“ホリデイ”は、海のない結城にぴったり。「今日は空が気持ちいいな」と歌いながらゆっくりしたメロディに揺られ、夏が待ち遠しくなる。

松本ユウ(Vo / Gt)が「結いのおとは温かみがあって、初めて出るのに初めてじゃない感じがするね」と言うと、堂免英敬(Ba)が「地元の温かみを感じるよね」とそれに応える。「ひとつの記憶で世界は変わるよ / 手と手取り歌おう / 日々をつなごう / 声が枯れるまで / この町で歌おう / 変わらぬ日々を」というのは、続けて披露した“みんなのうた”の歌詞。まるで日常と非日常を繋ぐこのフェスのことを歌っているようで、そこにいた人たち全員が傍観者、観客ではなく、当事者になった瞬間だった。

 

芝生に座っていた結城紬を着た男性から「来年も来てね」という声も上がった。観客とコミュニケーションを取りながら、“あたらしい朝”“グッバイトレイン”とアップテンポな曲に会場の熱も徐々に上がり、立ち上がる人も出てくる。そのままの勢いで、彼らのライブでは外せないダンスチューン“Thank you for the Music”で最後を締め括った。「素晴らしい日々に愛を」という歌詞を「素晴らしい今日に愛を」に替えて歌ったところは、街のいろんな場所で音楽が鳴っている、この日のことを歌っているようだった。感じたことを吸収して音に表現していくリュックと添い寝ごはん、『結いのおと』にぴったりだとその場にいた全員が思っただろう。

再出演者も広がる光景に驚くほど、変化を続けるフェスティバル

フェスではぎっしりタイムテーブルにライブが詰め込まれていることが多いが、『結いのおと』はゆったりとしたタイムテーブルが特徴だ。最後のステージ前、1時間ほどの空き時間。街を散歩していると、近隣の栃木県から来たという結城紬を着た2人組に出会った。毎年来ているそうで、結城のみならず、北関東の人にとって毎年楽しみにされるイベントとして根付いていることが分かる。そんなことを思いながら、初日から気になっていた栃木のカヌレ屋さん〈カヌレティエ クロリ〉のクレーム・カヌレを堪能して、いざ最後のステージへ向かった。

初日に素晴らしい空間を作っていた〈Cafe la famille〉が、今度は屋内ではなく裏庭にステージを作るとのこと。その庭は庭専門誌の表紙になるほど素晴らしいと小耳に挟んだので気になって、七尾旅人を観にいくことにした。ベンチに座って食事に夢中になっていると、いつの間にか七尾旅人がステージに座っている。客席にいる子どもの「おなかすいた」という声が聞こえると「楽屋にクロワッサンあるから食べていいよ」と七尾が話しかけながら、緩やかに始まった。

七尾は最近運転免許を取得して自家用車を手に入れたそうで、この日はなんと横須賀の家から結城まで自分で運転してきたという。そんな話を受けて数年前に無観客ライブなどで演奏していた、未収録曲“ストーリーズ”を演奏。曲中に車を運転する描写があるから封印していたそうで、「これから歌い始めたら、茨城のおかげだから」と言われてこちらまでうれしくなる。2曲目は海の音が聴こえる“湘南が遠くなっていく”、そして渋谷〈宮下パーク〉で演奏を依頼された時、そこに元々いたホームレスのことを考えながら作ったという“ホームレスガール”を演奏した。「平川さん(マネージャー)、このお父さんといる2人の子にクロワッサンあげて」と曲を中断して冒頭に声をあげていた空腹の少年にクロワッサンをあげたのは、この楽曲に込められた彼の想いと無関係ではない。

 

未発表曲が続く中、“Rolling’ Rollong’ ”のイントロがなると文字通りの歓声が上がり、観客が立ち始めた。その光景を見て、「結いのおと、素敵なイベントですね!」という言葉が飛び出す。七尾旅人は2016年にも出演しているが、再出演でありながらも魅力的なイベントだと驚いていたのは、『結いのおと』が毎年変化を続けているからだろう。出演する側にとっても刺激的な環境が用意され、それがライブ感となり、参加者に驚きや感動を生んでいる。先ほどの空腹少年とお父さんをステージに上げ、七尾の帽子を少年が叩くとビートが鳴る演出で、予想外に早いスピードで叩かれる帽子に合わせて曲もどんどん速度を上げていった。その勢いで、代表曲“サーカスナイト”を披露する。

ここでなんと、ステージを降りて芝生のところへ!セットで展示されていたロッキングチェアを持ち込んで座る。そしてお客さんとの談笑をしながらマイクもなしに歌い始めたのが、“この素晴らしき世界(カバー)”。スタッフがマイクを頑張って設置するも「結いのおとのスタッフさんは優しいね。でも今はマイク、なくていいかな」と言って歌い続ける。微かに聴こえる生音が、鳥の声と〈Cafe la famille〉の犬の声、風の音や外を走る車の音、全ての生活の音と混ざって美しい庭の夕暮れを彩り、空に響き渡った。それはまるで結城と七尾のアンサンブルだ。アンコールでは、「1分の曲を即興で作ります」と言って『結いのおと』の歌を披露。「結いのおとはどんな音」と歌いギターを止めると、いろんな音が聴こえてきた。街のいろんな場所で音楽がなった1日。そんな日を締めくくってくれる演奏だった。

結城を媒介とした、関係性が織りなす一日

街と音楽がそれぞれの魅力を引き立てて、集まった人はその魅力に気がつく。アーティストのファンにとっては、音楽があることで結城に来るきっかけとなる。地元の人は、普段から出入りする場所で行われていることで、音楽に気軽に触れることができる。そうやって訪れる人たち、それぞれの新発見が集まる場所として10年間、このフェスを通じて新たな関係が生まれ続けて来たのだろう。それで生まれたものが、音に紡がれ、また新たな関係を生む。少しずつ時間をかけて繋がってきたものが集約されている様を体感した2日間。たくさんの人の手を経て織られる結城紬のように、作り上げるのには時間も努力も技術も熱量もかかるだろう。自然の美しさとはまた違う、人の手仕事だからこそ生み出すことが出来た温かさに触れることが出来て、心の温度が上がり、柔らかくなった。

そして、その余韻はそれぞれの日常にも新しい発見を紡いでくれる。筆者自身、『結いのおと』で出会った音楽や食事、人がきっかけとなり、既に新しい興味に繋がっている。そのように、関わった人それぞれが日常で紡いだものを、また来年持ち寄るだろう。更に、来年はきっと初めて来る人や初めて出演するアーティストもいる。そうやって、結城の土壌は新陳代謝されながら育まれている。このフェスに参加するということは、結城の土壌を耕す一部になれるということなのだ。好きなアーティストを見れるだけではない、楽しいだけではない喜びがある。だから多くの人が、毎年4月、再会と新しい出会いを求めて結城に来たくなるのだろう。

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