COLUMN

【2023年10月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

MUSIC 2023.10.17 Written By 柴田 真希

「東京のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」

 

京都、大阪の音楽シーンを追ってきた連載に、ついに東京編が追加されました!今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。

 

今月の紹介者は以下の方々です。

渋谷La.mama:山田安莉
下北沢BASEMENTBAR:岩﨑
下北沢THREE:こっけ

渋谷La.mama:山田安莉の注目アーティスト

WALTZMORE

東京都を中心に活動中の5人組アートロックバンド。ジャンルにとらわれず、幅広い音楽性を持っています。

 

こうのいけはるか (Vo / Gt)の透明感のある歌声に、夏未(Key / Vo)の凛とした美しい歌声が重なることでより華やかになるボーカルの強さに心を掴まれます。そして中村涼真(Gt)の繊細な感情が乗ったギター、アライユウセイ (Ba)のバンドの柱のとなる安定感のあるベース、木挽祐次(Dr)の緻密なプレイが魅力のドラム。重なる5人の音のバランスがとても気持ち良いです。

 

ただ流れていくだけの音楽ではなく、演奏・歌詞・曲の展開、すべてを一つひとつ丁寧に嚙み砕きたくなるような、聞き手の想像力を豊かにしてくれる音楽です。

 

ソロやサポートなど、メンバーの個人活動も精力的で、バンド外でも各々が着実に力を積み上げています。それぞれの点の強さや輝きが、”最強の音楽集団 WALTZMORE” を形成する大きなポイントになっていると思います。

 

「FLOWERCHILD.」という自主レーベルで活動しており、定期的に開催している主催イベントはWALTZMOREらしさが存分に詰まっていて魅力的な内容ばかりなので是非チェックしてほしいです。(次回開催 11月15日)

 

その他のイベントにも数多く出演しているので、一度ライブに足を運んでみてください。引き出しが多く、毎回違った素晴らしい景色を魅せてくれるので、何度も行きたくなる中毒性があります。

 

五感全てを余すことなく使って、WALTZMOREが生み出す “熱を帯びた美しく壮大な世界” を体感してほしいです。常に最高を更新、進化し続けるWALTZMOREを見逃さないでください!

配信リンク

https://orcd.co/waltzmore

Webサイト

https://www.waltzmore.com/

X(旧Twitter)

https://twitter.com/waltzmore_jp

Instagram

https://www.instagram.com/waltzmore/

sprout

日時

2023年11月7日(火)open 18:30 / start 19:00

会場

渋谷La.mama

出演

雲居ハルカ(ハルカトミユキ) / クロセリヨ(MO MOMA)/ 夏未(WALTZMORE)

価格

前売¥3,000 / 当日¥3,500

チケット

公演日、イベントタイトル、お客様のお名前(カタカナフルネーム)、お電話番号、枚数 を明記の上、info@lamama.netまでメールをお送りください。

FLOWERCHILD. × LOFT PROJECT pre. 『DEERS vol.3」

日時

2023年11月15日 open 18:30 / start 19:00

会場

下北沢Flowers Loft

出演

WALTZMORE / Mellow Youth / GOODWARP

価格

前売¥3,000 / +1drink

チケット

Livepocket

山田安莉(やまだあんり)

千葉県出身。『sprout』というイベントの主催です。

渋谷 La.mama 主催イベントでは U-19(十代チケットフリー)を多数の公演で取り入れております。

 

対象公演はこちら

 

最高の空間を用意しているので、10 代の方もそうでない方も、是非ラママへ遊びに来てください。ライブハウスでお待ちしております!

下北沢BASEMENTBAR:岩﨑の注目アーティスト

やさしいみらい

横浜発21世紀ミクスチャーバンド “やさしいみらい”

メンバーそれぞれのルーツを生かした色艶やかな楽曲は、聴く人の心をソワソワと掻き立て刺激する。

 

“RING RING”“大人の少年”のようなインディー・ポップ最前線な遊び心たっぷりな楽曲から、“残像にキス”“メランコリック”のようなドラマティックでヌーディーなR&Bまで楽曲ごとに違うテイストを生み出すクリエイティブな一面から、さらなる魅力を引き立てる。

夢句(Vo)の独特な世界観と力強いラップと松本怜(Gt / Vo)のメロウな歌声が相まって気持ちいいところまで連れてってくれる!通勤中も、お昼休みも、眠る前も気づいたらやさしいみらいの音楽と一緒に過ごしていました。

 

ぜひあなたも彼らの舵に乗って、どこまでも広がる世界に一緒に飛び込もう!やさしいみらいが出演するイチオシイベントが10月に〈BASEMENTBAR〉にてあります!

配信リンク

https://linkcloud.mu/366dfaa9

X(旧Twitter)

https://twitter.com/yasashi_mirai

Instagram

https://www.instagram.com/yasashi_mirai/

YouTube

https://www.youtube.com/@yasashimirai

ひかりのつむじ

日時

2023年10月31日(火)open 18:30 / start 19:00

会場

下北沢BASEMENTBAR

出演

やさしいみらい / ケイチ&ココナッツ・グルーヴ / THE TREES / Shouting Chickens

価格

前売 ¥2,400 / 当日¥2,900 ( +1Drink ¥600)

ハロウィン割引:当日仮装¥400 OFF

チケット

各出演者、または岩﨑まで

岩﨑

普段はレコード会社に勤務していて、休みの日はBASEMENTBARでイベント制作として働いています。
世界中のかっこいい音楽を探すのが趣味です。
くるくるパーマとなで肩が特徴です。
BASEMENTABARに遊びに来てくださったときは
ぜひお話ししましょう~!

下北沢THREE:こっけの注目アーティスト

Fanny Hill(ファニーヒル)

さて今回紹介させていただくバンドは、自称「おもしろカッコかわいい系バンド」Fanny Hillです。

 

〈THREE〉に届いた出演希望のメールが出会いのきっかけでした。とにかくMVが面白い。かなりアホな内容で意味が分からない、けどクセになる。

かといって、いわゆる「コミックバンド」かと問われると、決してそんなことはない。ファニーな楽曲の中に、こっそりメッセージが隠されている。やっぱり言いたいことってあるよな〜と。

 

演奏はまだまだ拙い部分がありますが、80年~90年代のゲーム音楽を匂わせるギターリフのセンス。メンバーひとりひとりのキャラが立った演奏は、本当にクセになります。

 

30分のライブを、エンターテイメントとして楽しませようとする姿勢がすごく好きです。「めくりプロ」があるライブは彼らのキャラクターのうちの一つかと。詳しくは現場で体験してみてください!

配信リンク

https://www.tunecore.co.jp/artists/fannyhill

X(旧Twitter)

https://twitter.com/fannyhillw

Instagram

https://instagram.com/fannyhillw

YouTube

https://www.youtube.com/@fannyhill8650

paddy isle / 涅槃 presents『MOONSNINE』vol.12

日時

2023年11月5日(日)start 19:00

会場

渋谷 Ruby Room

出演

■BAND
paddy isle / EnsO / ファニーヒル

 

■DJ
涅槃(X-farm) / HARINEZUMI(ANGURA) / 陸 (”Blue”)

価格

Entrance Fee:¥2,000 +1ドリンク

こっけ

1989年1月19日 東京都日野市生まれ
2019年までBASEMENTBARの副店長として勤務。
2021年まで下北沢HALFの店長の経験を経て、同年4月からTHREEの店長に就任。

「音楽は言語」
「音楽最高、音楽楽しい」
「バンドって合奏だから」

が最近の口癖です。

WRITER

RECENT POST

COLUMN
【2023年11月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年11月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
和製ストロークスから前人未到の新機軸「シティロック」へ進化した、Kamisadoインタビュー
REPORT
あそびは学び! 14回目の開催・みんなであそぶフェス 『ONE MUSIC CAMP』2日目レポート
REPORT
大自然の中で音楽とコミュニケーションを! 14回目の開催・みんなであそぶフェス 『ONE MUSIC…
INTERVIEW
【前編】わんぱくカルチャー・コレクティブ集団・少年キッズボウイとは?1stアルバムリリース記念で全員…
INTERVIEW
【後編】わんぱくカルチャー・コレクティブ集団・少年キッズボウイとは?1stアルバムリリース記念で全員…
COLUMN
【2023年10月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年9月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年9月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
既踏峰『ぼくら / 青い影』- 天使に連れて行かれた先のサイケデリア
REVIEW
ハナカタマサキ『時計のひとりごと』 – ホームビデオのように思い出を刻む、ハナカタ流・愛…
REVIEW
THE 抱きしめるズ『最強のふたり / しんぎんおーるおぶみー』 – 友達を想って、友達…
COLUMN
【2023年8月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年8月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
映画が「作る人」をもう一踏ん張りさせてくれる -〈日田リベルテ〉原さんが映画館をやる理由
COLUMN
【2023年7月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
これはもはやバンドではない! 新時代のわんぱくカルチャー・コレクティブ集団 少年キッズボウイの元へ全…
COLUMN
【2023年6月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年5月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
10年間変化し続けてきた、場所と音の特別な関係 – 街なか音楽祭『結いのおと-TEN-』…
REPORT
フェスでの出会いが、日常を豊かにする – 街なか音楽祭『結いのおと-TEN-』Day1-
REVIEW
元気がないときは、お腹いっぱい食べるしかない – かりんちょ落書き『レストラン』
COLUMN
【2023年4月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
街なか音楽祭『結いのおと』の継続で生まれた、地域と人の結節点 – 「結いプロジェクト」野…
COLUMN
【2023年3月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
少年キッズボウイ“最終兵器ディスコ” - 感情の昂りは、戦争ではなく踊るエネルギーに
REVIEW
周辺住民『祝福を見上げて』 – 自分の心模様を映してくれる、弾き語り作品集
COLUMN
【2023年2月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
井上杜和『日々浪漫(DAILY ROMANCE)』 – 古典手法を味方に現代の風俗を織り込んだ、自由…
REVIEW
鈴木青『始まりはいつもこんなポップス』 – 灰ではなく、炭になる燃え方を
COLUMN
【2023年1月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年12月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年11月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
一人きりでの宅録を突き詰めた先で開いた、オーケストラの彩り – 高知在住SSW・ハナカタマサキ『Sm…
COLUMN
【2022年10月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年9月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
照らされるんじゃない、輝くんだ – 加速する「BRIGHT PUNK」バンド MINAM…
COLUMN
【2022年8月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
50 pears『Wave Biograph』 – バンドは、小さな波が集合して生み出す大きな波
COLUMN
【2022年7月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
くぐり『形』 – 解放を志向し、現世を超越した存在となる
COLUMN
【2022年6月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
雨が降って虹が出るまで、ミュージカル映画のような23分間 – ソウルベイベーズ『Soulbabies…
COLUMN
【2022年5月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
肩書きを外した“人と人”の交流 ーー『逆光』須藤蓮監督が見つけた、地に足ついた宣伝の原理
REVIEW
かりんちょ落書き“海が満ちる” – 灯台の光のように、目的地を照らす歌
COLUMN
【2022年4月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
qoomol “You are so Claire” -『ミッド・サマー』に通じるアンビバレンスな芸…
COLUMN
【2022年3月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
みらんとLIGHTERSーー“猫”映画の公開記念イベント・ライブレポート
INTERVIEW
【第一回】音楽のラッピングーーグラフィックデザイナー・TYD™️(豊田由生)
INTERVIEW
京都の〈外〉から来て5年、確信とエラーで進む空間現代の現在地
INTERVIEW
アーティストが集まる理由ーー代表・番下さんに聞いた、bud musicが描くフラットな関係性
INTERVIEW
鈴木青が放つ、目の前の影を柔らげる光の歌
REVIEW
crap clap – ノスタルジー
COLUMN
今、どんな風が吹いている?|テーマで読み解く現代の歌詞
COLUMN
「あなたはブサイクだから」の呪い|魔法の言葉と呪いの言葉

LATEST POSTS

REPORT
2日目の『京都音博』に感じた“らしさ”の理由 -『京都音楽博覧会2023』ライブレポートDay2

くるりの‟音楽伝播力”を感じる、三者三様の愛のカタチ …

REPORT
邂逅の先に芽吹いた、 新しい景色-『京都音楽博覧会2023』ライブレポートDay1

くるりとの縁が舞台上でつながる『京都音博』 くる…

REPORT
アジアからの未知なる音楽にリスナーは何を求めているのか-BiKN shibuya 2023 クロスレポートNo.2

この世のものとは思えない、Stars and Rabbitのエネルギー …

REPORT
発令!アジアに向けた日本からの開国宣言-BiKN shibuya 2023 クロスレポートNo.1

今回が初回の開催となった『BiKN』だが、このフェスティバルを立ち上げた経緯については、開催前に公開…

COLUMN
サステナブルな理想を追い求めるバンド – (夜と)SAMPOが会社員でありながらバンドを続ける理由

仕事も、音楽もやる。会社員でありながら実力派バンドである理由 …