COLUMN

【2023年12月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

MUSIC 2023.12.26 Written By 柴田 真希

「大阪のインディーシーンってどんな感じ?」

「かっこいいバンドはいるの?」

 

「今」の京都の音楽シーンを追ってきた連載に、大阪編が追加されました!

今月も、今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。

 

紹介者は以下の方々です(五十音順)。

LIVE HOUSE Pangea ブッキングスタッフ:藤原祐太
寺田町 Fireloop ブッキングマネージャー:安井卓也
心斎橋FANJブッキング担当:野﨑瑞希

LIVE HOUSE Pangea ブッキングスタッフ:藤原祐太の注目アーティスト

Sing River bed

大阪で活動するオルタナティブロックバンド「Sing River bed」

独自のスタイルで展開させつつも耳馴染みの良いポップネスを持ち、音楽的な楽しみを随所に盛り込んだ楽曲が特徴で、ボーカル単身にサポートでの活動を行うバンドであるにもかかわらずそれぞれの楽器への解釈、造形が深く旨みの聞いた間違いなく”オルタナティブ”に紐づいた音楽です。

 

いわゆるJ-ROCK的なアプローチとセンチメンタルで僕の心を初めて聴いたその日から離してくれません。

 

まだ知る人ぞ知るバンドという段階ではあるものの、サブスクにもカラーの違う楽曲がずらっと並び、誰が聴いてもお気に入りの曲が必ず見つかるデパートみたいな楽曲のボキャブラリー。どこをとってもこのバンドが人気にならない理由が僕には見つかりません。

 

今ここで出会ってこれからも長くみんなの耳に残る楽曲を残していく姿を見届けませんか?

X(旧:Twitter)

https://x.com/sing_river_bed

配信リンク

https://linkcloud.mu/ec6d7ffe

『 本気まじまじと 11 』

日時

2024年1月16日(火)open 18:30 / start 19:00

会場

京都MOJO

出演

空腹 / Sweets / アンストラクション / Sing River bed

価格

前売り¥2,000 / 当日¥2,500 +1ドリンク

配信 ¥2,000

藤原祐太

自身のバンド’ayatori’のギターボーカルとして活動しながら、その経験を活かし、90,s〜リバイバルのエモやギターロック、オルタナティブなどを得意としつつ、『音だけでなく心で繋げる』をモットーに多様なイベント制作を行なっています。

LIVE HOUSE Pangeaでは売り上げがライブハウスの運営費なるオフィシャルグッズをオンラインストアにて販売中。

https://pangeaosaka.thebase.in/

LIVE HOUSE PangeaのYoutubeチャンネルも開設されているので、ぜひチャンネル登録を!

https://www.youtube.com/channel/UC9t1h2pciGIeDJg9p_JJQVQ

寺田町 Fireloop ブッキングマネージャー:安井 卓也の注目アーティスト

kaffu

耳触り良く前向きな歌を歌われても、愛だの恋だの言われても、マジで何ひとつ響かないんですよね最近は。

 

そうだね、お前は幸せそうで何よりだね、って気持ちになってしまうのは冬の寒さのせいでしょうか?

 

社会から見たら異物なんでしょうけど、そういう奴が一定数ちゃんと生きてることを僕は知ってるし、そういう奴の心の拠り所になり得る音楽があることも僕は知っています。

 

大阪、kaffu。
生々しく刺々しい日々の逆剥けを音に乗せて歌っているロックバンドです。
楽しい日々ばかりじゃないでしょう、必死に生きて辿り着いたライブハウスですら笑ってなきゃいけないなんて、きっと地獄です。
ああ今夜も報われた、って気持ちで家に帰って、明日もギリギリ生きていける、そういう音楽です。

X(旧:Twitter)

https://twitter.com/kaffu_info

心斎橋VARON COMING HOME & 爆躍pre. 『VARON大神年会day1』

日時

2024年1月4日(木)open:TBA / start:TBA

会場

心斎橋VARON

出演

a frankenlouie / Marvin / Stellar Light Glory / インタールード / kaffu / and more…

安井 卓也

寺田町Fireloopではライブ映像のサブスクリプションサービス『LIVE STORAGE』を行っています。詳細は下記ツイートよりご確認ください。

心斎橋FANJブッキング担当:野﨑瑞希の注目アーティスト

Bank

今回紹介させて頂くのはこちら!!!

”Bank”

 

兎にも角にもめちゃくちゃラッパー
リリックは文化的な一面もありつつも一方で感情的な一面も……
聴くその時々人それぞれの心情で感じ方は変わるのかもしれないです。

 

おもろいことしようや!!の精神でシンプルなビートに限らず、バンドサウンドの後ろでもライムやフロウを乗せた楽曲も。

 

普段から交流があるBankですが来年からも
“おもろい事”してくれるんじゃないでしょうか!!!!!!!

配信リンク

https://www.tunecore.co.jp/artists/Bank

野﨑瑞希

22歳 180cm 100kg
心斎橋FANJ ブッキング担当
THE HINC Dr.担当

2001年2月2日 大阪に誕生
2022年8月20日 FANJで働き始める
2023年4月よりブッキングを担当

身の回り全部全部巻き込んで”最強パーティー”を作れます!
なんでもやります!やれます!
オールジャンルで最強に!
よろしくどうぞ!!!!!

心斎橋FANJはドリンク代金前払いプロジェクト『SAVE THE LIVEHOUSE』に参加しています。詳細は下記URLにてご確認ください。

https://savethelivehouse.com

WRITER

RECENT POST

REPORT
10年経って辿り着いた“パラダイス” – 黒沼英之ワンマンライブ『YEARS』レポート
COLUMN
【2024年3月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
黒沼英之「Selfish」- 息苦しい時は、ただ環境が変わるのを待つだけでいいんだよ
COLUMN
【2024年3月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年2月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年2月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
ただ笑顔でいてほしい。黒沼英之が休止中の10年間で再認識した、作った曲を発表することの意味
COLUMN
【2024年1月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年1月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
omeme tenten『Now & Then / ブラックホールなう』 – …
COLUMN
【2023年12月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年11月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年11月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
和製ストロークスから前人未到の新機軸「シティロック」へ進化した、Kamisadoインタビュー
REPORT
あそびは学び! 14回目の開催・みんなであそぶフェス 『ONE MUSIC CAMP』2日目レポート
REPORT
大自然の中で音楽とコミュニケーションを! 14回目の開催・みんなであそぶフェス 『ONE MUSIC…
INTERVIEW
【前編】わんぱくカルチャー・コレクティブ集団・少年キッズボウイとは?1stアルバムリリース記念で全員…
INTERVIEW
【後編】わんぱくカルチャー・コレクティブ集団・少年キッズボウイとは?1stアルバムリリース記念で全員…
COLUMN
【2023年10月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年10月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年9月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年9月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
既踏峰『ぼくら / 青い影』- 天使に連れて行かれた先のサイケデリア
REVIEW
ハナカタマサキ『時計のひとりごと』 – ホームビデオのように思い出を刻む、ハナカタ流・愛…
REVIEW
THE 抱きしめるズ『最強のふたり / しんぎんおーるおぶみー』 – 友達を想って、友達…
COLUMN
【2023年8月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年8月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
映画が「作る人」をもう一踏ん張りさせてくれる -〈日田リベルテ〉原さんが映画館をやる理由
COLUMN
【2023年7月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
これはもはやバンドではない! 新時代のわんぱくカルチャー・コレクティブ集団 少年キッズボウイの元へ全…
COLUMN
【2023年6月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年5月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
10年間変化し続けてきた、場所と音の特別な関係 – 街なか音楽祭『結いのおと-TEN-』…
REPORT
フェスでの出会いが、日常を豊かにする – 街なか音楽祭『結いのおと-TEN-』Day1-
REVIEW
元気がないときは、お腹いっぱい食べるしかない – かりんちょ落書き『レストラン』
COLUMN
【2023年4月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
街なか音楽祭『結いのおと』の継続で生まれた、地域と人の結節点 – 「結いプロジェクト」野…
COLUMN
【2023年3月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
少年キッズボウイ“最終兵器ディスコ” - 感情の昂りは、戦争ではなく踊るエネルギーに
REVIEW
周辺住民『祝福を見上げて』 – 自分の心模様を映してくれる、弾き語り作品集
COLUMN
【2023年2月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
井上杜和『日々浪漫(DAILY ROMANCE)』 – 古典手法を味方に現代の風俗を織り込んだ、自由…
REVIEW
鈴木青『始まりはいつもこんなポップス』 – 灰ではなく、炭になる燃え方を
COLUMN
【2023年1月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年12月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年11月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
一人きりでの宅録を突き詰めた先で開いた、オーケストラの彩り – 高知在住SSW・ハナカタマサキ『Sm…
COLUMN
【2022年10月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年9月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
照らされるんじゃない、輝くんだ – 加速する「BRIGHT PUNK」バンド MINAM…
COLUMN
【2022年8月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
50 pears『Wave Biograph』 – バンドは、小さな波が集合して生み出す大きな波
COLUMN
【2022年7月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
くぐり『形』 – 解放を志向し、現世を超越した存在となる
COLUMN
【2022年6月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
雨が降って虹が出るまで、ミュージカル映画のような23分間 – ソウルベイベーズ『Soulbabies…
COLUMN
【2022年5月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
肩書きを外した“人と人”の交流 ーー『逆光』須藤蓮監督が見つけた、地に足ついた宣伝の原理
REVIEW
かりんちょ落書き“海が満ちる” – 灯台の光のように、目的地を照らす歌
COLUMN
【2022年4月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
qoomol “You are so Claire” -『ミッド・サマー』に通じるアンビバレンスな芸…
COLUMN
【2022年3月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
みらんとLIGHTERSーー“猫”映画の公開記念イベント・ライブレポート
INTERVIEW
【第一回】音楽のラッピングーーグラフィックデザイナー・TYD™️(豊田由生)
INTERVIEW
京都の〈外〉から来て5年、確信とエラーで進む空間現代の現在地
INTERVIEW
アーティストが集まる理由ーー代表・番下さんに聞いた、bud musicが描くフラットな関係性
INTERVIEW
鈴木青が放つ、目の前の影を柔らげる光の歌
REVIEW
crap clap – ノスタルジー
COLUMN
今、どんな風が吹いている?|テーマで読み解く現代の歌詞
COLUMN
「あなたはブサイクだから」の呪い|魔法の言葉と呪いの言葉

LATEST POSTS

REPORT
地域のライブハウス、フェスはどうやって生き残る?アジア各国での取り組みーTRENDY TAIPEIパネルディスカッション

2024年9月9日(日)、台北ミュージックセンターで開催された東・東南アジアのイノベーション×音楽の…

REPORT
台北都市型フェス“Jam Jam Asia”はアジア音楽の“今”を見るショーケース―TRENDY TAIPEI 2024前編

2024年9月8日(土)、9日(日)に都市型音楽イベント『JAM JAM ASIA』が台北ミュージッ…

REVIEW
今度のコンセプトは教祖!?音楽だけに収まりきらないロックンロール・クリエイティビティーゆうやけしはす『ロックンロール教団』

ロックンロールに依存し、ロックンロールに魂を売り、ロックンロールに開眼する。彼の活動を追っていると、…

COLUMN
【2024年9月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シー…

COLUMN
【2024年9月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「大阪のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シーンを追…