EVENT

『編集の編集の編集!!!! 第2稿』会社と編集がテーマの、ゆるそうでゆるくないちょっとだけゆるいトークイベント

話せども話せどもいまだに「編集」というものがよくわからない

「編集の編集の編集!!!!」は、それぞれに会社を経営する3人の編集者が、焚き火を囲んで「会社と編集」について語り合うトークイベント。

昨年度提出された初稿後も、度重なるオンラインでのミーティングという名の推敲を経て、ZINEの制作とともにトークイベントの第2稿をようやく提出できることに。

 

参加するのは前回と同様の4人のメンバー。
長野を拠点に全国を旅する徳谷柿次郎(Huuuu inc.)と、編集の修羅道をキングダム精神で切り拓く男、(その熱は去ったので今回は開高健でお願いします!)堤大樹(Eat, Play, Sleep inc.)。そして、長らく京都で路地的なものに価値を見出してきた光川貴浩(bank to LLC.)の3人。

 

今回もまた、函館の編集者・ライターの阿部光平さんを聞き手に、世の編集的なるものに不満をぶちまけたり、それでも信じたいドラマチックな可能性を語ってみたりと、「会社と、編集にまつわるあれこれ」を無節操に語りあいます。

同時に、今回はstudio TRUEさんデザインのもとZINEの特装版となる「瓦版」を前日から参加者の数だけ4人で印刷し、製本することにも試みます。果たして、トークイベントに間に合うのかどうかも見どころです。

 

メディアの増殖や多様化とともにその文脈を一気に広げ、便利な言葉としてさまざまなシーンで使われることとなっている「編集」。

 

雑誌や、Webメディアなどの「狭義の編集」から、地域やブランディングなどの「広義の編集」までを行き来してきた3人の編集者が、ある種「膨張」とも言える状態になってきたこの言葉を今、どのように捉えているのかをあぶり出します(焚き火だけに)。

 

GW終わりの出勤を終えたみなさま、締切を乗り越えてぜひ会場でお会いしましょう。

📚️ZINEの内容

  • 『編集の編集の編集!!!!』座談会02 〜「集めて編む、そして渡す」編集者は遣唐使〜(阿部光平)
  • コラム01 不合理な編集(光川貴浩)
  • コラム02 亜流の泥臭い編集者に気づいたらなってた(徳谷柿次郎)
  • コラム03 京都スーパー三国志(堤大樹)
  • 『編集の編集の編集!!!!』座談会01 〜「編集を編集しよう」アドヴェンチャを求めて〜(阿部光平)

👉️『編集の編集の編集!!!!』座談会02 〜「集めて編む、そして渡す」編集者は遣唐使〜 公開中
https://antenna-mag.com/post-76217/

イベント概要

開催日時

5月10日(土)18:00-20:00

イベント会場

A HAMLET 楽園

 

〒621-0013

京都府亀岡市大井町並河1丁目13−8

チケット

¥3,500(編集の編集の編集!!!! ZINE 01 瓦版付き)

定員

20名

予約

以下のPeatixページより申し込みください。

https://editeditedit.peatix.com

 

ご予約はこちらから

話し手

堤大樹

自我が芽生えてはや12歳。広島生まれ。一度台北に浮気をするが、大学進学以降は京都に居着く。呉服問屋の営業時代に「関西にこんなメディアがあればいいのに」という想いで2013年にインディペンデント・カルチャーマガジンANTENNAをスタート。一念発起しクリエイティブ・ディレクターとして転職するも仕事のできなさに七転八倒する。後に、何でも屋的なポジションを構築。個人の仕事が増加したことを受け2020年に企画・編集・デザインプロダクションEat, Play, Sleep inc.を設立。「Webは残したいことが長く残せん」と感じて2021年に『OUT OF SIGHT!!!』を創刊。

徳谷柿次郎

1982年(昭和57年)、大阪生まれ。株式会社Huuuu代表取締役。新聞配達と松屋のアルバイトでコツコツと積み上げる労働の原点を培う。二度目の上京で編集プロダクションに拾われて、社会人の喜びを知る。その後、ウェブ系のコンテンツ制作会社の創業期に転職。企画、ディレクション、バックオフィス全体に関わって、小さな会社の仕組みを学ぶ。35歳で独立。長野県に移住をして、全国47都道府県行脚がスタート。身体性を軸とした都市とローカルの関係性を考え続けている。主な仕事に『ジモコロ』『Yahoo! JAPAN SDG`s』『SuuHaa』『OYAKI FARM』『DEATH.』など。40歳の節目で『風旅出版』を立ち上げて自著『おまえの俺をおしえてくれ』を刊行。長野市では『シンカイ(休止中)』『MADO / 窓』『スナック夜風』を営んでいる。座右の銘は「心配すな、でも安心すな」。

光川貴浩

1985年(昭和60年)、滋賀県生まれ。京都精華大学卒業後、ガイドブックの編集者に。2012年、bank to LLC.(合同会社バンクトゥ)設立。京都を拠点としたクリエイティブファームとして、観光・芸術文化・教育の領域を中心に、都市におけるあらゆるコンテンツの発掘や発信を手がける。京都のミニツアー「まいまい京都」では路地研究家としてツアーガイドを担当。2008年より京都の路地めぐりに目覚め、本人いわく「Googleストリートビューより詳しい」らしい。関西編集保安協会の立ち上げ、京都精華大学非常勤講師・京都芸術大学(旧・京都造形芸術⼤学)非常勤講師などを通じて編集や情報業に関わる後進の育成にも従事している。

聞き手

阿部光平

1981年、北海道函館市生まれ。大学卒業を機に、5大陸を巡る世界一周の旅に出発。帰国後、フリーライターとして旅行誌等で執筆活動を始める。現在は雑誌やウェブ媒体で、旅行、音楽、企業PRなど様々なジャンルの取材・記事作成を行っている。東京で子育てをするなかで移住を考えるようになり、仲間と共にローカルメディア『IN&OUT –ハコダテとヒト-』を設立。2021年3月に函館へUターンをして、雑誌『生活圏』を発行した。

ZINEデザイン(studio TRUE)

寺内玲

1997年生まれ。デザイン事務所studio TRUE代表。学部時代に都市インフラとしてのコンビニとコンビニの食品廃棄に興味を抱き、食品廃棄をめぐる構造について店舗でアルバイトすることによってリサーチを行った。サーキュラーデザインなどの切り口からコンポストによって廃棄食品に向き合うことを提案した。修士でも都市の循環系をつくるデザインを続け、スーパーローカルなコミュニティガーデンに介入しながらコンポストやバイオマテリアルの実験を行った。現在はサーキュラーデザインの視点から都市に関わること、zineなどの出版物をデザインすることに取り組む。

松岡大雅

1995生まれ。デザイン事務所studio TRUE代表。大学で出会ったソーシャルデザインを入口にして、その延長で建築の設計について研究する。特に、廃棄物を用いたものづくりに関心があり、こうしたゴミを素材として活用するための技術を研究してきた。最近ではとりわけ修理を探究しており、実際のものづくりから研究までを行っている。現在は、地元狛江に軸足を置き、ひとりの市民として様々な実践を展開させながら、これからのデザインや建築について思索する。

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