Slow Culture
新進のアーティスト12名によるグループ展『Slow Culture』が、〈京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA〉にて、8月15日(日)まで開催されている。
数十年前に比べ、写真や映像を撮影することは簡単で日常的なものになった。誰しもが、スピーディに画像データを作り共有できる現代において、画材を手にして描くことや、その表現を鑑賞することの意味や可能性も変容しているのではないだろうか。
今回参加する12名は、全員が80年代後半から90年代生まれのアーティスト。描き手の身体とダイレクトに結びついた物質的な実践としての「絵」に焦点を当て、近作と新作を含むおよそ50点の作品を展示する。
油彩、アクリルなど従来の手法で作られた作品に加え、VRや3DCGなどのデジタル技術を用いた作品も展示し、デジタル文化の浸透で進化しつづける描画表現にも着目。パンデミックによって、フィジカルの体験とオンラインを結びつけることが求められている。仮想と現実の往還はこれまで以上に身近なものとなり、私たちの感覚、価値観にも大きな影響をもたらしているだろう。本展では、このような変革の時代において、改めて「絵」とは何かを考える。
INFORMATION
日時 | 2021年6月19日(土)〜2021年8月15日(日) |
---|---|
会場 | |
料金 | 無料 |
出展作家 | |
イベントページ | |
クレジット | 企画 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA |
お問い合わせ | 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA |
You May Also Like
WRITER
-
地域に根ざした世界中のインディペンデントな「人・もの・こと・場所」をおもしろがり、文化が持つ可能性を模索するためのメディアANTENNAです。
OTHER POSTS