INTERVIEW

Kamisadoが語る、 忘れたくないもの。大人になっても肯定していたい、10代の未熟さ

下北沢のライブハウスでじわじわと人気を集めるオルタナティブロックバンド・Kamisado(カミサド)。石川颯人(Vo / Gt)の圧倒的な歌、平野雄大(Gt)の自在でメロディアスなギタープレイは、バンド仲間から憧れを集めるような兄貴感がある。これまでもEPやミニアルバムをリリースしてきたが、1stフルアルバム『Easter』が2025年3月にリリース。これは話を聞かないわけにはいかない。ANTENNAで2度目のインタビューでは、彼らのパーソナルにより深く迫った。

MUSIC 2025.07.11 Written By 柴田 真希

ロックバンドの1stフルアルバムの重要さを、以前のインタビューでも語っていた彼ら。期待値が上がりきった中でもこの11曲は、なお予想を超えてきた。そのサウンドが持つ全能感は、インディペンデントなシーンで右に出るものはいない代物である。しかし圧倒的な夏の日差しは、同時に日陰も作っている。時間が経ち、大人になり、様々な感情に振り回されたとしても、変わらないもの。石川と平野二人のソングライターが少年時代から今まで変わらず持ち続けている、芯の強さがそこにあった。そう、人生に一所懸命な二人は、自己成長の過程にいる。何度も己を見つめ直し、変わらないものと変わろうとしていることについて、考え続けていた。

 

写真:張 馨月

Kamisado(カミサド)

 

2019年12月より都内にてライブ活動を開始したバンド。 現在は石川颯人(Vo /Gt)と平野雄大(Gt)の二人体制となり、Ba、Dr サポートを迎えて活動している。 90s~00s のロックリバイバルやローファイ、パワーポップをはじめ、洋邦オルタナティブロックの影響を強く受けた楽曲が特徴。 絡みを重視した2本のギターや、日本語詞を乗せつつも耳馴染みの良いメロディを持ち味とする。2025 年3月に初のフルアルバム『Easter』をリリース。

 

Linktree:https://linktr.ee/kamisado_band
X(旧Twitter):@kamisado_band
Instagram:@kamisado_band

ベース脱退後、殻を破り生まれた1stフルアルバム『Easter』

──

アルバムを出した時のコメントで石川さんが、「タイトルの『Easter』には生存欲という意味を詰め込んだ」と言っていました。これはどういう意図ですか?

石川颯人(Gt / Vo)

「Eatster」という言葉には「復活祭」という意味もあります。2023年の頭にベースが抜けて、解散も考えたんですね。でも、そこから気を取り直して二人で続けると決めたことを反映しています。それに復活祭で使われるイースターエッグ、つまり卵ってすごく脆いけど、中に命が詰まっている。そこに自分たちを重ねて、生き延びたい、生き続けたいという気持ちです。

平野雄大(Gt)

殻を破ろうという想いも強かったので、これまでで一番振り幅があって、いろんな曲が入っているアルバムになりました。

──

「殻」というのはこれまでのKamisadoが作り上げてきたイメージ、みたいなことなんでしょうか。

石川

うまく言葉にするのが難しいんですけど、活動を続けていく中で、守りに入っていくことも感じてたんですね。

平野

そもそも僕はバンドの見え方をすごく気にするタイプなんですが、メンバーという前提が変わった時に、自分で自分を制限しすぎていたと感じました。それで吹っ切れて、石川の殻を破りたいという気持ちと、自分の「もうよくね」みたいな感じが絡み合って、次のフェイズにあまり考え込みすぎず移れたというか。だからこそバンドにとって鮮度の高いアレンジも詰め込むことが出来たと思います。

──

アルバムを出した時のコメントで平野さんが仰っていた「1stフルアルバムへのこだわり」について伺いたいです。

平野

これまで聴いてきた音楽の影響が大きすぎて。1stアルバムが名盤のバンドってそこからずっと聴きたくなるし、「結局1stって最高だよね」って言いたくなる。最初に聴くときの新鮮さと、後から戻ってきた時の安心感、そして時代を越える鮮烈さを、The StrokesとかOasis、Rideの1stアルバムは持っていると思っていて。

 

その一回しか作れない「1stフルアルバム」を、自分たちはどういう作品にするか、考えすぎるくらい考えていたつもりだった。でも最終的には今のフィーリングを形にしていったら、楽曲に統一感がなくてもまとまったんです。いろんな音楽性の中でも信じているものが一貫しているのが僕らの強みだなっていうのは、ここ1年ほど特に感じるようになりました。

Apple Musicはこちら

自分の価値観のフィルターを外すことに向き合った

──

少ない音数で凝った展開の“Butterfly Effect”のような楽曲があるかと思えば、“糸”のようにシンプルなバラードもあり、これまで以上にいろんな音楽性を取り入れることに踏み切れたのは、何かきっかけがあったのでしょうか?

平野

ここ1年くらい、これまで出演していなかったライブハウスにも出ることを決めたんです。それで知り合いも増えて、いろいろ話す中で好きな音楽を教えてもらって。数年前の自分だったら、教えてもらっても「あんまりかっこよくないかもな」って思っていたものに対しても、受け入れられるようになっていることに気がつきました。それもあって自分で曲を作る時も、自縄自縛にならなくなってきた。

 

それからはこれまでの自分だったら作れなかった曲も生まれたり、石川の曲に対しても、めっちゃいいじゃんって言える幅が増えたんですよ。ずっと抱えているジレンマなんですけど、オタク気質の人ってアニメでも音楽でも漫画でも、凝ったことを言いたがるんです。自分も含めて、ポップカルチャーという領域に存在しているものとの距離感に難しさを感じている人が多い気がしていて。

──

メジャーなものを、遠ざけたり、斜に構えたり。

平野

「勉強」と称して聴いたり見たりしますよね。「これが今の流行りだから」みたいに。そのどこか上から目線な感じは損しているんじゃないかとずっと思っていて。そういうところが自分にもないか、自問自答してきたんです。

──

その自問自答を超えられたのであれば、すごく大きな変化ですね。

平野

自分の中の価値観のフィルターをいい意味でどんどん外していけた感覚はありますね。これまで触れてきたものって、社会全体を構成する本当にちょっとの部分でしかないから、もっと色々フラットに見て吸収して「いいじゃん」って言いたい。そんな気持ちと向き合えたのは大きかった。石川くん、言っていることわかります?

石川

平野くんの広がりはすごく感じてました。そのおかげもあって、“糸”は僕がだいぶ前に作っていた曲なんですけれど、ようやく今回のアルバムに入りました。

歳をとっても失いたくない「純粋さ」

──

ここからは楽曲のお話を伺います。“糸”を書いた時の気持ちとかは覚えていますか?

石川

高校生だったと思うんですけど、人って子どもの時に大事にしていたものも、時間と共に失ってしまったりすると思うんです。それが「純粋さ」なのかなと思うんですが、薄れていくのは仕方がないけれど、完全に消えてしまわないように生きていきたいという気持ちがずっとあって。ずっと、こう……一本の「糸」のようなものが伸びていて、それを手繰り寄せるように生きていたいという気持ちを書きました。この気持ちは、今の自分にも密接に結びついている気がしたんですよ。

──

変わっていない部分なんですね。

石川

変わってないですよ、変わってたら歌えない。

──

今のお話は他の楽曲にも感じられる部分だと思っていて。例えば“Penguin Days”の歌詞の「その感性を / 尖らせた情熱を / 消えそうな夜でも / どうか醒めないで」という部分は、そこにある大切なものが消えていくことを知りながら、そうならないといいな、という祈りのようなものを感じて。“Butterfly effect”でも「幼き想い」と歌っている。

石川

うんうん、そうですね。今の箇所は全部「純粋さ」みたいな言葉で言い表されるかもしれないです。イノセンス、みたいな。

──

イノセンス?

石川

若さとか勢いだけではやっていけない時期に我々もなってきて、イノセンスを失っていると感じることも増えたんですよね。だから歌の中だけでも、そういう意思表示をしたいと思うようになりました。

──

純粋さを失っているかもしれないと感じるのは、どんなことに対してでしょうか?音楽なのか、人間関係なのか、仕事なのか。

石川

どれか一つってわけでもないですけど……以前よりも、しんどいと感じることが増えました。だから性格も暗くなったと思います。でも焦燥感があったからこそ、生まれた楽曲とかもあるし、今はそういう時期なんだなぁという感じで受け入れています。

──

1曲あげるとすると、具体的にはどの楽曲が焦燥感から生まれた楽曲ですか?

石川

5曲目の“see/saw”ですね。本音を言うとKamisadoから離れていったであろう人たちに向けて歌っているところがあります。そういう人たちに向けてシビアに思った独り言という感じで、部屋を真っ暗にして書きました。

──

正直で切実な歌に感じました。去った人に対して行かないでとか、反対に追わないよとか、いろんなパターンがあると思うんですけど、そのどれでもないというか。

石川

そうですね。解決していない感じ。アルバム全体で言うと、歌い手のテンション的にはダウナーなところに落ちるのがあの曲なので、そこから歌詞の内容を追っていくと徐々に上がっていく流れにはなっています。歌の主人公に入り込んで言うと、“see/saw”は、6曲目の“ハイビスカス”の人がある種開き直ることによって救われているイメージ。

変わらないテーマは「未熟と成長」

──

お二人は今お互いが唯一のメンバーという状態ですけど、今はどういう存在ですか?

石川

得意なことは真逆で、苦手なことは似ている。平野くんは料理好きで綺麗好きだけど、僕はがさつ。あとは平野くんはロジカルに組み立てるのが得意な人ですね。

平野

音楽っていう部分だけじゃなくて、支え合っている仲間と前よりも強く感じています。

──

石川さんがここ最近ナイーブだったと聴いて、それは平野さんに話したりするのかな、と気になりました。

石川

そこはあんまり話してないかも。親しい人でも、悩みを話したりはあまりせず、作品にしてしまう。

──

それは平野さんもそうですか?

平野

僕も基本的に考えていることは曲で言うタイプ。SNSとかもあまりやらないんですよ、面倒くさくて。せっかく曲っていう表明ツールがあるのに、言葉で言うのも野暮だと思っちゃう。だから石川に対しても、悩みを直接的に伝えるとかはあんまりないけど、曲を作ってそこでお互い感じ取ることはあると思います。

──

親しい人との会話でも、言葉で無理やり伝えようとすることでどんどん拗れてしまうことってありますよね。お二人の間では、作品を通している距離感での共有がちょうど良いのかなと。

石川

言葉でストレートに伝えることが、100%伝わることではない。音楽というツールの中で、いろんな感性のもとで掴んだ言葉をリリックにして、詰め込んだもの全部込みで気持ちが伝わるってことを我々は知っている。僕もSNSで気持ちとかあまり言わないですけど、それは「歌にする方が絶対いい」って思っているから。曲を聴いてもらった方が何倍も何十倍も、ニュアンスも含めて伝わることを信じてやっています。

平野

悩みって、言葉にしてもなかなか伝わらないと思っていて。事実ベースで起こったことの共有はできるかもしれないけれど、「最近こういうことを考えちゃうんだよね」とか、そういう曖昧な感情とか、基本的には話しても伝わらないと思っていて。

──

どうして伝わらないんでしょうね。

平野

それは、そこに共感がないからだと思います。相手が同じような思考だったり同じ状況にいたらすぐに理解してくれるかもしれないですけど、そうじゃない人だったら、他者の気持ちに対する想像が必要になる。

 

だから想像の入り口をどうやったら作れるか考えた時に、たとえば「こういう天気のこういう日に川沿いを歩いていると、なんとなく悲しくなっちゃうんだよね」という話であれば、感情に付随した情報がある。そうやって自分の感覚と直接的に結びついている情景や記憶をどうにか歌詞に入れようとしています。

──

平野さんの歌詞からはとてもパーソナルな物語性を感じていたので、納得感があります。平野さんの中では必然性のあるシチュエーションだと思うんですけど、聴き手の中に同じ経験があるわけではない。物語を通して想像することで新しく知る感情とか、自分の中にあった感情に気づくみたいなことが生まれる歌詞だと感じていました。

平野

まさにそれを望んでいるし、昔からずっとそういうつもりで作っています。いろんなシチュエーションや言葉、アレンジとかで付随情報を語るけど、ベースになっている感情や人間性の部分はそんなに変わってないので。

──

その変わっていない感情や人間性って?

平野

なんていうんですかね。未熟と成長、みたいなことかな。成長したつもりなんだけど成長してないとか、知らぬ間に成長していたとか、歳だけとって焦るとか、うまく大人になれているのかわからないとか、こういうことを感じられるようになったから自分も歳をとったんだなぁとか……。時間の経過で自分が変化している / していないみたいなところを考え続けていると思います。

石川

たしかにね。前作『WAGON TRACKS』に入っている“Converse”は、まさに「未熟と成長」だと思います。

──

お二人とも20代後半ですが、10代を振り返ると、どう感じますか?

平野

昔ですね。一旦大人にならなくてはいけないというフェーズを経ているという点で、今とは大きな違いがあると感じます。10代の頃は純粋だったと思っているし、その純粋さは自分にとって大事だったんだなぁと、今も思う。ただその純粋さを失うことと、いろんなことを知って、清濁を合わせ呑めるようになるのはトレードオフ。そういう意味で、今の自分から見た幼い純粋だった自分との差分を歌っている感じですね。

石川

10代の時に苦しんでいたこともあったんですけど、当時の自分のような人に向けて今歌っている感じです。純粋であるが故に、人間関係や社会につまづいて、イライラしているような人ですね。そしてそんな自分にもイライラして、どうしてはみ出してしまうんだろうなと、悩んでいる人。そういう10代を過ごしてきたので、その純粋さって大人になっても少なからず残り続けたまま、生きていくと思うんです。それが今、わかってきた。だったら歳を重ねても、自由に純粋な気持ちを歌い続けていたいと思います。

Kamisado First Oneman Live "period"

日時

2025年7月13日(日)open 17:30 / start 18:00

会場

下北沢 BASEMENTBAR

料金

前売り:¥2,500 +1D
当日:¥3,000 +1D

チケット

https://t.livepocket.jp/e/05×56

WRITER

RECENT POST

INTERVIEW
黒沼英之がEP『Lonely together』で描いた、寂しさの本質。旧友・小橋陽介のアトリエにて
REPORT
10年経って辿り着いた“パラダイス” – 黒沼英之ワンマンライブ『YEARS』レポート
COLUMN
【2024年3月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
黒沼英之「Selfish」- 息苦しい時は、ただ環境が変わるのを待つだけでいいんだよ
COLUMN
【2024年3月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年2月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年2月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
ただ笑顔でいてほしい。黒沼英之が休止中の10年間で再認識した、作った曲を発表することの意味
COLUMN
【2024年1月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年1月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年12月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
omeme tenten『Now & Then / ブラックホールなう』 – …
COLUMN
【2023年12月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年11月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年11月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
和製ストロークスから前人未到の新機軸「シティロック」へ進化した、Kamisadoインタビュー
REPORT
あそびは学び! 14回目の開催・みんなであそぶフェス 『ONE MUSIC CAMP』2日目レポート
REPORT
大自然の中で音楽とコミュニケーションを! 14回目の開催・みんなであそぶフェス 『ONE MUSIC…
INTERVIEW
【前編】わんぱくカルチャー・コレクティブ集団・少年キッズボウイとは?1stアルバムリリース記念で全員…
INTERVIEW
【後編】わんぱくカルチャー・コレクティブ集団・少年キッズボウイとは?1stアルバムリリース記念で全員…
COLUMN
【2023年10月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年10月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年9月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年9月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
既踏峰『ぼくら / 青い影』- 天使に連れて行かれた先のサイケデリア
REVIEW
ハナカタマサキ『時計のひとりごと』 – ホームビデオのように思い出を刻む、ハナカタ流・愛…
REVIEW
THE 抱きしめるズ『最強のふたり / しんぎんおーるおぶみー』 – 友達を想って、友達…
COLUMN
【2023年8月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年8月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
映画が「作る人」をもう一踏ん張りさせてくれる -〈日田リベルテ〉原さんが映画館をやる理由
COLUMN
【2023年7月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
これはもはやバンドではない! 新時代のわんぱくカルチャー・コレクティブ集団 少年キッズボウイの元へ全…
COLUMN
【2023年6月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年5月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
10年間変化し続けてきた、場所と音の特別な関係 – 街なか音楽祭『結いのおと-TEN-』…
REPORT
フェスでの出会いが、日常を豊かにする – 街なか音楽祭『結いのおと-TEN-』Day1-
REVIEW
元気がないときは、お腹いっぱい食べるしかない – かりんちょ落書き『レストラン』
COLUMN
【2023年4月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
街なか音楽祭『結いのおと』の継続で生まれた、地域と人の結節点 – 「結いプロジェクト」野…
COLUMN
【2023年3月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
少年キッズボウイ“最終兵器ディスコ” - 感情の昂りは、戦争ではなく踊るエネルギーに
REVIEW
周辺住民『祝福を見上げて』 – 自分の心模様を映してくれる、弾き語り作品集
COLUMN
【2023年2月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
井上杜和『日々浪漫(DAILY ROMANCE)』 – 古典手法を味方に現代の風俗を織り込んだ、自由…
REVIEW
鈴木青『始まりはいつもこんなポップス』 – 灰ではなく、炭になる燃え方を
COLUMN
【2023年1月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年12月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年11月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
一人きりでの宅録を突き詰めた先で開いた、オーケストラの彩り – 高知在住SSW・ハナカタマサキ『Sm…
COLUMN
【2022年10月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年9月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
照らされるんじゃない、輝くんだ – 加速する「BRIGHT PUNK」バンド MINAM…
COLUMN
【2022年8月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
50 pears『Wave Biograph』 – バンドは、小さな波が集合して生み出す大きな波
COLUMN
【2022年7月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
くぐり『形』 – 解放を志向し、現世を超越した存在となる
COLUMN
【2022年6月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
雨が降って虹が出るまで、ミュージカル映画のような23分間 – ソウルベイベーズ『Soulbabies…
COLUMN
【2022年5月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
肩書きを外した“人と人”の交流 ーー『逆光』須藤蓮監督が見つけた、地に足ついた宣伝の原理
REVIEW
かりんちょ落書き“海が満ちる” – 灯台の光のように、目的地を照らす歌
COLUMN
【2022年4月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
qoomol “You are so Claire” -『ミッド・サマー』に通じるアンビバレンスな芸…
COLUMN
【2022年3月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
みらんとLIGHTERSーー“猫”映画の公開記念イベント・ライブレポート
INTERVIEW
【第一回】音楽のラッピングーーグラフィックデザイナー・TYD™️(豊田由生)
INTERVIEW
京都の〈外〉から来て5年、確信とエラーで進む空間現代の現在地
INTERVIEW
アーティストが集まる理由ーー代表・番下さんに聞いた、bud musicが描くフラットな関係性
INTERVIEW
鈴木青が放つ、目の前の影を柔らげる光の歌
REVIEW
crap clap – ノスタルジー
COLUMN
今、どんな風が吹いている?|テーマで読み解く現代の歌詞
COLUMN
「あなたはブサイクだから」の呪い|魔法の言葉と呪いの言葉

LATEST POSTS

INTERVIEW
黒沼英之がEP『Lonely together』で描いた、寂しさの本質。旧友・小橋陽介のアトリエにて

10年間の音楽活動休止を経て、復帰後初のEP『Lonely together』を11月26日(水)に…

REVIEW
曖昧さを受け入れながら考え続けることのすゝめ – 櫻木勇人『余白』

曖昧さを受け入れながら考え続けることのすゝめ 曖…

COLUMN
【2025年11月】今、西日本のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「各地域のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」このコラムでは、西日本エリ…

REPORT
ボロフェスタ2025 Day3(11/3) – 街の底に流れるドン・キホーテの精神

「私たちがいつでも帰れる居場所」。昨年の『ボロフェスタ2024』のライブレポートでそう書いた。これは…

REPORT
ボロフェスタ2025 Day2(11/2) – 音楽と生きていく。孤独が解けたこの場所で

2025年11月1日(土)から3日間にわたり『ボロフェスタ2025』が開催された。今年は、『ナノボロ…