ANTENNAの新メンバーと外部編集員を募集します！（2025年8月）

これまで大よそ1年に1回ほどのペースで新メンバーを募集してきた私たちANTENNAですが、メディア活動も12年目に入り、メンバー歴も様々、ライフステージも様々なものとなりました。メンバーはそれぞれ学業や仕事に取り組みながら、ANTENNAでの活動にもコミットしています。そんな一人一人の志が集まることでANTENNAは今も駆動しています。

たとえ時間が限られていても、文章のスキルが心もとないと感じていても、それでも自分の手によって光を当てたいものがある。インディペンデントな姿勢を持ち、ローカルで花開くカルチャーがある。そんなフレッシュな志をこのメディアでは保ち続けたいと思っています。加えて、そんな志も一人で継続するのも、遠くに届けることも折れやすい。だからこそ、また新たな「メンバー」を募り、チームとしてやっていきたいのです。

先日久しぶりの特集企画「熾火的、生活文化談」を公開しました。

熾火的、生活文化談

この特集を我々とともに企画段階から共に制作していただいたのが、自身でも文芸誌「オフショア」を発行されている山本佳奈子さんです。我々編集部のメンバーとは異なる活動領域や専門知識、人脈を持った山本さんに企画から関わっていただくことで、今までにない記事にまで手が届いた特集ができました。ANTENNA編集部に恒常的にジョインすることはできなくても、むしろそれを強みにシナジーを生み出していく。そんなタッグの組み方を今後もしていきたいと思い、新たに「外部編集員」というポジションも募集することにしました。

ANTENNAは様々な形、それぞれの場所で関わる方法を模索していきます。それはこの記事を読んでいただいているあなたと連帯したいからです。そしてあなたが紹介してくれる、あなたの愛する「ひと・もの・こと」と連帯できると嬉しく思います。

好きなカルチャーにメディアの活動を通じて関わりたいという方から、ANTENNAでなにかをしてみたい！という方まで、編集部の運営を日夜一緒に支えてくれる存在。

今在籍しているメンバーと同じ役割です。あなたの興味、関心、スキルを編集部内に持ち込んでいただくとともに、編集部内で生まれた企画の記事制作を担当いただくことを期待しています。活動内容としてはANTENNAで制作する記事を、リサーチ、取材、執筆、記事の掲載までを主に担当していただく予定です。

メンバーはみな、学生や会社員、フリーランスなど各々活動の傍らで参加しているので、稼働時間もバラバラです。もちろん事務所に集まったりオンラインでのミーティングなどの機会はありますが、基本的には自分のライフスタイルにあわせて、記事制作ペースやコミット具合を調整していただければと考えています。

主な活動内容

• ANTENNAでの企画・記事制作（企画～取材・文字起こしおよび、執筆～CMSの登録までの実施）
• 情報や進捗を共有する定期MTGへの参加（月2回程度、オンラインで実施予定）

地域の文化から、社会的なイシューまで。カルチャーを軸に特定のテーマを堀り下げる「特集」を一緒につくる、1年限りの編集部員。専門分野を共有する場がほしい方や、関心があることを取材を通じて深めていきたい方におすすめ。

これまで、ANTENNAでは「DIY精神」から自分たちでやっていくことを大切にしてきましたが、今後は積極的にその扉も開いていきたいと考えています。そこで編集部および読者を刺激するドライバーとしての役割を担う、外部編集員というポジションを新設しました。

ある領域に深い造詣や関心がありそれを発揮する場所が欲しいと考えている方や、特定の地域にコミットをしているなかで社会的な課題との接続や情報交換をしたいと考えている方を、この機会に広く募りたいと考えています。

ANTENNAでは単発の記事制作に加えて、ある一つのテーマに紐づいて20記事前後の記事を制作する「特集」を年に1～2回制作していく予定です。この編集部におけるゼミ的な立ち位置である特集の制作に関わり、テーマに関して深くディスカッションや情報交換を行い、編集部員と一緒に、企画～取材～執筆・編集まで実行していただく方を募集します。

主な活動内容

• ANTENNAでの特集の企画立案および、そこに紐づく記事制作（編集部員およびメンバーと共同しながら、企画～取材～執筆までを実施特集や記事の企画相談、進捗管理に伴って発生するMTGの参加）
• 特集や記事の企画相談、進捗管理に伴って発生する会議の参加（月2回程度。オンラインで平日の夜に実施）
• ※活動期間はおおよそ1年を想定しています

具体的にこれまでどんな記事制作を行ってきたのか、特にANTENNAの個性が強い記事を中心に紹介します。

メソッド・エディット・ソングライティング －井戸健人『All the places (I have ever slept)』に影響を与えた８つのリファレンス

メソッド・エディット・ソングライティング －井戸健人『All the places (I have ever slept)』に影響を与えた８つのリファレンス

壁を壊して、枠組みを広げる映画館 – あなたの身近なテーマパーク〈塚口サンサン劇場〉とは？

壁を壊して、枠組みを広げる映画館 – あなたの身近なテーマパーク〈塚口サンサン劇場〉とは？

アーティスト（野性）、ディレクター（理性）、父。3つの立場を行き来する―塚原悠也インタビュー

アーティスト（野性）、ディレクター（理性）、父。3つの立場を行き来する―塚原悠也インタビュー

編集部メンバーがそれぞれ興味・関心のあるシーンと結びついており、その関係性や独自の視点から制作に至った記事がANTENNAには多いです。特にANTENNAが発足した場所である「京都の音楽」には特別な思い入れがあり、2021年に創刊した雑誌『OUT OF SIGHT!!!』のVol.1の特集も「京都と音楽と、この10年」でした。私たちのルーツと言えるテーマの総まとめを目指した内容なので、ぜひお手に取って読んでもらえると嬉しいです。

インディペンデント・カルチャー雑誌『OUT OF SIGHT!!! 』創刊のお知らせ

インディペンデント・カルチャー雑誌『OUT OF SIGHT!!! 』創刊のお知らせ

〈シネマ203〉- 映画文化をつなぐために今、必要な観る人を信じるチカラ

〈シネマ203〉- 映画文化をつなぐために今、必要な観る人を信じるチカラ

郷土芸能の継承と経済性はどう両立する？ツアー型イベント『遠野巡灯篭木』がもたらす新たな価値

郷土芸能の継承と経済性はどう両立する？ ツアー型イベント『遠野巡灯篭木』がもたらす新たな価値

バランスのいい選択肢が無い!!多様な価値観の都市で育った〈汽水空港〉店主・モリテツヤさんが人生の選択肢を自分の手で増やすまで。

バランスのいい選択肢が無い!!多様な価値観の都市で育った〈汽水空港〉店主・モリテツヤさんが人生の選択肢を自分の手で増やすまで。

事例1で掲げた「インディペンデント」と並んで、編集部内で頻繁に飛び交うワードが「ローカル」です。そもそもANTENNAは「東京には色んなものを取り上げるメディアがたくさん存在するのに、なぜ私たちがいる京都にはないのだろう？」という素朴な疑問から発足しました。現在でも地域に根ざした「人・もの・こと・場所」をおもしろがり、そこから新しい文化が生まれると信じながら、その断片を世界中から拾い集めています。

【SXSW2025】Where Is My (Indie) Mind? インディー魂は今どこに。

【SXSW2025】Where Is My (Indie) Mind? インディー魂は今どこに。

台北都市型フェス“Jam Jam Asia”はアジア音楽の“今”を見るショーケース―TRENDY TAIPEI 2024前編

台北都市型フェス“Jam Jam Asia”はアジア音楽の“今”を見るショーケース―TRENDY TAIPEI 2024前編

高円寺のカフェSUB STOREで触れる、インドネシアの音楽と暮らし

高円寺のカフェSUB STOREで触れる、インドネシアの音楽と暮らし

国内だけに留まらず、世界中に散らばったインディペンデントな活動のピックアップもANTENNAの中で大きな軸となっています。過去５回現地を訪れているSXSWのレポートをはじめ、海外アーティストのインタビュー、映画祭にまつわる記事も制作してきました。その他、2022年に発行した『OUT OF SIGHT!!! Vol.2 アジアの映画と、その湿度』や、『OUT OF SIGHT!!! Vol.3 別冊 台湾編 地域と芸術祭と、あの前後』では日本とアジア各国のローカルや、カルチャーを手触りをもって紐解いています。

『OUT OF SIGHT!!! Vol.2 アジアの映画と、その湿度』発行のお知らせ

『OUT OF SIGHT!!! Vol.2 アジアの映画と、その湿度』発行のお知らせ

『OUT OF SIGHT!!! Vol.3 地域と芸術祭、あの前後（別冊 台湾編）』発行のお知らせ

『OUT OF SIGHT!!! Vol.3 地域と芸術祭、あの前後（別冊 台湾編）』発行のお知らせ

その他の事例はANTENNA内の他記事や、「旅」をテーマとした姉妹サイトPORTLAをご覧ください。

応募するポジションに応じて設けた必要な書類の提出をお願いします。書類をお送りいただいてから2週間以内に面談へ進むかどうかのご連絡をさせていただく予定です。

より詳しいメディアの説明や疑問点の解消、これからどのように活動していくかについて面談します。30分～60分で、お互いの認識のすり合わせを行い、参加に至るまでの具体的なお話を詰められればと思います。オンラインで実施させていただく予定です。

今後、ご一緒させていただく条件などが整いましたら、2025年10月頃から編集部にジョインいただきます。

2025年8月31日（日）23:59まで

以下、ご記入の上お申し込みフォームよりお申し込みください。

（１）プロフィール

• お名前
• 連絡用メールアドレス
• 所属 / 職業

（２）希望するポジション

「編集部メンバー」「外部編集員」からお選びください。その他、特記事項があればお書き添えください。

（３）ポートフォリオ

過去にご自身で制作された作品や記事、活動内容がわかるWebサイトのURLや資料があればお送りください。

（４）課題

【編集部メンバー】

書店で「音楽」「映画」「アート」のいずれかにまつわる本を新たに選び、ビビビときた本を教えてください。その本を見つけた書店名と、その本のタイトル、そしてビビビときたポイントを教えてください！

• • 文字数：800字前後
  • 提出方法：PDF形式
  • ファイル名：「提出日_名前.pdf 」（例）「250831_mine.pdf」

【外部編集員】

あなたがANTENNAで制作してみたい特集テーマを教えてください。

※過去の特集はこちらからご覧いただけます。

• • • 特集のタイトル：30文字以内
    • 特集の概要：最大500字
    • 想定される取材対象者や記事の内容：最大300字以内で箇条書きでも構いません。

   

  • 提出方法：PDF形式
  • ファイル名：「提出日_名前.pdf 」（例）「250831_mine.pdf」

その他、応募に際して不明点やご質問などあれば、お書き添えください。

まずは話を聞いてみたい！という方に向けて、Zoomでのオンライン説明会を実施します。編集部では具体的にどのような活動をしているのか、今年はどんな活動を予定しているのかの説明と、ご質問にお答えします。参加を希望される方は以下のリンクボタンより、申込みください。

• 8月13日（水）18:00-19:00
• 8月19日（火）19:00-20:00

※参加のZoomリンクは、お申し込みをいただいた方に向けて開催時刻までにお送りさせていただきます。

前半30min：ANTENNAのご紹介／2025年以降の動きについて
後半30min：質疑応答

上記以外でも、関わり方の余地はたくさんあると思っていますので、ご提案・ご相談は喜んでお受けします。たくさんのご応募をお待ちしております。

アイキャッチ・デザイン：木村有希