
【2022年6月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です。(五十音順)
- 京都GROWLY 店長:安齋智輝
- Live House nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
the elks
SIRMO STADは京都インディーズシーンにおいて不動の表現者として多方面からリスペクトされるロックバンドであった。活動休止、メンバーチェンジを経てこの度なんと復活に至る。長年背負ってきた名前を変えるということにとてつもない意思を感じています。
プロフィールにもあるように、正と負、明と暗、野性と理性、日常と非常。 両極どちらにも目を向け描出し体現するサウンドは、スピリチュアルに満ち、爆発直前の種火のように我々の心の奥にある「忘れ物」に引火する。
大地や空や大海原といった視線を上げて向かう陽、煩悩や生活や不満といった目を塞ぎたくなる内に内包する陰。どちらも普通に生きる人間にとっては必要なもので、その陰と陽を往来する切符をくれる不思議なバンド。
再始動後の初ステージ、混在の中からどんなエレクトリックな画があぶり出されるかとても楽しみです。
カルマは満ちた!
あなたの秘めた陰陽を、どこよりも優しいthe elksのサウンドに委ねに来てみてください。
the elks 出演イベント:YAGURA 2022 PRE-SEASON MATCH in KYOTO
日時 | 2022年6月26日(日) OPEN 12:30 / START 13:00 |
---|---|
会場 | 京都GROWLY |
出演 | KINEMAS / e;in / MILKBAR / TOMO凸garigari(DJ) / アシタカアヤコ / いとまとあやこ / 今村モータース / ボ・カミオン / メシアと人人 / 余類 / No Fun / the elks / Junny
food: 拉麺BAR凸deko / cafe 1980kyoto / SPACE210 |
料金 | 前売¥3,000円 / 当日¥3,500円(共に+1drink¥500) ※GROWLYのLINE自動予約でも予約可能です! |
安齋智輝

京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
【予約革命!】
⚡️LINE予約が可能になりました⚡️業界初!?
GROWLYでのイベント(一部を除く)を手軽にLINEで自動予約できるシステムができました!
以下のQRコード、もしくはURLで今すぐ登録!
予約したイベントもすぐに確認・変更ができます!
ぜひお試しください!
👉https://t.co/6u2KPPp1Ti pic.twitter.com/V9s83ZrtQ0— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) March 31, 2021
【ガイドライン更新】
本日9/4より一部更新致します。ご来場/ご出演予定の方はご一読お願いします。
・電話番号の聞き取りを廃止、京都市新型コロナあんしん追跡システムの導入(QRコード読み取り→メールアドレス登録)
・1〜2マン時のキャパ変更
出演希望お待ちしております!#ライブハウス再開 pic.twitter.com/aiwBs6TOEE
— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) September 4, 2020
Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト
and Young…
梅田のライブハウス、ハードレインの店長である加納良英氏がギターボーカルとして率いる大阪の3ピースバンド。ベースレスでありながらドラムも含めて楽器の倍音が下にも広がり、低音までしっかり広いレンジで鳴るのが素晴らしい。
決して「売れてるバンド」ではないが、そのライブには確実な定評が常あり、関西で音楽に携わる者なら老若男女問わず指示を集める大阪が生んだ「無冠の帝王」。
キャリアも長いからこそスキルも高く、ステージ上での演奏には一つ一つの粒の揃った音が散りばめられ、本当に「音の宝箱」と言える。音数の少ないアレンジメントだからこそそれらの重みがフィーチャーされ、半端ない説得力の塊しか感じない。(酔ってライブを見ている時にステージのすぐ前で正座してしまったことがある 笑)
その演奏の上で、加納氏が紡ぐメロディは彼独特の気だるそうな声で唄われ、それもまた癖になる。その詩にも、これもまた加納節満載の美しい風景の描写や芯の強い信条が綴られている。かつ彼の声のアンニュイさ故その言葉たちが聴き手の脳内では漢字を使わない「ひらがな」でイメージされる。正真正銘のロックバンドでありながら、どこか無邪気な雰囲気を纏うのはそのせいだろう。
あめにぬれた
あじさいは
かぜにゆれた
名曲「PLAY BOY」のこの一節があるから、この季節はこのバンドを紹介したかった。and Young…のライブは、未体験の若い音楽ファンは絶対に観るべき逸品。
and Young… 出演イベント:『Rainy Town Song』*投げ銭制配信あり
日時 | 2022年6月25日(土) OPEN 17:30 / START 18:00 |
---|---|
会場 | Live House nano |
出演 | and Young… / ハンパ天国 / オクヤマカナコ(sea’s line) / the PARTYS / OA:モラトリアム |
料金 | 前売¥2,000 / 当日¥2,500(共に+1drink¥500) |
投げ銭制配信 | 配信URL 投げ銭リンク |
土龍

1976年京都府生まれ。
二条城の東側にある全国でも稀に見る小ささのライブハウス、livehouse nanoの店長兼音響兼照明兼制作兼雑用。毎年秋には仲間と共にロックフェスティバル「ボロフェスタ」を主催。派手好きの単純思考のパリピの一種。
Live House nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中!
Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を!
You May Also Like
WRITER

- 編集者 / ライター
-
奈良県出身。京都在住。この街で流れる音楽のことなどを書き留めたい。
OTHER POSTS