黒沼英之「HOPE」発売記念『i’m doing good, And you?』
シンガーソングライター黒沼英之が、約10年ぶりに音楽活動を再開することを発表。アルバム『YELLOW OCHER』以来となる新曲“HOPE”を配信リリースしたのは、ニュース記事で紹介した通りだ。
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そして活動再開を記念して、“HOPE”のカセットテープ(¥1,000)を数量限定でリリースするということで、本人に想いを語ってもらった。
“配信リリースが当たり前になった今、手にとって持ち帰っていただけるものをということでカセットを作ることにしました。写真家の川島小鳥さんによるデジタルジャケットを、何か形あるプロダクトに残したいという考えもありました。カセットは溝口功将さんによるデザインで、雪のような白いカセットに、淡いピンクの「HOPE」という文字が光を透かすと美しく、曲に漂うはかなさのようなものを落とし込んでくれました。歌詞カードの文字組みも美しく、ぜひ読みながら、カセットならではの音色を楽しんでいただきたいです。”
カセットのB面には、配信されていないカラオケ音源が収録されているという。ボーカル無しの音源を「Instrumental」ではなく「KARAOKE」と表記したのはどうしてだろうか。
“宇多田ヒカルさんがCDでシングルを出していた頃、カップリングに必ず「Original Karaoke」が収録されていました。当時からその書き方がすごく好きで、勝手ながらささやかなリスペクトを込めて「HOPE(KARAOKE)」としています(笑)。 ”
このカセットは、〈代官山蔦屋書店〉で12月22日(金)から1月7日(日)まで開催される特設フェアで販売される。そして特設フェアではカセットだけではなく、トートバッグ(¥1,800)とロングTシャツ(¥4,000)も販売する。「HOPE」の題字やフェアの「i’m doing good, And you?」というタイトル文字を書いたのは、活動再開に際しての新しいアーティスト写真を撮影した、kudos/sodukのデザイナーで写真家の工藤司。そしてkudos/sodukで多くのグラフィックデザインを手がける出口壮夫がトートバッグとロングTシャツを手掛けた。
“トートバッグは英語の「HOPE」と漢字の「希望」を掛け合わせたユニークなデザインで、目を引きます。きれいな薄いブルーも気に入っていて、カセットを入れて持ち帰るにも、馴染むトートになりました。ロングTシャツはネイビーに「HOPE」の文字刺繍。普段から自分でも着たいな〜という気持ちでシンプルに作っていただきました。”
さらに12月24日(日)、12月25日(月)限定で、目黒の生花店〈花すけ〉によるHOPE特別ブーケが販売されるという。
“目黒にある生花店〈花すけ〉さんは、お花はもちろん、店主の高橋健治郎さんに会いに行くだけで、ハッピーな気持ちになれる個人的パワースポットです。今回の活動復帰もとても喜んで下さって、何か僕にもできることを!という本当にありがたいお言葉から今回のブーケ企画が実現しました。ブーケの包装紙は、花すけのロゴなども手がけるTAKAIYAMA inc.の山野さんにデザインしていただきました。開催時期のクリスマス〜お正月の多幸感を素晴らしいグラフィックにして、このフェアを彩ってくださいました。”
黒沼の活動再開を祝うように、それぞれの人たちが自分ができることを持ち寄って実現したこのフェア。会期中は集まった人たちの温かい気持ちでいっぱいとなるに違いない。クリスマス、そして年末年始。“HOPE”はフェアのタイトル『i’m doing good, And you?』のように、黒沼から久々に会うリスナーへの挨拶のようでありながら、久々に会う人が増えるこの季節にたくさん聴きたくなる曲だ。楽曲を聴いて笑顔になったなら、大切な人と誘い合わせて会場まで足を運びたい。
“10年前、『YELLOW OCHER』というアルバムの発売に合わせて代官山 蔦屋書店でインストアライブを行いました。当日はまさかの大雪で、僕自身も開始時間に辿り着けるか、かなりヒヤヒヤした記憶があります。誰もいなかったらどうしよう…という不安とは裏腹に多くの方に見にきていただき、みんなでよくたどり着いたね!という妙な一体感すら感じました(笑)
代官山 蔦屋書店でアートをはじめとする様々な企画をされている江川さんにご協力いただき、今回のフェアを開催させていただくことになりました。江川さんをはじめ、久しぶりに音楽活動を再開するにあたって、とにかく本当にお祭りのように、たくさんの周りの友人たちに協力していただきました。皆さんにも今年一年の色々なこと、大切な人たちのことを振り返りながら、年末年始の楽しいひと時のお供に、ぜひ代官山にお越しいただければと思います。僕もできるだけ店頭に足を運ぶ予定です! ”
黒沼英之「HOPE」発売記念『i'm doing good, And you?』
日時 | 2023年12月22日(金)~2024年1月7日(日) 営業時間:AM 9:00〜PM10:00 |
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会場 | 代官山 蔦屋書店2号館1階 ブックフロア |
主催・お問い合わせ先 | 代官山 蔦屋書店 03-3770-2525 |
黒沼英之
1989年1月18日生まれ。15歳の頃から作曲を始め、大学進学後より本格的に音楽活動を開始。都内を中心にライブ活動を行い、情感豊かなサウンドでリスナーを増やす。
2012年10月に『イン・ハー・ クローゼット』をリリースし、2012年11月に東京の〈WWW〉にて初ワンマンライブを開催。《SPEEDSTAR RECORDS》に移籍し、2013年6月に『instant fantasy』、2013年11月に「パラダイス」、2014年2月に『YELLOW ORCHER』等の作品をリリースした後、音楽活動を休止。
2023年11月活動再開を発表、約10年ぶりとなるシングル“HOPE”をリリース。
Webサイト:https://kuronumahideyuki.jp/
X(旧Twitter):https://twitter.com/hi_kuronuma
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WRITER
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97年生まれ、みずがめ座。中央線・西荻窪→小田急線・成城学園前。ANTENNAのほかMusicmanなどで執筆。窓のないところによくいます。
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