【2023年3月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です。(五十音順)
- 京都GROWLY 店長:安齋智輝
- livehouse nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
SuperBack
2020年4月にレコメンドしました。そのときは「スーパーバック」でしたが、現在「SuperBack」と改名し活動中の2人組バンド。
以前よりニューウェイブ・ポストパンクの様相は持ち合わせていつつも、収斂のブラッシュアップを経てとんでもないダンスパンクバンドへと変貌。シンセベースを駆使し、ヒリヒリしたギターカッティングとビートを極限ミニマルに仕上げパッケージされた楽曲群。ダンサブル且つパンキッシュでしかもユーモラス。まさにGang of Four⇔The Rapture⇔XTCといった派生を縦横無尽に駆けめぐる興味深いバンドです。
個人的にはメンバーとは職場の後輩でフットサル仲間。なんぼでも肩入れしたいし、高らかに叫びたい。
かっこいいぜSuperBack。
4つ打ち最高SuperBack。
1イベントに1SuperBack。
GROWLYの11周年前夜祭でフリーライブを敢行してくれます!ベース、まだ募集中です!
SuperBack 出演イベント:GROWLY 11th Anniversary!! -前夜祭- SuperBack presents 『Dance from JA/DA』Release Party
日時 | 2023年3月31日 (金) OPEN 18:00 / START 18:30 |
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会場 | 京都GROWLY |
出演 | SuperBack / The Fax / Great Youth / 降之鳥
DJ:ワイニー(Set Free) / Kiong(ODLLY) |
料金 | Charge Free (2drink 別) |
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
【予約革命!】
⚡️LINE予約が可能になりました⚡️業界初!?
GROWLYでのイベント(一部を除く)を手軽にLINEで自動予約できるシステムができました!
以下のQRコード、もしくはURLで今すぐ登録!
予約したイベントもすぐに確認・変更ができます!
ぜひお試しください!
👉https://t.co/6u2KPPp1Ti pic.twitter.com/V9s83ZrtQ0— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) March 31, 2021
【ガイドライン更新】
本日9/4より一部更新致します。ご来場/ご出演予定の方はご一読お願いします。
・電話番号の聞き取りを廃止、京都市新型コロナあんしん追跡システムの導入(QRコード読み取り→メールアドレス登録)
・1〜2マン時のキャパ変更
出演希望お待ちしております!#ライブハウス再開 pic.twitter.com/aiwBs6TOEE
— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) September 4, 2020
livehouse nano 店長:土龍の注目アーティスト
Wee Small Hours
元々はヤマモトケンジ&ヒズ・ラッキーフレンズという名義で活動していた、シンガーソングライターのヤマモトケンジ率いるバンド。ヤマモトケンジ自身の活動名義を「山本夜更」と改めた機会に同時にバンド名義もこれに変更した。音楽性はフォークやジャズといったオールドスクールな音楽ありきで、エレクトロな要素も盛り込みエクスペリメンタルな匂いもするが、結局は日本語の美しさとそれで表現する感情をフィーチャーしたもの。ライブではステージから発せられる多幸感に目を見張るものがある。
山本(通称ケンケン)は、ギター・ヴォーカルでありながらもテナーサックスをプレイすることもあり(そもそも楽器キャリアはこれが最も長いはず)、ジャズへの造詣も深くその思考もどんどんジャズマンらしいドープなものになっている気がする。元々のキャラクターもこれまたジャズマンらしく頑固に理屈をこねまわすタイプ(悪口だな笑)だったが、私生活の中でもより多くの音楽や景色との出会いを重ねるに従い、彼の感受性はますます研ぎ澄まされていき、彼が何かについて語るときの言葉尻の説得力に最近は感服する。すべてのインプットが自分という存在を形作ってくれていると理解し、何も拒まず受け入れることから始めようとする彼の思考はアーティストのそれそのものだ。
作品やその演奏においても、過去よりもその傾向は勿論見ることができ、キャリア故のアンサンブルの強固さだけでなく、そのバンドそのものの呼吸といえるタイム感からのオリジナリティも完成されつつある。もっともジャズマンにとって「完成」という概念はナンセンスなものであるのだが笑
ケンケン、君が調子に乗ったこと言ってても最近は鼻につかなくなったよ。(昔はよく「なんだこいつ」ってなってた笑)
大したもんだよ。
Wee Small Hours 出演イベント:ナノ19周年記念ファイナル 『LOVEFESTA2023』
日時 | 2023年4月2日(日) OPEN 13:30/ START 14:00 |
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会場 | livehouse nano |
出演 | Lainy J Groove / nayuta / 幽体コミュニケーションズ / Amsterdamned / Ribet towns / ゆ~すほすてる / Jagg Keen / Wee Small Hours / EnnU |
料金 | 前売・当日¥2,500 (共に+1drink¥500) |
土龍
1976年京都府生まれ。
二条城の東側にある全国でも稀に見る小ささのライブハウス、livehouse nanoの店長兼音響兼照明兼制作兼雑用。毎年秋には仲間と共にロックフェスティバル「ボロフェスタ」を主催。派手好きの単純思考のパリピの一種。
livehouse nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中!
Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を!
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WRITER
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奈良県出身。京都在住。この街で流れる音楽のことなどを書き留めたい。
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