【2023年4月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です。(五十音順)
- 京都GROWLY 店長:安齋智輝
- livehouse nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
IRIKO
GROWLY、11周年を迎えました。心底みなさまのおかげです。ありがとうございます。今回は周年イベントのセミファイナルに出演する福岡のIRIKOを紹介します!2004年、福岡は久留米にて結成の4人組バンド。僕のIRIKOと出会いは2009年、5月のnanoでの共演でした。(え?15年前?)尖り狂った彼らは、福岡特有の捻りの効いてジャキンとしたそれはそれはかっこいい音で叫び、まさしくロックと興奮の渦をブチかまします。世代の近い僕らは「負けた」そう思いました。あれからコンスタントに関係は続き、約15年たった今も変わらず「負けた」に角度をつけトッピングしてぶつけてくる化物です。ギターの中西君、今もギターちゃんとかけないし。(試奏スタイル)
彼らに出会い、より音楽への造詣を深めなきゃヤバイぞと思わされたのを覚えています。力強いとかエモーショナルとかいろんな形容はすべて陳腐で、ロックミュージックとして編曲から歌までが「整っている」サウンド変化球なのに全部名曲ってなぜなん?!フィジカルも音楽IQも人格もすべてにリスペクトできるバンドだと思っています。ギターの中西君はPanicsmileにも参加してます。
そんなIRIKO、今年も来てくれます!
褒めちぎったのでぜひ観に来て欲しいです。
Webサイト |
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IRIKO 出演イベント:2023年5月6日 (土) @GROWLY GROWLY 11th Anniversary!! -セミファイナル!!- 『Gold』
日時 | 2023年5月6日 (土) OPEN 14:30 / START 15:00 |
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会場 | 京都GROWLY |
出演 | about a ROOM / モラトリアム / The Fax / 踊る!ディスコ室町 / モケーレムベンベ / SOOZOO / Hue’s / AIRCRAFT / IRIKO food: もっさんcafe / すずみん食堂 |
料金 | 前売り ¥2,400 / 当日 ¥2,900(共に+1drink) |
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
【予約革命!】
⚡️LINE予約が可能になりました⚡️業界初!?
GROWLYでのイベント(一部を除く)を手軽にLINEで自動予約できるシステムができました!
以下のQRコード、もしくはURLで今すぐ登録!
予約したイベントもすぐに確認・変更ができます!
ぜひお試しください!
👉https://t.co/6u2KPPp1Ti pic.twitter.com/V9s83ZrtQ0— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) March 31, 2021
【ガイドライン更新】
本日9/4より一部更新致します。ご来場/ご出演予定の方はご一読お願いします。
・電話番号の聞き取りを廃止、京都市新型コロナあんしん追跡システムの導入(QRコード読み取り→メールアドレス登録)
・1〜2マン時のキャパ変更
出演希望お待ちしております!#ライブハウス再開 pic.twitter.com/aiwBs6TOEE
— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) September 4, 2020
livehouse nano 店長:土龍の注目アーティスト
サスライナンバープレート
大阪の3人組。エレクトロな音でありながら歪んだギターのダイナミズムも印象的なロック?バンド。出会ったのはもう5年前くらい。業界のある友人から「大阪にやばいバンド現れた」と聴かせてもらった時に思い出したのはBOaT(元SPACE KUNG-FU MANのAxSxEをリーダーとした男女5人組。2001年解散。natsumenの母体的バンド。)のエクスペリメンタルかつトゥー・マッチな詰め込み具合。
出会った当時シーンを賑わせていたトラックメイカー界隈のアーティストたち。その時に最も印象的だったアーティストが長谷川白紙で、彼の楽曲の何がそうさせたかというとフライング・ロータスを彷彿とさせる大胆なジャズの生音サンプリングからあたかもスピッツのようなJpop加減を一つの曲にアレンジとしてぶち込む屈託のなさ。アイデアをそのまま形にすることに臆さないアプローチに参った憶えがある。
サスライナンバープレートの音楽にも同じニュアンスがあり、思いついたアレンジを雑多かつ矢継ぎ早に詰め込んではいるが、最終的に曲を通してポップにステップ&シングな仕上がりを見せているところに唸らされる。技術の進歩がより具現化の後押しをしてくれていることは明らかだが、それを是とする音楽制作におけるZ世代とで言おうか、オールドスクールな音楽ファン(どちらかと言うと)としては相当な衝撃を食らった。勿論BOaTやnatsumenにも同じテイストを感じたからこそ好きになったわけだけど、音楽におけるオルタナティブな志向というものにも、また新しい波が来てるのだなとリアルに感じさせてくれたのが地元関西から現れたサスライナンバープレートだった。
時は流れ、コロナ禍中にメンバーを刷新した彼らがまた〈nano〉に出演することに。テイストは継続されているけれど、機材もブラッシュアップされ以前からさらに実験的でありながら、その上でより一層ポップなサウンドに仕上げる実力を備えるようになった。きっとコロナ禍に表に出れなかった分部屋にこもってひたすら制作を続けていたんだろう。そんなオタク気質によるプライベートな空間で高められた音楽は、今から一気に外に放たれていくんじゃないかって期待に胸が膨らむ。
各所のDJがピックアップして、クラブヒッツになればいいのにな。フロアは爆上げ必至です。
サスライナンバープレート 出演イベント:『リズム&ソングス』
日時 | 2023年5月7日(日) OPEN 17:00 / START 17:30 |
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会場 | livehouse nano |
出演 | ザ・シックスブリッツ/ ALL ITEM 10 TIMES/ MELTME/ VANQULLWAR’S/ サスライナンバープレート |
料金 | 前売り ¥2,500 / 当日 ¥3,000(共に+1drink¥500) |
土龍
1976年京都府生まれ。
二条城の東側にある全国でも稀に見る小ささのライブハウス、livehouse nanoの店長兼音響兼照明兼制作兼雑用。毎年秋には仲間と共にロックフェスティバル「ボロフェスタ」を主催。派手好きの単純思考のパリピの一種。
livehouse nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中!
Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を!
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WRITER
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奈良県出身。京都在住。この街で流れる音楽のことなどを書き留めたい。
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