【2022年2月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!
今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です(五十音順)。
- 京都GROWLY 店長:安齋智輝
- Live House nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
MoritaSaki in the pool
去年、突如現れた若手4ピースバンド。Morita Sakiという実在(?)の人物に向けて放たれる楽曲、プールという独特なテーマのもとに綴られる世界観。とっても変だ!!
それでもってサウンドは純度の高いバキバキのシューゲイザーで、slowdiveやRide、Chapterhouse、Ringo Deathstarrといったポップmeetsミニマルの系譜にある。
男女ツインボーカルというのも特徴で、ユニゾンで作り上げていくメロディの骨格がとても心地よく清々しい。近年シューゲイザーバンドは数あれど、MoritaSaki in the poolのどこかソフトで茶目っ気があり、それでもぶっ飛んでるなと思わせる轟音バンドは希少だと思う。まだまだスタートしたばかり、これからどう化けるのか楽しみなバンドです。
新年初ライブでした。
今年はよろしくお願いします。 pic.twitter.com/1nwJ00gCC3— MoritaSaki in the pool (@MoSakiinthepool) January 14, 2022
MoritaSaki in the pool出演イベント:Mello Yellow
日時 | 2022年2月23日 (水・祝) OPEN 17:00 / START 17:30 |
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会場 | 京都GROWLY |
出演 | Pines. / MoritaSaki in the pool / LEEVE ROSELYN / DISTRESS / Mad Sea Jr. |
料金 | 前売¥2,500 / 当日¥3,000 前売¥2,000円 / 当日¥2,500円(共に+1drink¥500) |
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
【予約革命!】
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GROWLYでのイベント(一部を除く)を手軽にLINEで自動予約できるシステムができました!
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👉https://t.co/6u2KPPp1Ti pic.twitter.com/V9s83ZrtQ0— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) March 31, 2021
【ガイドライン更新】
本日9/4より一部更新致します。ご来場/ご出演予定の方はご一読お願いします。
・電話番号の聞き取りを廃止、京都市新型コロナあんしん追跡システムの導入(QRコード読み取り→メールアドレス登録)
・1〜2マン時のキャパ変更
出演希望お待ちしております!#ライブハウス再開 pic.twitter.com/aiwBs6TOEE
— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) September 4, 2020
Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト
余類
京都のうたうたい、村島洋一によるバンドプロジェクト。ギターボーカルとリズム隊、ピアノ、そしてノイズエフェクトによるバンドには違いないが所謂「その形」から逸脱した楽団?集団?「人間たち」?バンドという言葉を使うのに躊躇させる輪郭が素晴らしい。
村島のアコースティックギターと言葉とメロディを中心に織りなすアンサンブルはとても美しく、ライブのことを「上演」と呼ぶ彼が牽引するステージが繰り広げられると、そのライブハウスは由緒正しき劇場のような高尚な場所に感じられる。それはその演奏中にステージからほと走る緊張感によるものだろう。
彼の曲がステージの上にいる人間たちと共に鳴らされていることには違いないが、バンドの良い意味でのその瞬間のヴァイブスに委ねる「勢いもまた武器」といったものとは相反する、無数の針の穴に一本一本素早く的確に糸を通していくような緻密な演奏。かと思えばそれらを全て薙ぎ払うような耳を突くノイズ、からの再構築。スクラップ・アンド・ビルドの連続だ。その真ん中に凛として真っ直ぐに立ち続ける人間・村島洋一の言葉とメロディ、つまり「歌」。
それらが積み重ねられた結果、本人たちとそれを観ていたフロアを包み込むのは圧倒的な多幸感。そこまで辿り着いて初めてヴァイブスが爆発する。ステージ上の楽器もハコもその場にいる人間の心の身体も思い切り震わせる倍音が鳴り響く。
なんだか大袈裟に書いているように見えるかもしれないけど、「凄いものを観た」、そんな感動を与えてくれる存在、それが余類。
余類出演イベント:ナノ18周年月間第4話 『勝鬨』
日時 | 2022年2月23日(水・祝) OPEN 17:30 / START 18:00 *変更の場合あり |
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会場 | Live House nano |
出演 | 余類 / ナイトサファリ / 火暗し |
料金 | 前売¥2,500 / 当日¥3,000(共に+1drink¥500) |
配信URL | |
投げ銭送金先 | STORES→https://livehousenano.stores.jp |
土龍
こんにちは。
土龍(もぐら)です。
京都生まれの京都育ち。
受験戦争の申し子を経て、めでたく京都大学入学。
でも何を間違ったか8年間在籍。
大学生活のほぼ全ては、大学構内より焼き鳥「どん」かライブハウスで過ごす。
やってきたチャンスに上手いこと乗っかって現在は、京都市中京区は二条城の近くの「livehouse nano」(http://livehouse-nano.com/)の店長。
自身の音楽活動としてはライブハウスの経営以外にも、京都の秋のロックフェスティバル「ボロフェスタ」主催チームの1人であったり、仲間のバンドにひょこっと参加してアルトサックスをご機嫌にブロウしたり。
またライブイベントの司会を務めることも多く、京都のライブイベントで司会者といえば「土龍」だろうと勝手に思ってたり。主催している「ボロフェスタ」でももちろん名物司会者として名を馳せてたりそうでもなかったり。
派手好きの単純思考。
関西屈指のパーティピープル。
土龍のいるフロアは華やぐとかそうでもないとか。
あ、あと2人の娘の父親。
Live House nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中!
Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を!
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WRITER
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奈良県出身。京都在住。この街で流れる音楽のことなどを書き留めたい。
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