【2024年4月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です。(五十音順)
- 京都GROWLY 店長:安齋智輝
- livehouse nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
ゆ~すほすてる
もはやレコメンドするまでもないかもしれませんが、京都随一の4人組インディポップバンド。そりゃサウンドは様々なバックグラウンドがあり、pavementが好きなあなたも、フリッパーズギターが好きだったあなたも、ヴェルベットクラッシュにときめいたあなたも、きっとハッとするナードでポップなロック。
「自分、やる気あります」から始まり畳みかける3分間の興奮と感涙の応酬、もうこちらの感情ぐちゃぐちゃです。武器を持たず、盾も持たない。日常の荒波をノーガードでボコボコに受け、日常で垣間見える些細な幸せを見逃さず。日記や手紙のように綴られた歌詞はなぜか自分にも多くあてはまり、庶民の小さくも大きい心の動きを代弁してくれてるかのよう。ただ音だけをまとい本気で遊ぶほんとの大人とは、こんなにも愛おしい。
ふらっと来てさらっとやるカジュアルなスタイルで、これから幾つになっても共に拳をあげて泣き笑いしたい。そんなゆ~すほすてるは自身のレコ発ファイナル&GROWLYの12周年イベントでみんなをあっと驚かしてくれます!多幸感に満ちあふれること間違いなしの夜、寄り添いにおいでください!
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ゆ~すほすてる 関連イベント:【GROWLY 12th Anniversary!!】 ゆ~すほすてる「引っ越ししたい」リリースツアーファイナル "みんなのことあっと驚かせるパーティ"
日時 | 2024年5月4日 (土) open 17:00 / start 17:30 |
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会場 | 京都GROWLY |
出演 | ゆ〜すほすてる / 踊る!ディスコ室町
food: らぁ麺 とうひち / 喫茶室ラハト |
料金 | ¥3,500(共に+1drink) |
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
【予約革命!】
⚡️LINE予約が可能になりました⚡️業界初!?
GROWLYでのイベント(一部を除く)を手軽にLINEで自動予約できるシステムができました!
以下のQRコード、もしくはURLで今すぐ登録!
予約したイベントもすぐに確認・変更ができます!
ぜひお試しください!
👉https://t.co/6u2KPPp1Ti pic.twitter.com/V9s83ZrtQ0— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) March 31, 2021
【ガイドライン更新】
本日9/4より一部更新致します。ご来場/ご出演予定の方はご一読お願いします。
・電話番号の聞き取りを廃止、京都市新型コロナあんしん追跡システムの導入(QRコード読み取り→メールアドレス登録)
・1〜2マン時のキャパ変更
出演希望お待ちしております!#ライブハウス再開 pic.twitter.com/aiwBs6TOEE
— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) September 4, 2020
livehouse nano 店長:土龍の注目アーティスト
RAINCOVER
京都を中心に活動する4ピースのパンクバンド。とでもいっておくか。というのは、パンクやロックと言われるマインドはもちろん大事にしたいし大好きだけど、そういう形や概要はどうでもよく、飽くまで大事にしたいのはRAINCOVERという「バンド」であり、その「バンド」が唄う歌。
Vo.辻出が唄いたいのは、色を付けるならば「青い」感情の歌。透き通った青。カラッと気持ちいい歌。拳と拳をトンッと合わせるような、冷えたジョッキに注がれたビールで乾杯するような、友達同士でゲラゲラと笑い合うような、そんな何のしがらみもない透き通った感情で、大切にしたい場所や人や音楽のことを精一杯でかい声で唄う。
でもバンドを続けることや、そのために営む生活の中には、どうしてもモヤつく思いは生まれてしまう。それを「そういうこともあるやん!生きてたらしゃーないやん!」って肯定しながらも、それを振り切って、その濁りをどこまで濾過できるかってことに対して必死にもがく。さらに「日々しんどい奴らも俺らの歌で元気になってや!」と周囲の人も勇気づけようとすらする。
少年漫画の主人公には憧れている。でもそんな風にはなれる気がしない。じゃあ、なれなくってもいいやん。そうなりたいねん!って正直な自分を叩きつける。
「聖者になんてなれないよ。だけど生きてるほうがいい。だから僕は唄うんだよ。精一杯でかい声で。」
なんともこの有名なパンチラインが似合うじゃないか。透き通らなくてもいいよ。汗と泥にまみれて、ぶっとい芯を、色んな人と場所にぶっさしてやろうぜ。それが「RAINCOVER」ってバンドだろ?
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RAINCOVER:RAINCOVER pre. 会場限定single「sleeps」release 4ヶ月連続ツーマン企画 『羅武羅武』京都編
日時 | 2024年5月3日 (金・祝) open 19:00 / start 19:30 |
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会場 | livehouse nano |
出演 | RAINCOVER / Some Life |
料金 | 前売り・当日 ¥3,000(+1drink¥500) |
チケット |
土龍
1976年京都府生まれ。
二条城の東側にある全国でも稀に見る小ささのライブハウス、livehouse nanoの店長兼音響兼照明兼制作兼雑用。毎年秋には仲間と共にロックフェスティバル「ボロフェスタ」を主催。派手好きの単純思考のパリピの一種。
livehouse nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中!
Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を!
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WRITER
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奈良県出身。京都在住。この街で流れる音楽のことなどを書き留めたい。
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