【2024年9月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です。(五十音順)
- 京都GROWLY 店長:安齋智輝
- livehouse nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
Yoctopolis
奈良で活動、改名を経て10年以上のキャリアをこなす4人組ロックバンドです。GROWLYにとっては出演頻度は少ないが確かな常連、信頼すべきバンドとして要所要所で欠かせない存在。サウンドはとても内省的でオルタナティヴロックのざらつきを擁するも、フックの効いたアレンジの妙技と文学的な詞世界を轟音で鳴らすもんだから、腹の底から徐々に燃え上がってくるような熱さがこちらに伝播するかっこよさ。
syrup16gやRadioheadなんかが引き合いに出されますが、僕の中ではEMO。メンバーもとても内向的?シャイ?な感じではありますが、一物腹にかかえてて何かを狙ってる感がずっとある、とても愛すべき人たち。拳をあげてうぉーっとなるのも良いが、きゅーんと微熱の中で涙するのもとても良い。
そんなことを毎回教えてくれる静かな衝動、Yoctopolisは真にすばらしいロックバンドです。彼らが、まさかの、京都で企画を開催!!これはレアでもありアレでもある。見逃せません。
X(旧Twitter) |
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Yoctopolis 出演企画:Yoctopolis present 「グローリーに月」
日時 | 2024年10月14日(月・祝) open 17:00 / start 17:30 |
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会場 | 京都GROWLY |
出演 | Yoctopolis / ANYO / Lambda / kagari
DJ:堀 一也(AYNIW TEPO) / 五味 岳久(LOSTAGE)
food::むらぴ屋 |
料金 | ¥2,500(+1drink) |
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
【予約革命!】
⚡️LINE予約が可能になりました⚡️業界初!?
GROWLYでのイベント(一部を除く)を手軽にLINEで自動予約できるシステムができました!
以下のQRコード、もしくはURLで今すぐ登録!
予約したイベントもすぐに確認・変更ができます!
ぜひお試しください!
👉https://t.co/6u2KPPp1Ti pic.twitter.com/V9s83ZrtQ0— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) March 31, 2021
【ガイドライン更新】
本日9/4より一部更新致します。ご来場/ご出演予定の方はご一読お願いします。
・電話番号の聞き取りを廃止、京都市新型コロナあんしん追跡システムの導入(QRコード読み取り→メールアドレス登録)
・1〜2マン時のキャパ変更
出演希望お待ちしております!#ライブハウス再開 pic.twitter.com/aiwBs6TOEE
— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) September 4, 2020
livehouse nano 店長:土龍の注目アーティスト
ANABANTFULLS
埼玉発のロックバンド。通称アナバン。関東のバンドながらフットワーク軽く関西に頻繁に出没、ヘヴィなリフを中心にヴァイブスを叫ぶ。
「ウェルカム・トゥ・ザ・ミラクル!」
随分と前だが、初めてのANABANTFULLSがnanoに出演した時のリハで最初に演奏した曲でもう大好きになった。初めてのリハーサルでCメロのヴォーカルにディレイをかけた。正しいからだ。彼らの音楽を僕は知っていた。Nirvana、Green Day、weezer、Foo Fightersなどの野太いアメリカのロックバンドと同じタイプだって思った。打ち上げでそんな話をしたと思う。後にVo.ヤスは「あの時初めて打ち上げで音楽の話ができました。だからnanoが好きです。」と伝えてくれた。そこからnanoとアナバンは、京都のハコと埼玉のバンドなのに、誘うと秒でOKがもらえる関係性になった。
nanoとの付き合いは随分と長くなってきたが、その中で彼らはガムシャラにバンド活動を続けることに踏ん切りがついた(をつけた)印象がある。生活もある。もういい年齢だ。家庭もある。でもバンドはやる。憧れは保ち続けたい。ロックが好きだ。じゃあ、どうする。自分の信じるロックを自分の信じる音量で鳴らす。セルアウトするかどうかはわからない。が、せめて嘘のない、自分で心底カッコ良いと思うロックを鳴らす。人生を賭けて。
今回アルバムがリリースされた。信じられないくらいピュアだった。覚悟を決めている男たちの音だった。もはやハードコアの類だと思った。
嘘のない人生、それだけでかっこいいだろ?
なあ、キョーダイ。
X(旧Twitter) | |
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Webサイト |
ANABANTFULLS 出演イベント:ANABANTFULLS『NU HEAVY TOUR』
日時 | 2024年10月5日 (土) open 18:30 / start 19:00 |
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会場 | livehouse nano |
出演 | ANABANTFULLS / wash? / 171 |
料金 | 前売り ¥3,000 / 当日 ¥3,500(共に+1drink) |
チケット予約 |
土龍
1976年京都府生まれ。
二条城の東側にある全国でも稀に見る小ささのライブハウス、livehouse nanoの店長兼音響兼照明兼制作兼雑用。毎年秋には仲間と共にロックフェスティバル「ボロフェスタ」を主催。派手好きの単純思考のパリピの一種。
livehouse nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中!
Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を!
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WRITER
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奈良県出身。京都在住。この街で流れる音楽のことなどを書き留めたい。
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